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現役の報告・ 2004年4月19日 (月)

2004春大雪十勝全山縦走
大雪十勝全山縦走
4月14〜18日(4−1)
L馬詰(5) M中島(2)
Route
14日 晴れ後曇 姿見駅11:15−旭岳12:45−白雲岳避難小屋15:20
4月3日に一度石室で引き返し、二度目のトライ。寒冷前線の通過のはずだが旭岳温泉につくとよい天気。ロープウェーで上り、歩き出す。石室を過ぎてすぐアイゼンに変えて快調に上る。頂上につくころから風が強くなってきて曇ってきた。外輪山につくと強風で振られる。アイゼンで白雲岳のコルを目指す。雲は高いところを行くので雲に巻かれる心配はとりあえずなさそうだ。白雲避難小屋は立派な小屋で、埋まる心配もない。二階から入り快調な一夜。夜から冬型になり、かなりの風が吹いていた。
15日 曇 白雲岳避難小屋5:45−忠別岳8:20−ヒサゴ沼避難小屋10:50〜11:40−トムラウシ山14:45−三川台Co1660 16:30
朝起きると風は少し弱まっている。歩き出そうとするが真っ白なので一時間ほど待つ。すると時々視界が出るので出発。風は強く昼過ぎまで振られる風が吹いていた。ハイマツや岩が出ているし、強風でクラストしているのでシーズリ。すると途中でシールの後ろの紐が切れる。岩が出ていると弱いようだ。忠別岳につくころから視界も出てきて一安心。五色岳からは磁石を切りつつヒサゴ沼へまっすぐ下る。風でかなり消耗したので避難小屋で一休み。立派な小屋で二階から入れるが、ドアが開いていて中は雪まみれだった。茶を飲んで出発。天沼へ続く沢型は雪崩の危険があるので右岸の尾根を上る。天沼でのっこすか否かで小一時間ほど悩む。引き返そうと思った瞬間晴れてきた。Mも「行きましょう!」とのことでのっこす。トムラは西側に回りこみ空身でアタック。十勝連邦が美しい。その後は三川台まで相変わらず強風とクラストのためアイゼン。三川台の少し東の崖マークが途切れているところから下に下りる。バックステップが一ヶ所でカール状へ下れた。三川台からの尾根の下まで行きブロックを積んでテントを張る。
16日 雪のち曇 三川台5:30−1404コル8:50−オプタテ11:20−美瑛富士避難小屋13:15
朝は雪が降っているが視界はある。今日もクラストしているのでアイゼンで行く。コスマヌプリで視界がなくなり磁石で1404コルへ下っていく。コルに着くとオプタテがかなり大きく聳え立っていた。黙々と登るがやたらに長い。頂上付近から風が強くなり振られる。頂稜は少し細くなっていて強風下では少し緊張する。Mの意向でしっかり石垣山も踏んで美瑛富士避難小屋へ下る。埋まっていて屋根しか出ていなかった。掘り起こして入る。
17日 吹雪 停滞
予報では低気圧が通過して午後から晴れる予定だったが一日猛吹雪。ドアを空けると吹き込みが激しく閉めるのが大変で一日中小屋の中。ビニグソを伝授した。
18日 晴れ時々曇 美瑛富士避難小屋4:15−美瑛富士4:50−美瑛岳6:05−十勝岳8:40
    −H 9:45−富良野岳11:40−前富良野とのコル12:30〜13:10−前富良野岳14:10−ベベルイ16:30
やっと予報があたり朝から待望の晴れ。早起きして出発。美瑛富士、美瑛岳と行く。Y'への下りは岩が出ていて少し手間取る。昨日の新雪で吹き溜まりができ雪面はいやらしいところが多い。十勝岳をのっこすと久々のトレースがある。上ホロでは人とすれ違う。大して長い期間入っているわけではないのに、やたらと懐かしく感じる。雲行きがあやしくなってきたので先を急ぐ。富良野ののっこしは、丁度風が強くなりがんばる。頂上手前の雪稜が発達していて所々ナイフリッジになっている。Mには厳しそうだったが、しっかりとトレース切って着いて来てもらう。頂上はまた強風。前富良野とのコルへは強風とダンゴのためしんどい。コルに着くと天気は良くなりやっとこの時期の山みたいな天気になる。しばしの休息。やっと出番のきたスキーを履き出発。Co1520くらいでアイゼンに変え前富良野岳へ。頂上からは南東尾根へ入っていく。ダンゴになって危ないのでアイゼンの上からビニールを履く。南東尾根の上部はハイマツが少し出ていて良かったが、吹き溜まりが激しいときは雪崩れそうだ。Co1300でスキーに変えあとは快調なザラメスキー。林道はよく分からなかったのでベベルイまで林の中を滑っていく。畑に出て貫徹!そして今回もバスの時間が迫り最後はランニング。4分前に着けた。

(写真:三段山からみた十勝岳,同日澤柿撮影)

携帯電話について:
今回は逐一現在地をメールで伝えた。稜線上のほとんどで使えた。ただ、天候に多少左右されるとは思う。
Party:
スピーディーに動けた。天気が不安定で予報もあてにできず読みきれなかった。
L:思い入れは強かったが、無茶することなくしっかりと判断してこれた。
M:体力・諸動作ともに十分。細いところもしっかりついてきた。風の行動もよくがんばった。

感想
馬詰:念願の縦走。二度目で貫徹でき本当によかった。大きな山をダイナミックに登るのは快感だった。これからは大雪十勝を安心して眺めることができると思う。心配し見守ってくれた方々にも感謝したい。
中島:始まる前はしっかり歩き通せるか不安だったが、強風の中昇天することもなく貫徹できてうれしい。今回の山行によって自分の中のいろいろな面で自信がついたと思う。
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