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現役の報告・ 2006年11月15日 (水)

2006年度夏・岩メイン北アルプス穂高連峰屏風岩 滝谷  報告
2006年度夏・岩メイン  屏風岩 滝谷  報告
【月 日】8月23日〜29日
【メンバ】L寺尾祐信(3) AL澤田拓郎(3) M平塚雄太(3)佐藤海太(2)
【ルート】T4尾根、屏風岩 雲稜ルート、屏風岩 東稜ルート、滝谷 ドーム中央稜、屏風岩 ディレッティシマ

遅くなりました。冬になってしまいそうですが、現役の夏、岩メイン山行のかけこみ報告です。
23日 上高地に集合する。そこで、佐藤がワンタッチアイゼンを夏用登山靴に荷作り紐で固定しようとしていた上、バイルとハンマーを間違えていた事が発覚。皆で罵る。

24日 移動
晴れ・上高地(5:15)→横尾(8:15)→偵察(10:00〜17:00)
上高地から横尾までは林道並みの道。佐藤だけ猿に囲まれ威嚇される。屏風岩に登るには横尾のほうが良いので横尾をBCとする事にする。偵察に向かう。が、一度1ルンゼ出合を行き過ぎてしまう。
●澤田ー佐藤Party
T4尾根 
1p 30m IV 凹角をテラスまで。澤
2p 40m IV+ 澤
ルンゼをコンテで行く。
3p 30m III チムニー〜スラブ 佐

●寺尾ー平塚Party
ほとんど上と一緒。T4尾根は寺リードで1p登ったところでクレッター落としたため回収して帰る。

25日
●澤田ー佐藤Party(屏風岩 雲稜ルート)
晴 BC(3:20)→T4取付き(4:30〜5:00)
T4尾根(5:00〜6:30) 佐澤佐
雲稜ルート(6:30〜14:30)
1p 50m V コーナー〜凹角内のハングを越えテラスまで。澤 
2p 20m IV A0 ピナクルテラス〜ピナクル。佐 
3p 10m III ピナクル〜扇岩テラス 澤
4p 30m A1 スラブ状をA1 佐
5p 20m IV+〜VーA1 A1でハングしたまで行き、ハングに頭をおさえられつつTrしテラスまで。フレークは脆い。澤
6p トポの情報により、ルンゼを渡り、登られていないフェースをハーケンをうちこえようとする。が、チェックしようとして勢いよく引っぱりすぎてハーケンが抜け、1m程下のテラスに着地。危ない。その場にハーケンでビレイ点を作り、澤田が行く。  佐
6p再 トポで「悪い」とかかれているルンゼを少し登り、Trして佐藤の3m程上のテラスまで。こちらが正解。上からロープを投げ、ゴボウっぽく抜ける。澤
7p 45m VA0 ルンゼ状スラブ 澤 
8p目はハーケンを自分で打ってA0するようなことはなさそうなので佐藤にリードを続行して良いと判断する。
8p 30m IV ルンゼ状スラブ 佐
9p 10m IVA0 草付凹角を1段上まで 澤
9p目は上に抜けるのでなければ登る価値は無い。
下降(15:00〜17:30)→BC(18:50)
下降は大テラスからAbしたら早いとの情報だったが、大テラスからのAbはロープの流れ、落石を考慮し扇岩テラスまで澤田のみ登り返し。T4まで、6pAb。T4は3回25mAb、50m×2回Ab。下降途中、佐藤がネーベンをわすれていた事が発覚。

●寺尾ー平塚Party(屏風岩 東稜ルート)
晴 BC(4:30)→T4取付き(4:30〜5:00)
澤田Pに先を譲って遅れて出発。
T4尾根〜東稜ルート(6:10〜16:10)
T4尾根
1p 30m IV 凹角をテラスまで。寺
2p 40m IV+ 平塚がビレイ点でウンコする。場所判断ミス。寺
ルンゼをコンテで行く。平
3p 30m III チムニー〜スラブ 寺
東稜ルート
1p 15m III,A1 小ハング〜フェース。人工だからか時間がかかっているように思えた。平
2p 40m A1 フェースの人工、ハング下まで。3mmシュリンゲの人工が怖い。寺
3p 30m IV,A1~A0 ハング下を左に行き、ランペ。ちょっと伸ばす。A0のところで時間かかる。平
4p 40m IV,A1 小ハング〜フェース。トポの5p目途中まで。寺
5p 15m III やさしい草付。平
6p 30m III+,A1 ピナクル上の垂壁〜右に抜ける。寺
下降(16:10〜18:10)T4尾根(18:10〜30)〜BC着(20:10)
下降の際、平塚のロープワークが雑でロープ絡まらせる。さらにT4尾根2p目ラッペル後の立てるテラスでセルフを取らずに手を離した。

26日
●澤田ー佐藤Party(休養+移動)
晴時々曇。夜から小雨+雷。夕方までは寝ている佐藤に砂糖をふりかけたり、猿と交流したりしつつ休養。夕方、涸沢に移動し、北穂に上がる夏道を少し偵察。ハングした岩の下で寝る、なかなか快調。
●寺尾ー平塚Party(休養)
晴時々曇。夜から小雨+雷。澤田Pが行ったあとかわいい女3人+黒い男1人のPartyがキャンプ場に来る。あのヤローはなんなんだ!!

