現役の報告・ 2005年2月7日 (月)
2004冬メイン 南日高
04 12/27〜12/29(3-0)
L:見瀬(3 AL:市川(3 M:勝亦、中島(2
<時間とルート>
27日 曇り 国道(8:30)Co1150(11:00〜30)頭(11:35)オムシャヌプリ(12:45〜50)頭(13:40)Co1150=C1(13:45)
28日 曇りのち晴れ C1(6:50)野塚岳(7:45)ESC頭(9:50〜10:00)トヨニ岳=C2(12:45)
29日 快晴 C2(6:15)ピリカヌプリ(9:30〜40)C2(12:45〜13:40)国道(16:10)
<パーティー>
<備考>
<感想>
27日 曇り 国道(8:30)Co1150(11:00〜30)頭(11:35)オムシャヌプリ(12:45〜50)頭(13:40)Co1150=C1(13:45)
天気を読んで入山を一日遅らせた。ニオベツ川左岸尾根を行く。とりつきまでに渡渉数回。下部は急でブッシュが不快だが、水産ワンゲルのものと思われるトレースを辿っていく。下から見た限り、頭は岩が出ており、穴は掘れなさそうだったので、Co1150のカンバ帯にテントを設営する。風は時折気になる程度、視界は頭からオムシャが見えたので1kmちょっと。天気に悪化の兆しが出たらすぐに引き返すという方針で、オムシャにアタック。頭〜オムシャは所々岩が出ているが対処は容易。おおむね日高側を巻く。この日が予報通り、3日の中では一番悪かったが大きく崩れることは無かった。
28日 曇りのち晴れ C1(6:50)野塚岳(7:45)ESC頭(9:50〜10:00)トヨニ岳=C2(12:45)
朝出てみると、トヨニ岳の上にだけ雲がかかっている。風は前日と同じ程度。冬型が徐々に決まり、天気は安定するだろうと見て乗っ越しをかける。野塚岳が朝やけに染まり美しい。野塚岳の登りは雪少なく、所々岩が出ているが問題ない。野塚岳東峰〜西峰は雪稜状。・1268より下ったところに3つの岩峰、いずれも上を行く。ESC尾根の頭あたりから天気が良くなる。・1251を越えたところに岩稜。十勝側を巻いたあと上を行く。Co1350付近にナイフリッジ。ノーザイルで抜ける。トヨニ岳では360度視界∞。十勝平野がどこまでも広がっている。ピーク直下にイグルーを作ろうとするが、すぐに地面が出てきてしまったので、もう少し北よりの雪庇の際に雪洞を掘る。
29日 快晴 C2(6:15)ピリカヌプリ(9:30〜40)C2(12:45〜13:40)国道(16:10)
雪洞から十勝の町の光が見える。出てみると、雲ひとつ無い夜空に大きく満ちた月が輝いていた。青白い月明かりに照らされたピリカは両翼を大きく広げ神々しい。天気概況でも天気の悪化はなさそうだ。行くしかない。 月明かりの中を行く。所々小さな雪庇が十勝側に出ているが問題ない。・1338〜ピリカは細いところや急な登りがいくつか出てくる。ピリカ直下は急だが、雪崩の心配は無かった。市川がピークを二年生に譲り、二人は肩を組んで登頂した。はるかに続く日高の山並みが見える。来れて良かった。握手と記念撮影を済ませて早々に頂上を後にする。雪洞で茶を飲んで休んだ後、天場を下ろせるだけ下ろすセンスで南東尾根を下る。南東尾根は急でブッシュが多く不快調。どこかでもう一泊して焚き火でも、という声もあったが下山することに。渡渉を数回したのち、野塚トンネルの北口に出て下山。最後はかなり疲れた。 パトカーに車まで送ってもらい天馬でたらふく飯を食って帰札。短かったが良いメインだった。
<パーティー>
L-s:天気判断、乗越し判断できた
M:前歩いた、頑張った
<備考>
ニオベツ左岸尾根の頭はこの時期でも穴を掘って泊まっている記録があったが、今年はトヨニ以南では掘れそうもなかった。しかし、トヨニ以南は標高が低いため、尾根などを使って標高を下げられればテントで泊まれそうな場所は何箇所かあった。トヨニ以北は十分な雪があり掘れそうな場所はたくさんあった。今年は広尾町などでは雪が多く降っていたようだが、トヨニ以南は特に雪の少ない年だったようだ。天気は3日とも総じて良かった。やはり、南日高は冬型が決まると晴れるらしい。風も弱く、去年のような爆風は吹かなかったが、これは千島近海の低気圧の勢力が弱かったためだと考えられる。
<感想>
見瀬:準山で事故を起こしてしまい、一時はパーティー解散も覚悟したが、こうしてメインを無事終えることが出来て良かった。天気と足の揃ったメンバーに感謝。
市川:快晴の中、望むピリカは「両翼を広げた」という形容は誤りで女神がお股をおっぴろげた聖地であると思った。
勝亦:日高はとても良かった
中島;天気に恵まれてピリカまで順調にこなせて良かった。
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