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現役の報告・ 2005年9月29日 (木)

2005 岩メイン 北岳バットレス登攀報告
8/15〜21(5ー2) 岩メイン 北岳バットレス
L:見瀬(4 AL:勝亦(3 M:卓郎 寺尾(2
<時間とルート>
15日 晴→にわか雨
広河原(7:00)→白根御池=BC(9:30〜11:00)→bガリー取り付き(12:30)→BC(14:30)
Lだけ勘違いして先行する。BC設営後、偵察に取り付きまで行く。にわか雨に降られて帰る。L以外は途中のボルダーで遊ぶ。白根御池は1人1泊500円。半額に負けてもらう。

8/15 晴れ
広河原(7:00)ーB.C(9:30〜11:05)ーbガリー大滝下(12:30)ーB.C(14:00)
Lを捜索するがいないので出発するが、道をまちがえた。B.C.で合流。大樺沢沿いを行くほうが楽。のんびりした後、偵察に行く。bガリー大滝下でにわか雨が降ってきて引き返し。

16日 晴→にわか雨→曇り 見瀬、卓郎
 bガリー大滝→第4尾根主稜
BC(3:50)→bガリー取り付き(5:20〜30)→終了(10:00)→北岳(10:30〜11:05)→BC(12:35)
注:以下グレードは我々の体感グレードである。記録を参照される方は他のトポとよく見比べてほしい。番号は一般的なトポに準拠している。(見瀬
bガリー大滝 バットレス沢を詰め、右岸の踏み跡を行く。II級程度のガレた沢を少し詰めて、大滝下に取り付く。
(1) 20m III 右手の赤褐色のクラックを登る。(卓郎
(2) 40m III やさしい階段状のスラブ。(見瀬
緩傾斜帯に出てロープを解く。踏み跡をたどり、cガリーを横断し、ガリー沿いにガレ場を登る。ペイントがあり、ヒドンスラブの発見は容易。
第4尾根主稜 ヒドンスラブを登り、広い取り付きテラスへ。
 0 35m IV ヒドンスラブを登り、踏み跡を行く。(見瀬
(1) 30m Vー つるりとしたクラック(Vー)を登り、スラブ(III)を登る。(卓郎
(2) 35m III 易しいフェースを直上。バンドを右に回ってビレー。(見瀬
(3) +(4) 50m III 傾斜の緩い白い岩クラックを登り、リッジ。つなげて1ピッチにした。(卓郎
(5) 30m Vー 3mの垂壁(Vー)〜リッジ(III)。垂壁は大分寝ており、垂直ではない。マッチ箱の頭まで。そこからdガリー側へ10m懸垂。(見瀬
(6) 30m IV クラックを登り、フェースに出て、リッジ上のクラック〜フェースを登る。雨が降ってくる。(卓郎
(7) 20m III+ 左の凹角にトラバースして凹角を登る。枯れ木テラスまで。前のピッチとつなげるのは難しいと思う。雨が止む。(見瀬
(8) 20m III バルジを越え、易しいスラブへ。(卓郎
(9) 40m リッジ上の踏み跡。濡れていたので念のためザイルを出す。(見瀬
ロープを解き、踏み跡をたどって、稜線上の夏道を登り、頂上へ。夏道をBCまで。
<パーティ> 時間読みより1時間早かった。他は特になし。

8/16 ガス一時雨
B.C.(4:00)ーbガリー大滝(6:15〜55)ー第四尾根(7:50〜10:20)ー北岳(10:50〜11:05)ーB.C.(13:40)
bガリー大滝
40m+40m。III。階段状。勝亦、寺尾。
cガリー手前で見瀬パーティーが行くのをしばらく待つ。
スラブ(III)〜踏み跡を1P出して弟四尾根取り付きテラスへ。勝亦。
第四尾根主稜
1〜3P:「日本の岩場」どおり。寺尾、勝亦、寺尾。
4P:35m。リッヂ〜小垂壁〜リッヂ。勝亦。
dガリー側にラッペル。この後一時雨。
5P:30m。凹角〜スラブ。寺尾。
6P:40m。リッヂを城砦チムニーの上まで。勝亦。
7P:40m。II。スラブ。寺尾。
スピーディーに登れた。残置豊富。

