現役の報告・ 2006年11月28日 (火)
【月 日】11月16ー17日(2-0)
【ルート】中央クーロワールルート、八ツ手岩左ルート
【メンバ】L:澤田拓郎(3) 、AL:山下晋(OB1997入部)、 白石淳也(OB 2001入部)
現役、OBパーティーです。
【ルート】中央クーロワールルート、八ツ手岩左ルート
【メンバ】L:澤田拓郎(3) 、AL:山下晋(OB1997入部)、 白石淳也(OB 2001入部)
現役、OBパーティーです。
<時間とルート>
1日目 晴のちガス雪 十勝岳温泉(7:00)ー旧Z(7:30〜40)ー中央クーロアール取り付き(9:30〜13:15)ー上ホロカメットク山(13:30)ー八手のコル=c1(14:00)
旧zにシーデポ。取り付き尾根経由で正面壁へ。バンドを右にトラバースして取り付きへ。
正面壁中央クーロワール
(1)10m程の滝を越え、3m程のF2を越え雪壁を登る。40m。
(2)3m程のF3を越え、雪壁を登る。30m。
(3)F4を越え、F5(7m、下部スラブ)を越え、上部のルンゼを登り、稜上まで。40m。
その後、八ツ手のコルまで行き頑張ってイグルーを作ってC1。
2日目 雪C1(6:30)ー八ツ手岩左ルート取り付き(9:10)ー引き返し(13:00)ー取り付き(14:00)ー旧D(14:30)ー温泉(15:00)
八手のコルから下降ルンゼを下りて八手岩取り付きへトラバースしようとするも視界悪く、ピン無く、下降に手間取る。
八手岩左
(1) 左へバンド状の岩を左上し凹角に入りハング下まで。30m。
(2) 右へ出て直上。40m。
1p目、凹角の除雪が大変。リードに2時間かかる。
時間をみて敗退することにする、右ルートをラッペル。取り付きからは旧Zに下り、スキーで温泉まで。
<パーティー>
宿泊装備を背負って登攀できた。
澤田:リードに時間かける、ビレイ点にもっと気を使うべきだった
白石:特になし
山下:特になし
1日目 晴のちガス雪 十勝岳温泉(7:00)ー旧Z(7:30〜40)ー中央クーロアール取り付き(9:30〜13:15)ー上ホロカメットク山(13:30)ー八手のコル=c1(14:00)
旧zにシーデポ。取り付き尾根経由で正面壁へ。バンドを右にトラバースして取り付きへ。
正面壁中央クーロワール
(1)10m程の滝を越え、3m程のF2を越え雪壁を登る。40m。
(2)3m程のF3を越え、雪壁を登る。30m。
(3)F4を越え、F5(7m、下部スラブ)を越え、上部のルンゼを登り、稜上まで。40m。
その後、八ツ手のコルまで行き頑張ってイグルーを作ってC1。
2日目 雪C1(6:30)ー八ツ手岩左ルート取り付き(9:10)ー引き返し(13:00)ー取り付き(14:00)ー旧D(14:30)ー温泉(15:00)
八手のコルから下降ルンゼを下りて八手岩取り付きへトラバースしようとするも視界悪く、ピン無く、下降に手間取る。
八手岩左
(1) 左へバンド状の岩を左上し凹角に入りハング下まで。30m。
(2) 右へ出て直上。40m。
1p目、凹角の除雪が大変。リードに2時間かかる。
時間をみて敗退することにする、右ルートをラッペル。取り付きからは旧Zに下り、スキーで温泉まで。
<パーティー>
宿泊装備を背負って登攀できた。
澤田:リードに時間かける、ビレイ点にもっと気を使うべきだった
白石:特になし
山下:特になし
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現役の報告・ 2006年11月24日 (金)
【ルート】
エサオマントッタベツ川→エサオマントッタベツ岳→エサオマン入の沢→新冠川→幌尻岳→戸蔦別岳→戸蔦別川
【月日】
9/8〜13(6ー0)
【メンバ】
L:中島(4) AL:勝亦(4) M:竹内(2) M:吉本(1)
遅くなりました!夏めいん一年班の記録です。
