現役の報告・ 2004年3月14日 (日)
2004春芦岳別岳〜夕張岳
16年3月7日〜13日 (5−2)
L馬詰(4 AL澤田(3 見瀬(2 M金子 柴谷 村松 吉田(1
Route
3月7日 晴れのち曇り 登山口10:00−半面山14:35
3月7日 晴れのち曇り 登山口10:00−半面山14:35
芦別山塊が見事に望める朝でした。夕張下山口の金山の林道へ車を回して冬尾根を登る。小春日和のよい天気。明日から移動高で平穏な春メインを予感する。登りは快調に登り半面山で風の防げそうなところに夏天。雪も降らない予報だったので少し掘り下げる。Mはパー食の重みに耐えかね初日から豪華な夕食でした。3月8日 曇りのち雪 半面山6:10−芦別岳9:15−芦別南東尾根1630南10:00
朝は視界が200〜300。移動高の読みで天気は上り坂と見て出発。雲峰山からシートラ。確かに雪崩に注意が必要。ピーク直下のトラバースは雪も少なく問題ない。ピークにつくころには視界が50mほどで風も出てきた。ピーク付近の岩塔をルートファインディングする視界が無いので、ピークから南東尾根を下りポントナへの斜面で雪洞かイグルーを作ることにして斜面に入る。ポントナへトラバースを開始してすぐに完全なホワイトアウトになったので南東尾根直下まで戻り雪洞を掘る。3月9日 雪 停滞
昼から移動高で全道的に晴れる予報だったので昼から全装で待つが一日中ホワイトアウト。午後吹き溜まり方が激しくなってきたので入り口に通路として小さな、かまぼこ型イグルーを作り出口を確保する。3月10日 晴れのち雪 Co1630付近5:00−鉢盛山8:35−1415の下12:20−1415ピーク13:20−1262の下14:30
今日は移動高で午前中持つ予報なのでラテルネ行動で出発。ポントナまでの台地はやはり晴れていないと厳しい。ポントナは風が強いのでシーずりで通過。下りには視界が必要。1436は岩峰なので西側を捲いていく。夕張マッターホルン(1415)がかっこいい。1415の下につくころには天気が悪くなり始める。風が強く一度1415のアタックを取りやめようとしたが気を取り直して再度出発。登りは太ももから腰のラッセルだがカンバもありそれほど雪崩も怖くない。ピークはまたもや何も見えないが喜んだ。下りは一年生もいるのですべてバックステップ。1262の下のタンネ帯に夏天。夜から大きな低気圧が通過するので防風ブロックを積み雨に備えて寝る。3月11日 雪 停滞
朝は湿雪で雨は免れた。準備山行の南日高で雨で手痛い目にあっているだけにホッとした。今日は強風で黄砂が飛んだようだ。3月12日 雪 C5 6:00−1290南コル付近10:00
今日は冬型。黄砂のせいで雪が汚い。視界は100〜200。風は強いが問題ない。1262から1303まではブッシュが少し出ているので視界が無くてもなんとかなる。1290付近は風を避けて東を捲いて行く。1290南のコルのタンネ帯で夏天。3月13日 雪 C6 6:50−夕張東尾根1420付近9:15−夕張岳10:40−東尾根1270付近12:00−林道16:55−トナシベツ川の「川」の字(車)18:00
今日は冬型で午後から南岸低気圧。朝出てみるととても夕張のっこしできる天気ではないので方針を変え、南富良野町の「富」の字から夕張東尾根にトラバースをし、こからアタック。1500でデポ旗を打ち北側へトラバースし再びデポ旗を打ちアタックすることにする。で、デポ旗をつくり出発。「富」の字からの東尾根のCo1420を目指してトラバース。ブッシュは少し出ているが視界がない。途中先頭を行っていたLが小さな沢型を見出せず少し落ちる。問題ないが、ブッシュが見えたので雪面を凝視することを油断してしまった。東尾根1420にドンピシャで出て、シーデポしてアタック。1500にデポ旗を打ち北面へトラバース。再びデポ旗を打ち北面を登る。このころから時々視界が出てさらに西に尾根を見つけたが風が強そうなので少し急だが北面を登る。頂上直下で尾根に出るとかなりの風。引き返しも考えたがこのパーティーはかなり風に吹かれているし、少しなので行くことにする。一瞬で頂上を後にし下山にかかる。北面の下りは上部バックステップ。1415でのバックステップの経験が役に立った。その後はシーデポまで磁石で戻る。スキーに履き替え東尾根を降りる。小夕張岳(1234)は急で細くセッピも出ているのでアイゼン。このころから南岸低気圧の影響で天気が悪くなってきたがもう樹林帯内なので安心。881からは急でブッシュも出ているので大体つぼで降りる。
林道に出てからは無心で一時間歩き、暗い中車についた。実に天気の悪いメインであった。
参考:携帯電話は稜線上では電波が入る。
Paty
悪天行動ばかりであったが良い経験になった。
L-s 芦別ピーク直下のC2は微妙な判断であった。南東尾根へのトラバースが問題なく比較的退路が確保されていること、翌日が晴れの予報などを考慮して泊まることにした。小山行では泊まってはいけない場所であると思う。
L 馬詰:少々突込み気味であった。
AL 澤田:悪天行動で前を行ったりと良く頑張った。
見瀬:大変良く頑張ってくれた。
M 金子:良く頑張った。
柴谷:パー食ごちそう様でした。
村松:良く頑張った。もう少し諸動作を早く。
吉田:良く頑張った。
感想 馬詰:予想外にボリュームのあるメインになって充実して楽しかった。
澤田:良い経験になりました。
見瀬:良い経験になりました。
金子:とべそうだった。
柴谷:軽量化が重要だと思った。
村松:予想以上のボリュームだった。
吉田:晴れて欲しかった。
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