17日 曇り→霧雨 見瀬、卓郎 疲れていないので、この日も登ることにする。
 dガリー大滝→第4尾根主稜→中央稜ノーマルルート
BC(2:50)→バットレス沢出合い(3:40〜4:30)→dガリー大滝取り付き(5:00〜15)→第4尾根(9:00〜11:30)→中央稜(12:05〜15:00)→終了点(15:00〜15)→北岳(15:30〜40)→BC(17:20)
岩が濡れていると予想されたのでバットレス沢出合いで時間待ち。
dガリー大滝 バットレス沢のひとつ向こうのcガリー沢右岸の踏み跡を詰める。バンドを15mほど上がって取り付く。
(1) 20m IV 1段上がり、縦ホールドばかりのスラブを登る。濡れて不快調。(卓郎
(2) 30m III+ スラブを登る。(見瀬
緩傾斜帯に出るが、横断バンドがどれかわからず、右往左往する。後続の社会人パーティに教えてもらうが、最後までよくわからなかった。おそらく、早い段階からピラミッドフェースに近づきすぎたのではないかと思う。
4尾根へ至る道 dガリー大滝終了点からロープを解くことなく進む。
(1) 40m 7〜8mくらい上のバンドをひたすら右にトラバース。踏み跡を歩き、ガレ場の手前で切る。(見
(2) 20m ガレ場の右岸を上る。(卓郎
(3) 40m II しっかりとした踏み跡を上り、尾根上に出る。(見瀬
(4) 35m IV リッジ上を登り、いやらしいクラックを登ってハングの手前で右に大きくトラバース。(卓郎
(5) 25m III 踏み跡を左へたどり、再び尾根上へ。(見瀬
(6) 40m III+ 一度、右へトラバースし、稜上へ上がり、取り付きテラスまで。
第4尾根主稜
(1) 30m Vー つるりとしたクラックからスラブ。(見瀬
(2) 35m III 易しいフェースを直上。(卓郎
(3) +(4) 50m III 白い岩クラックからリッジ。(見瀬
(5) 30m Vー 3mの垂壁〜リッジをマッチ箱の頭まで。そこから10m懸垂。(卓郎
(6) 45m IV つなげようとするも足りず。枯れ木テラスの5mほど下でビレー。(見瀬
(7) 15m III 枯れ木テラスの少し下の懸垂下降点へ。(卓郎
40m懸垂でcガリーに降りる。落石多い。
中央稜ノーマルルート 少し歩いて取り付きへ。
(1) 25m IV+ かぶり気味の大まかなフェースを左上後、窮屈でかぶったバンドを左へトラバース。2人ともここでA0。ルンゼを少し上がって切る。(見瀬
(2) 20m III リンネを登る。(卓郎
(3) 35m IV+ バンドを右斜上し、ハングの切れ目を登る。壁の弱点をついた好ルート。第3ハングの下でビレー。このあたりから若干霧雨が降ってくる。(見瀬
(4) 15m IV ハングを左に回り込み、崩壊跡のある脆い凹角を登る。リッジ上でビレー。(卓郎
(5) 45m III リッジを登る。(見瀬
(6) 40m II 脆いリッジから踏み跡。雷鳥がお出迎え。(卓郎
ロープを解いて、10分ほど歩いてピーク。のんびり歩いてBCまで。
<パーティ>4尾根に取り付くまでに迷って時間かけすぎた。たくさん踏み跡があり、わかりにくい。なるべく、緩くて道のある所を選び、尾根に上がるのはぎりぎりまで待った方が良さそうだ。それ以外はスピーディに行けた。中央稜は時間的にもぎりぎりで入るかどうか、かなり悩んだが、天候の急激な悪化は無いと見て入った。結果的に行けて良かった。

8/17 霧雨のちくもり
B.C.(3:05)ーdガリー大滝〜下部フランケ〜上部フランケ〜第四尾根(6:20〜15:20)ー北岳(15:50〜16:05)ーB.C.(17:35)
霧雨の中出発。大樺沢で時間待ちする。dガリーは2パーティ待つ。
dガリー大滝
1P:IV-。勝亦。
2P:III+。寺尾。
下部フランケ
1P:40m。IV+。目の前の草付き凹角。勝亦。
2P:15m。I。緩傾斜帯。寺尾。
3P:30m。VA1。フェースを人工で登り、凹角内のハング。人工はカラビナの通らないハーケンばかり。エイリアンもないと届かない。キャメロット0.75〜2番あたりが有効。
4P:20m。IV+。チムニー〜凹角。
5P:40m。V(IV+A0)。チムニー〜右のカンテ〜フェースを左上。勝亦。
上部フランケ
1P:45m。III+。濡れた草付きバンドを左下にトラヴァース。寺尾。
2P:20m。III。草付きフェースを凹角下まで。勝亦。
3P:25m。V。かぶった凹角〜草付き凹角。寺尾。
4P:40m。IV。コーナークラックとスラブをマッチ箱の下まで。勝亦。
5P:45m。III。四尾根に合流し枯れ木のテラス下まで。寺尾。
6P:50m。III。緩傾斜帯まで。勝亦。
充実した。濡れているところも多かったが内面登攀を楽しめた。