エサオマントッタベツ川→エサオマントッタベツ岳→エサオマン入の沢→新冠川→幌尻岳→戸蔦別岳→戸蔦別川
【月日】
9/8〜13(6ー0)
【メンバ】
L:中島(4) AL:勝亦(4) M:竹内(2) M:吉本(1)
遅くなりました!夏めいん一年班の記録です。
9/8:曇り時々霧雨 本流出合(6:30)北東カール(13:30)
小屋でC0し、本流出合手前まで車。ガケの沢出合手前から入渓、踏み跡自体は結構先まで続いている。ずっと河原を行く。Co1250滑滝開始に15mの滝、左岸をまく。そこから先の急な傾斜は全部滑状、すべると確かにやばそう。カールの直前まで続いている。北東カールにてC1。小川で水は汲めるが薪は少なめ、でも快適。
9/9:晴れ C1(7:30)→エサオマン山頂(11:30〜12:00)→北カール=C2(12:30)
踏み跡が見つからないのでルンゼ状のガレを詰める。いよいよ急になったところでザイル1P出してブッシュ尾根に逃げ込む。少しヤブ漕いだら左手に踏み跡があったのでそれを使って稜線へ。稜線でも踏み跡使ってピークまで。予想以上に苦労したので北カールに泊まる事にする。エサオマン北西ポコから西へ伸びる踏み跡を辿って草つきの中を北カールへ下る。熊の踏み跡も横切りまくり。北カールは薪のデポはあるわ水場もあるわで素晴しい天場。
9/10:曇りのち雨 C2(6:20)→上二股(9:00〜20)→C3新冠川二股(10:30)
カールのすぐ下から伏流してガレ状がCo1400あたりまで続く。Co1080の7mの滝は木で懸垂、滝つぼで泳ぐ。至る所にある函を滑って泳いで飛び込んで突破し、新冠川二股でC3。低気圧の通過で夕方から雨降るが増水は大したことなく無問題。
9/11:晴れ C3(6:20)→七ツ沼カール=C4(13:10)
巨岩帯や函が続く、ほとんど捲いたりへつったり登ったりでOK。核心の函のみ高捲く。気合入れれば中も可。上部はガレガレ。七ッ沼にたどり着くも沼が干上がっておりテンパる。協議の結果、Mもやられ気味ということで水は下まで汲みに行くことにし幌尻は明日ということに。
9/12:晴れ C4(9:10)→稜上(9:35)→幌尻岳(10:45〜11:00)→再び稜上(12:00)→戸蔦別岳(12:40)→Bカール(14:00)
踏み跡を辿りトッタ寄りの稜上へ出る。そこから空身で幌尻アタック。戻ってきてトッタベツへ。トッタベツから北へ伸びる踏み跡の途中からガレを下ってBカールでC5。水も薪もある素敵天場。
9/13:快晴 C5(6:00)→車(12:00)
沢型を行き本流へ下る。上部はガレ。Co1150に滝、左岸の木で懸垂。Co1020に函滝、無茶苦茶がんばれば中も突っ込めそうだが、左岸を少し捲いた後の木にあった残置で懸垂15m。他にも滝はあったが捲き道やクライムダウンで対処。だらだらとMを先頭に行かせたりして河原を進んで、八の沢から踏み跡を使って車まで。踏み跡は途中からしっかりした林道に変わるが、所々崩壊していて危険。最後ははげ天行って気合の竹内運転で
札幌まで。
P)沢メイン一年班
Ls:のっこし・天気判断できた、踏み跡見つけられなかった。
M2:口出し足りない、突っ込みすぎた、Mをよく見ていた、はげ天1杯。
M1:パー食がんばった、動きがマイペースで鈍い、はげ天2杯。
感想)
吉本・・・カールの登りが怖かったが稜線は思ったより快適だった。
竹内・・・生きてて良かった。
勝亦・・・夏は沢だなぁ。
中島・・・最後の沢メインにふさわしいスリルに満ちた良山行だった。
小屋でC0し、本流出合手前まで車。ガケの沢出合手前から入渓、踏み跡自体は結構先まで続いている。ずっと河原を行く。Co1250滑滝開始に15mの滝、左岸をまく。そこから先の急な傾斜は全部滑状、すべると確かにやばそう。カールの直前まで続いている。北東カールにてC1。小川で水は汲めるが薪は少なめ、でも快適。