27日
●澤田ー佐藤Party(滝谷 ドーム中央稜)
ガス時々晴れ。後、雨。
涸沢(3:10)→北穂南峰()→取付き(8:00〜30)
ドーム中央稜(8:30〜12:10)
南峰(13:00)→涸沢(14:15〜15:20)→BC(16:45)
取り付まではほぼ計画通り。ガスっており、少々迷う。ラッペル支点多い、三級のクライムダウンはロープ出しても良かった。先行パーティーをまって出発。
1p 40m IV チムニー〜カンテを少しのぼりテラスまで、アンカーは岩角。チムニーに挟まってきつい。澤
2p 20m IV+ リッジ〜左スラブ〜テラス リードはA0 佐
3p 35m I リッジ 澤
4p 15m III+ 凹角〜チムニー 佐 短いが重いのできる。 
5p 20m V 凹角からCSのチムニー〜テラス 澤
6p 25m V〜V+ 凹角〜ハング。ハング直上 澤 
ドーム中央稜は硬く、フリーで抜けれるルートで快適。取り付きまではふみあとは判然としない。社会人パーティーも迷っていてルンゼ内をラッペルしていた。
その後ドーム頭から縦走路へルンゼをCdし、北穂南峰でグダグダし、涸沢でおでんジャンケンする。涸沢はお姉ちゃんがたくさんいて、癒される。雨のやんだ隙を突きBCまで夏道を下る。
●寺尾ー平塚Party(屏風岩 ディレッティシマ敗退)
晴時々雨 BC(3:15)→T4取付き(4:40)
ディレッティシマの取付きを探すのに手間取る。雪渓の残っている1ルンゼをつめていく。取付きまでに少し岩登り。平塚にシュリンゲ垂らす。
ディレッティシマ敗退(6:00〜16:00)
1p 45m V フェース〜脆い階段状。トポの1,2pをつなげる。右の凹角に入らずにフェースを直登したため難しくなった。寺
2p 20m III,A1 小ハングを越える。リード中時計落とす。平
3p 30m IVー,A1 垂壁〜スラブのはずだったが、途中支点が一ヶ所抜けていてエイドでいけないところがあった。ツルツルだったのでフリーで抜けたり、ハーケンを打ったりはできなかったので、セルフをいっぱいまで伸ばし、振り子のようにして左のリスにつかまりバランスをとりながらハーケンを打つがささらず、詰まった土をハンマーで掘ってそこにエイリアンをきめてギリギリで左に抜ける。あとは脆い岩を横断バンドまで。時間かけた。フォローは支点の抜けているところだけ片方のザイルで確保してもう片方でゴボウ。のちの人のために抜けている支点のところはシュリンゲを垂らして残置した。寺
4p 50m A1 スラブの人工。寺
5p 40m IVー,A1 コーナー沿い。一部アメリカンエイド。リード落石落とす。ハングしていたためにビレイヤーの背中を石が通っていった。平
6p 35m A2 ルーフ越え。興奮した。ザイルの流れがロクスノに出てきそうだった。平塚のビレイにキレる。寺
ここで時間切れのために敗退。3,6pのリードに時間かけすぎた。平塚のスピードはだいぶ早くなっていた。
下降(16:00〜18:00)ーBC着(19:00)
横断バンドまで降りて横断バンドの踏み跡をT4まで行き、T4から降りる。そっちのほうが早いと思う。懸垂中に平がトポを落とす。幸い横断バンドに落ちたので回収できた。ディレッティシマは脆い残置が多く、東稜や雲稜に比べるとあまり登られていないようだった。

28日
●澤田ー佐藤Party(屏風岩 東稜ルート)
曇り→ガス→小雨
T4(5:30〜7:10)疲労と湿り気のためか難しく感じる
東稜(7:40〜13:20)
1p 15m III,A1 小ハング〜フェース。澤
2p 40m A1 フェースの人工、ハング下を左へ。佐
3p 35m IV,A1 小リッジ上を左上〜右TRし小ハングをエイドで小テラスまで。澤
4p 35m IV,A1 フェース〜右TR〜フェース〜ピナクルテラスまで。佐
5p 30m III+,A1 ピナクル上の垂壁〜右に抜ける。澤
下降(13:20〜15:45)→BC着(16:45)
下降は4pラッペル。T4まで佐藤に降りてもらう。が、T4尾根2p目ラッペル後の立てるテラスで佐藤がセルフを取らずにロープをルベルソから解こうとする(本人曰く「平塚さんのウンコのせいだ。」)。前日の疲れはあった。
T4では平塚の排泄物にロープがつく、不可抗力。悲惨。エイドには慣れた。東稜はピンの距離も近く、エイド入門という雰囲気。
●寺尾ー平塚Party(休養)
澤田Pが行ったあと北九州市立大の素敵な女性×3がキャンプ場に来る。鼻の下を伸ばす。

29日 下山
横尾発(7:40)ー上高地着(10:00)
澤田Pは休養。寺尾Pは天気があまり良くない予報でモチベーションも低かったため下山することに。岩メインの最後はいつもこうなる気が…

<Party>
L-s 寺尾:クレッタ落とし、偵察のときでよかったね。
     澤田:ドーム取り付きまで迷い、時間をかけてしまう。
M  平塚:道間違い。時計とトポ落とす。ビレイの意識甘い。ウンコの意識甘い。
    佐藤:ハーケン設置、確認方法は慎重に…。ラッペル中の手放しなど緊張感の維持が課題。ビレイ中リード    が頑張っているときは集中してほしい。
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