18日 晴 休養停滞

8/18 晴れ
休養停滞。

19日 晴→霧雨 見瀬、寺尾
 ピラミッドフェース→第4尾根主稜
BC(3:20)→ピラミッドフェース取り付き(4:50〜5:10)→第4尾根上(11:00)→枯れ木テラス(12:00〜13:20)→終了点(13:40)→北岳(14:10)→BC(15:30)
ピラミッドフェース dガリー大滝の1つ右の凹角が取り付き。
(1) 40m IV+ 浅い凹角を登る。最後のスラブが難しい。(寺尾
(2) 25m II 草付きバンドを左にトラバース。(見瀬
(3) 35m III+ 1段上のバンドに上がり、もう1段右上にあるテラスに上がる。左から回り込むと容易だが、ロープの流れが悪くなるのでまっすぐ右上するか、左の緩傾斜帯をそのまま上がり、ハング下のバンドに合流した方が良い。(寺尾
(4) 30m IVー フェースを登り、崩壊したハング下の浮石だらけのバンドを左へトラバース。ロープによる落石注意。終了点を補強した。(見瀬
(5) 15m II バンドを右上。(寺尾
(6) 30m V 逆層のフェースからクラック。クラックがムズイ。(見瀬
(7) 20m IV+ つるりとしたクラックから逆層のフェース。寺尾はA0。(寺尾
(8) 35m IV+ バンドを左にトラバースしてから逆層のフェース。1ヶ所だけ、少しかぶったところが難しい。(見瀬
(9) 20m V フェースを左上し、垂直のコーナークラック。出口にバチ効きのナッツが残置してあるが、あれが無いとランナウト。寺尾A0。このあたりから霧雨。(寺尾
(10) 50m IV 左のつるりとした凹角から階段状。4尾根主稜の1ピッチ目終了点のやや上に出るが、2ピッチ目終了点までのばす。
第4尾根主稜 3ピッチ目から
(3) +(4) 50m III 白い岩クラックからリッジ。(寺尾
(5) 30m Vー 3mの垂壁〜リッジをマッチ箱の頭まで。そこから10m懸垂。(見瀬
(6) 30m IV クラックを登り、リッジ上のクラック〜フェースを登る。リッジ上で切る。(寺尾
(7) 25m IV+ リッジ上を登り、枯れ木テラスへ。(見瀬
 cガリーへ懸垂するが、Mが降りてくる途中で雨が強くなったのでロープを上り返し。
(8) 30m III バルジを越え、易しいスラブ。はい松で切る。(寺尾
(9) 20m II 雨が降っていたので念のため出す。(見瀬
ロープを解いて30分ほど歩いて、北岳へ。夏道をBCまで歩く。下は晴れていた。
<パーティ>時間的には中央稜も行けたと思う。
  L:天気読みミス
  M:問題なし

8/19 晴れのちガスのち雨
B.C.(3:35)ー第五尾根支稜取り付き(5:30)ーDガリー奥壁(7:15〜10:00)ー北岳(10:30〜11:20)ーB.C.(13:00)
第五尾根支稜
1P:30m。III。バンド左上〜フェース。勝亦。
2P:30m。III-。ブッシュのリッヂ。卓郎。
三級程度のdガリーをノーザイルでしばらく登り四段ハング下まで。ここは各ルートからの落石が集中する。
Dガリー奥壁
1P:20m。V+。四段ハングを直上。支点豊富。勝亦。
2P:25m。V+。クラックをしばらく登り、短いスラブ(V+)をこえる。卓郎。
3P:25m。III。草付きフェース。勝亦。
4P:40m。IV。チムニー〜スラブ〜城砦チムニー。卓郎。
5P:40m。II。第四尾根の最終ピッチ。勝亦。
おもしろいルート。中央稜へは天気が不安で入らなかった。正解。

20日 晴→曇り 休養停滞 カリンさんに会う。

8/20 晴れ
B.C.(2:50)ーピラミッドフェース(5:10〜6:20)ーB.C.(9:00)
ピラミッドフェース
1P:40m。V-。dガリー大滝右の凹角〜スラブ。III級とは思えない。卓郎。
2P:25m。II。草付きバンドを左上。勝亦。
このバンドを15mほど歩いたところで勝亦がぎっくり腰。なんとかピッチを終了させ、dガリー大滝を50mのラッペルで引き返し。

21日 晴 ALが腰を痛めたので下山。
BC(6:20)→広河原(7:50)
 みんな先に行ったものだと勘違いし、またLだけ先に下りてしまう。確認するべきだった。

8/21 晴れ
下山。
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