9/9:晴れ C1(7:30)→エサオマン山頂(11:30〜12:00)→北カール=C2(12:30)
踏み跡が見つからないのでルンゼ状のガレを詰める。いよいよ急になったところでザイル1P出してブッシュ尾根に逃げ込む。少しヤブ漕いだら左手に踏み跡があったのでそれを使って稜線へ。稜線でも踏み跡使ってピークまで。予想以上に苦労したので北カールに泊まる事にする。エサオマン北西ポコから西へ伸びる踏み跡を辿って草つきの中を北カールへ下る。熊の踏み跡も横切りまくり。北カールは薪のデポはあるわ水場もあるわで素晴しい天場。
9/10:曇りのち雨 C2(6:20)→上二股(9:00〜20)→C3新冠川二股(10:30)
カールのすぐ下から伏流してガレ状がCo1400あたりまで続く。Co1080の7mの滝は木で懸垂、滝つぼで泳ぐ。至る所にある函を滑って泳いで飛び込んで突破し、新冠川二股でC3。低気圧の通過で夕方から雨降るが増水は大したことなく無問題。
9/11:晴れ C3(6:20)→七ツ沼カール=C4(13:10)
巨岩帯や函が続く、ほとんど捲いたりへつったり登ったりでOK。核心の函のみ高捲く。気合入れれば中も可。上部はガレガレ。七ッ沼にたどり着くも沼が干上がっておりテンパる。協議の結果、Mもやられ気味ということで水は下まで汲みに行くことにし幌尻は明日ということに。
9/12:晴れ C4(9:10)→稜上(9:35)→幌尻岳(10:45〜11:00)→再び稜上(12:00)→戸蔦別岳(12:40)→Bカール(14:00)
踏み跡を辿りトッタ寄りの稜上へ出る。そこから空身で幌尻アタック。戻ってきてトッタベツへ。トッタベツから北へ伸びる踏み跡の途中からガレを下ってBカールでC5。水も薪もある素敵天場。
9/13:快晴 C5(6:00)→車(12:00)
沢型を行き本流へ下る。上部はガレ。Co1150に滝、左岸の木で懸垂。Co1020に函滝、無茶苦茶がんばれば中も突っ込めそうだが、左岸を少し捲いた後の木にあった残置で懸垂15m。他にも滝はあったが捲き道やクライムダウンで対処。だらだらとMを先頭に行かせたりして河原を進んで、八の沢から踏み跡を使って車まで。踏み跡は途中からしっかりした林道に変わるが、所々崩壊していて危険。最後ははげ天行って気合の竹内運転で
札幌まで。
P)沢メイン一年班
Ls:のっこし・天気判断できた、踏み跡見つけられなかった。
M2:口出し足りない、突っ込みすぎた、Mをよく見ていた、はげ天1杯。
M1:パー食がんばった、動きがマイペースで鈍い、はげ天2杯。
感想)
吉本・・・カールの登りが怖かったが稜線は思ったより快適だった。
竹内・・・生きてて良かった。
勝亦・・・夏は沢だなぁ。
中島・・・最後の沢メインにふさわしいスリルに満ちた良山行だった。
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現役の報告・ 2006年11月15日 (水)
【月 日】11月12日(1-0)
【メンバ】澤田拓郎(3)、寺尾祐信(3)、平塚雄太(3)
【ルート】十勝岳温泉→旧Z→旧D→H→三峰山往復
冬の十勝、準山が始まりました。今年は二年目がいなくなってしまったので、三年班です。
【メンバ】澤田拓郎(3)、寺尾祐信(3)、平塚雄太(3)
【ルート】十勝岳温泉→旧Z→旧D→H→三峰山往復
冬の十勝、準山が始まりました。今年は二年目がいなくなってしまったので、三年班です。
11/12悪天・旧DZ〜上ホロカメットク、三峰山往復(1ー0)
<時間とルート>
十勝岳温泉(7:25)〜旧Z(8:00)〜H(9:20)〜上ホロ(9:40)〜三峰(11:00)〜H(11:45)〜旧Z(12:40)〜十勝岳温泉(13:10)
旧DZ経由でHまで。雪少なくスノーシュー置いていく。Hから上ホロアタック。視界2〜300、風はふられない程度。Hに戻り、三峰アタック。視界2〜300、ふられる風。Hからは旧DZ経由で温泉まで。
デポ旗はHの降り口と、上ホロアタック途中の白くてガケから落ちそうな所にそれぞれ1本。三峰アタック途中の広い所にも1本打ったが、不要だった。
<パーティ>
冬メイン3年班準山1回目。風の強い中行動できた、旧DZでBSできた
澤田、寺尾:特になし 平塚:目出帽忘れ
<時間とルート>
十勝岳温泉(7:25)〜旧Z(8:00)〜H(9:20)〜上ホロ(9:40)〜三峰(11:00)〜H(11:45)〜旧Z(12:40)〜十勝岳温泉(13:10)
旧DZ経由でHまで。雪少なくスノーシュー置いていく。Hから上ホロアタック。視界2〜300、風はふられない程度。Hに戻り、三峰アタック。視界2〜300、ふられる風。Hからは旧DZ経由で温泉まで。
デポ旗はHの降り口と、上ホロアタック途中の白くてガケから落ちそうな所にそれぞれ1本。三峰アタック途中の広い所にも1本打ったが、不要だった。
<パーティ>
冬メイン3年班準山1回目。風の強い中行動できた、旧DZでBSできた
澤田、寺尾:特になし 平塚:目出帽忘れ
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現役の報告・ 2006年11月15日 (水)
2006年度夏・岩メイン 屏風岩 滝谷 報告
【月 日】8月23日〜29日
【メンバ】L寺尾祐信(3) AL澤田拓郎(3) M平塚雄太(3)佐藤海太(2)
【ルート】T4尾根、屏風岩 雲稜ルート、屏風岩 東稜ルート、滝谷 ドーム中央稜、屏風岩 ディレッティシマ
遅くなりました。冬になってしまいそうですが、現役の夏、岩メイン山行のかけこみ報告です。
【月 日】8月23日〜29日
【メンバ】L寺尾祐信(3) AL澤田拓郎(3) M平塚雄太(3)佐藤海太(2)
【ルート】T4尾根、屏風岩 雲稜ルート、屏風岩 東稜ルート、滝谷 ドーム中央稜、屏風岩 ディレッティシマ
遅くなりました。冬になってしまいそうですが、現役の夏、岩メイン山行のかけこみ報告です。
23日 上高地に集合する。そこで、佐藤がワンタッチアイゼンを夏用登山靴に荷作り紐で固定しようとしていた上、バイルとハンマーを間違えていた事が発覚。皆で罵る。
24日 移動
晴れ・上高地(5:15)→横尾(8:15)→偵察(10:00〜17:00)
上高地から横尾までは林道並みの道。佐藤だけ猿に囲まれ威嚇される。屏風岩に登るには横尾のほうが良いので横尾をBCとする事にする。偵察に向かう。が、一度1ルンゼ出合を行き過ぎてしまう。
●澤田ー佐藤Party
T4尾根
1p 30m IV 凹角をテラスまで。澤
2p 40m IV+ 澤
ルンゼをコンテで行く。
3p 30m III チムニー〜スラブ 佐
●寺尾ー平塚Party
ほとんど上と一緒。T4尾根は寺リードで1p登ったところでクレッター落としたため回収して帰る。
25日
●澤田ー佐藤Party(屏風岩 雲稜ルート)
晴 BC(3:20)→T4取付き(4:30〜5:00)
T4尾根(5:00〜6:30) 佐澤佐
雲稜ルート(6:30〜14:30)
1p 50m V コーナー〜凹角内のハングを越えテラスまで。澤
2p 20m IV A0 ピナクルテラス〜ピナクル。佐
3p 10m III ピナクル〜扇岩テラス 澤
4p 30m A1 スラブ状をA1 佐
5p 20m IV+〜VーA1 A1でハングしたまで行き、ハングに頭をおさえられつつTrしテラスまで。フレークは脆い。澤
6p トポの情報により、ルンゼを渡り、登られていないフェースをハーケンをうちこえようとする。が、チェックしようとして勢いよく引っぱりすぎてハーケンが抜け、1m程下のテラスに着地。危ない。その場にハーケンでビレイ点を作り、澤田が行く。 佐
6p再 トポで「悪い」とかかれているルンゼを少し登り、Trして佐藤の3m程上のテラスまで。こちらが正解。上からロープを投げ、ゴボウっぽく抜ける。澤
7p 45m VA0 ルンゼ状スラブ 澤
8p目はハーケンを自分で打ってA0するようなことはなさそうなので佐藤にリードを続行して良いと判断する。
8p 30m IV ルンゼ状スラブ 佐
9p 10m IVA0 草付凹角を1段上まで 澤
9p目は上に抜けるのでなければ登る価値は無い。
下降(15:00〜17:30)→BC(18:50)
下降は大テラスからAbしたら早いとの情報だったが、大テラスからのAbはロープの流れ、落石を考慮し扇岩テラスまで澤田のみ登り返し。T4まで、6pAb。T4は3回25mAb、50m×2回Ab。下降途中、佐藤がネーベンをわすれていた事が発覚。
●寺尾ー平塚Party(屏風岩 東稜ルート)
晴 BC(4:30)→T4取付き(4:30〜5:00)
澤田Pに先を譲って遅れて出発。
T4尾根〜東稜ルート(6:10〜16:10)
T4尾根
1p 30m IV 凹角をテラスまで。寺
2p 40m IV+ 平塚がビレイ点でウンコする。場所判断ミス。寺
ルンゼをコンテで行く。平
3p 30m III チムニー〜スラブ 寺
東稜ルート
1p 15m III,A1 小ハング〜フェース。人工だからか時間がかかっているように思えた。平
2p 40m A1 フェースの人工、ハング下まで。3mmシュリンゲの人工が怖い。寺
3p 30m IV,A1~A0 ハング下を左に行き、ランペ。ちょっと伸ばす。A0のところで時間かかる。平
4p 40m IV,A1 小ハング〜フェース。トポの5p目途中まで。寺
5p 15m III やさしい草付。平
6p 30m III+,A1 ピナクル上の垂壁〜右に抜ける。寺
下降(16:10〜18:10)T4尾根(18:10〜30)〜BC着(20:10)
下降の際、平塚のロープワークが雑でロープ絡まらせる。さらにT4尾根2p目ラッペル後の立てるテラスでセルフを取らずに手を離した。
26日
●澤田ー佐藤Party(休養+移動)
晴時々曇。夜から小雨+雷。夕方までは寝ている佐藤に砂糖をふりかけたり、猿と交流したりしつつ休養。夕方、涸沢に移動し、北穂に上がる夏道を少し偵察。ハングした岩の下で寝る、なかなか快調。
●寺尾ー平塚Party(休養)
晴時々曇。夜から小雨+雷。澤田Pが行ったあとかわいい女3人+黒い男1人のPartyがキャンプ場に来る。あのヤローはなんなんだ!!
27日
●澤田ー佐藤Party(滝谷 ドーム中央稜)
ガス時々晴れ。後、雨。
涸沢(3:10)→北穂南峰()→取付き(8:00〜30)
ドーム中央稜(8:30〜12:10)
南峰(13:00)→涸沢(14:15〜15:20)→BC(16:45)
取り付まではほぼ計画通り。ガスっており、少々迷う。ラッペル支点多い、三級のクライムダウンはロープ出しても良かった。先行パーティーをまって出発。
1p 40m IV チムニー〜カンテを少しのぼりテラスまで、アンカーは岩角。チムニーに挟まってきつい。澤
2p 20m IV+ リッジ〜左スラブ〜テラス リードはA0 佐
3p 35m I リッジ 澤
4p 15m III+ 凹角〜チムニー 佐 短いが重いのできる。
5p 20m V 凹角からCSのチムニー〜テラス 澤
6p 25m V〜V+ 凹角〜ハング。ハング直上 澤
ドーム中央稜は硬く、フリーで抜けれるルートで快適。取り付きまではふみあとは判然としない。社会人パーティーも迷っていてルンゼ内をラッペルしていた。
その後ドーム頭から縦走路へルンゼをCdし、北穂南峰でグダグダし、涸沢でおでんジャンケンする。涸沢はお姉ちゃんがたくさんいて、癒される。雨のやんだ隙を突きBCまで夏道を下る。
●寺尾ー平塚Party(屏風岩 ディレッティシマ敗退)
晴時々雨 BC(3:15)→T4取付き(4:40)
ディレッティシマの取付きを探すのに手間取る。雪渓の残っている1ルンゼをつめていく。取付きまでに少し岩登り。平塚にシュリンゲ垂らす。
ディレッティシマ敗退(6:00〜16:00)
1p 45m V フェース〜脆い階段状。トポの1,2pをつなげる。右の凹角に入らずにフェースを直登したため難しくなった。寺
2p 20m III,A1 小ハングを越える。リード中時計落とす。平
3p 30m IVー,A1 垂壁〜スラブのはずだったが、途中支点が一ヶ所抜けていてエイドでいけないところがあった。ツルツルだったのでフリーで抜けたり、ハーケンを打ったりはできなかったので、セルフをいっぱいまで伸ばし、振り子のようにして左のリスにつかまりバランスをとりながらハーケンを打つがささらず、詰まった土をハンマーで掘ってそこにエイリアンをきめてギリギリで左に抜ける。あとは脆い岩を横断バンドまで。時間かけた。フォローは支点の抜けているところだけ片方のザイルで確保してもう片方でゴボウ。のちの人のために抜けている支点のところはシュリンゲを垂らして残置した。寺
4p 50m A1 スラブの人工。寺
5p 40m IVー,A1 コーナー沿い。一部アメリカンエイド。リード落石落とす。ハングしていたためにビレイヤーの背中を石が通っていった。平
6p 35m A2 ルーフ越え。興奮した。ザイルの流れがロクスノに出てきそうだった。平塚のビレイにキレる。寺
ここで時間切れのために敗退。3,6pのリードに時間かけすぎた。平塚のスピードはだいぶ早くなっていた。
下降(16:00〜18:00)ーBC着(19:00)
横断バンドまで降りて横断バンドの踏み跡をT4まで行き、T4から降りる。そっちのほうが早いと思う。懸垂中に平がトポを落とす。幸い横断バンドに落ちたので回収できた。ディレッティシマは脆い残置が多く、東稜や雲稜に比べるとあまり登られていないようだった。
28日
●澤田ー佐藤Party(屏風岩 東稜ルート)
曇り→ガス→小雨
T4(5:30〜7:10)疲労と湿り気のためか難しく感じる
東稜(7:40〜13:20)
1p 15m III,A1 小ハング〜フェース。澤
2p 40m A1 フェースの人工、ハング下を左へ。佐
3p 35m IV,A1 小リッジ上を左上〜右TRし小ハングをエイドで小テラスまで。澤
4p 35m IV,A1 フェース〜右TR〜フェース〜ピナクルテラスまで。佐
5p 30m III+,A1 ピナクル上の垂壁〜右に抜ける。澤
下降(13:20〜15:45)→BC着(16:45)
下降は4pラッペル。T4まで佐藤に降りてもらう。が、T4尾根2p目ラッペル後の立てるテラスで佐藤がセルフを取らずにロープをルベルソから解こうとする(本人曰く「平塚さんのウンコのせいだ。」)。前日の疲れはあった。
T4では平塚の排泄物にロープがつく、不可抗力。悲惨。エイドには慣れた。東稜はピンの距離も近く、エイド入門という雰囲気。
●寺尾ー平塚Party(休養)
澤田Pが行ったあと北九州市立大の素敵な女性×3がキャンプ場に来る。鼻の下を伸ばす。
29日 下山
横尾発(7:40)ー上高地着(10:00)
澤田Pは休養。寺尾Pは天気があまり良くない予報でモチベーションも低かったため下山することに。岩メインの最後はいつもこうなる気が…
<Party>
L-s 寺尾:クレッタ落とし、偵察のときでよかったね。
澤田:ドーム取り付きまで迷い、時間をかけてしまう。
M 平塚:道間違い。時計とトポ落とす。ビレイの意識甘い。ウンコの意識甘い。
佐藤:ハーケン設置、確認方法は慎重に…。ラッペル中の手放しなど緊張感の維持が課題。ビレイ中リード が頑張っているときは集中してほしい。
24日 移動
晴れ・上高地(5:15)→横尾(8:15)→偵察(10:00〜17:00)
上高地から横尾までは林道並みの道。佐藤だけ猿に囲まれ威嚇される。屏風岩に登るには横尾のほうが良いので横尾をBCとする事にする。偵察に向かう。が、一度1ルンゼ出合を行き過ぎてしまう。
●澤田ー佐藤Party
T4尾根
1p 30m IV 凹角をテラスまで。澤
2p 40m IV+ 澤
ルンゼをコンテで行く。
3p 30m III チムニー〜スラブ 佐
●寺尾ー平塚Party
ほとんど上と一緒。T4尾根は寺リードで1p登ったところでクレッター落としたため回収して帰る。
25日
●澤田ー佐藤Party(屏風岩 雲稜ルート)
晴 BC(3:20)→T4取付き(4:30〜5:00)
T4尾根(5:00〜6:30) 佐澤佐
雲稜ルート(6:30〜14:30)
1p 50m V コーナー〜凹角内のハングを越えテラスまで。澤
2p 20m IV A0 ピナクルテラス〜ピナクル。佐
3p 10m III ピナクル〜扇岩テラス 澤
4p 30m A1 スラブ状をA1 佐
5p 20m IV+〜VーA1 A1でハングしたまで行き、ハングに頭をおさえられつつTrしテラスまで。フレークは脆い。澤
6p トポの情報により、ルンゼを渡り、登られていないフェースをハーケンをうちこえようとする。が、チェックしようとして勢いよく引っぱりすぎてハーケンが抜け、1m程下のテラスに着地。危ない。その場にハーケンでビレイ点を作り、澤田が行く。 佐
6p再 トポで「悪い」とかかれているルンゼを少し登り、Trして佐藤の3m程上のテラスまで。こちらが正解。上からロープを投げ、ゴボウっぽく抜ける。澤
7p 45m VA0 ルンゼ状スラブ 澤
8p目はハーケンを自分で打ってA0するようなことはなさそうなので佐藤にリードを続行して良いと判断する。
8p 30m IV ルンゼ状スラブ 佐
9p 10m IVA0 草付凹角を1段上まで 澤
9p目は上に抜けるのでなければ登る価値は無い。
下降(15:00〜17:30)→BC(18:50)
下降は大テラスからAbしたら早いとの情報だったが、大テラスからのAbはロープの流れ、落石を考慮し扇岩テラスまで澤田のみ登り返し。T4まで、6pAb。T4は3回25mAb、50m×2回Ab。下降途中、佐藤がネーベンをわすれていた事が発覚。
●寺尾ー平塚Party(屏風岩 東稜ルート)
晴 BC(4:30)→T4取付き(4:30〜5:00)
澤田Pに先を譲って遅れて出発。
T4尾根〜東稜ルート(6:10〜16:10)
T4尾根
1p 30m IV 凹角をテラスまで。寺
2p 40m IV+ 平塚がビレイ点でウンコする。場所判断ミス。寺
ルンゼをコンテで行く。平
3p 30m III チムニー〜スラブ 寺
東稜ルート
1p 15m III,A1 小ハング〜フェース。人工だからか時間がかかっているように思えた。平
2p 40m A1 フェースの人工、ハング下まで。3mmシュリンゲの人工が怖い。寺
3p 30m IV,A1~A0 ハング下を左に行き、ランペ。ちょっと伸ばす。A0のところで時間かかる。平
4p 40m IV,A1 小ハング〜フェース。トポの5p目途中まで。寺
5p 15m III やさしい草付。平
6p 30m III+,A1 ピナクル上の垂壁〜右に抜ける。寺
下降(16:10〜18:10)T4尾根(18:10〜30)〜BC着(20:10)
下降の際、平塚のロープワークが雑でロープ絡まらせる。さらにT4尾根2p目ラッペル後の立てるテラスでセルフを取らずに手を離した。
26日
●澤田ー佐藤Party(休養+移動)
晴時々曇。夜から小雨+雷。夕方までは寝ている佐藤に砂糖をふりかけたり、猿と交流したりしつつ休養。夕方、涸沢に移動し、北穂に上がる夏道を少し偵察。ハングした岩の下で寝る、なかなか快調。
●寺尾ー平塚Party(休養)
晴時々曇。夜から小雨+雷。澤田Pが行ったあとかわいい女3人+黒い男1人のPartyがキャンプ場に来る。あのヤローはなんなんだ!!
27日
●澤田ー佐藤Party(滝谷 ドーム中央稜)
ガス時々晴れ。後、雨。
涸沢(3:10)→北穂南峰()→取付き(8:00〜30)
ドーム中央稜(8:30〜12:10)
南峰(13:00)→涸沢(14:15〜15:20)→BC(16:45)
取り付まではほぼ計画通り。ガスっており、少々迷う。ラッペル支点多い、三級のクライムダウンはロープ出しても良かった。先行パーティーをまって出発。
1p 40m IV チムニー〜カンテを少しのぼりテラスまで、アンカーは岩角。チムニーに挟まってきつい。澤
2p 20m IV+ リッジ〜左スラブ〜テラス リードはA0 佐
3p 35m I リッジ 澤
4p 15m III+ 凹角〜チムニー 佐 短いが重いのできる。
5p 20m V 凹角からCSのチムニー〜テラス 澤
6p 25m V〜V+ 凹角〜ハング。ハング直上 澤
ドーム中央稜は硬く、フリーで抜けれるルートで快適。取り付きまではふみあとは判然としない。社会人パーティーも迷っていてルンゼ内をラッペルしていた。
その後ドーム頭から縦走路へルンゼをCdし、北穂南峰でグダグダし、涸沢でおでんジャンケンする。涸沢はお姉ちゃんがたくさんいて、癒される。雨のやんだ隙を突きBCまで夏道を下る。
●寺尾ー平塚Party(屏風岩 ディレッティシマ敗退)
晴時々雨 BC(3:15)→T4取付き(4:40)
ディレッティシマの取付きを探すのに手間取る。雪渓の残っている1ルンゼをつめていく。取付きまでに少し岩登り。平塚にシュリンゲ垂らす。
ディレッティシマ敗退(6:00〜16:00)
1p 45m V フェース〜脆い階段状。トポの1,2pをつなげる。右の凹角に入らずにフェースを直登したため難しくなった。寺
2p 20m III,A1 小ハングを越える。リード中時計落とす。平
3p 30m IVー,A1 垂壁〜スラブのはずだったが、途中支点が一ヶ所抜けていてエイドでいけないところがあった。ツルツルだったのでフリーで抜けたり、ハーケンを打ったりはできなかったので、セルフをいっぱいまで伸ばし、振り子のようにして左のリスにつかまりバランスをとりながらハーケンを打つがささらず、詰まった土をハンマーで掘ってそこにエイリアンをきめてギリギリで左に抜ける。あとは脆い岩を横断バンドまで。時間かけた。フォローは支点の抜けているところだけ片方のザイルで確保してもう片方でゴボウ。のちの人のために抜けている支点のところはシュリンゲを垂らして残置した。寺
4p 50m A1 スラブの人工。寺
5p 40m IVー,A1 コーナー沿い。一部アメリカンエイド。リード落石落とす。ハングしていたためにビレイヤーの背中を石が通っていった。平
6p 35m A2 ルーフ越え。興奮した。ザイルの流れがロクスノに出てきそうだった。平塚のビレイにキレる。寺
ここで時間切れのために敗退。3,6pのリードに時間かけすぎた。平塚のスピードはだいぶ早くなっていた。
下降(16:00〜18:00)ーBC着(19:00)
横断バンドまで降りて横断バンドの踏み跡をT4まで行き、T4から降りる。そっちのほうが早いと思う。懸垂中に平がトポを落とす。幸い横断バンドに落ちたので回収できた。ディレッティシマは脆い残置が多く、東稜や雲稜に比べるとあまり登られていないようだった。
28日
●澤田ー佐藤Party(屏風岩 東稜ルート)
曇り→ガス→小雨
T4(5:30〜7:10)疲労と湿り気のためか難しく感じる
東稜(7:40〜13:20)
1p 15m III,A1 小ハング〜フェース。澤
2p 40m A1 フェースの人工、ハング下を左へ。佐
3p 35m IV,A1 小リッジ上を左上〜右TRし小ハングをエイドで小テラスまで。澤
4p 35m IV,A1 フェース〜右TR〜フェース〜ピナクルテラスまで。佐
5p 30m III+,A1 ピナクル上の垂壁〜右に抜ける。澤
下降(13:20〜15:45)→BC着(16:45)
下降は4pラッペル。T4まで佐藤に降りてもらう。が、T4尾根2p目ラッペル後の立てるテラスで佐藤がセルフを取らずにロープをルベルソから解こうとする(本人曰く「平塚さんのウンコのせいだ。」)。前日の疲れはあった。
T4では平塚の排泄物にロープがつく、不可抗力。悲惨。エイドには慣れた。東稜はピンの距離も近く、エイド入門という雰囲気。
●寺尾ー平塚Party(休養)
澤田Pが行ったあと北九州市立大の素敵な女性×3がキャンプ場に来る。鼻の下を伸ばす。
29日 下山
横尾発(7:40)ー上高地着(10:00)
澤田Pは休養。寺尾Pは天気があまり良くない予報でモチベーションも低かったため下山することに。岩メインの最後はいつもこうなる気が…
<Party>
L-s 寺尾:クレッタ落とし、偵察のときでよかったね。
澤田:ドーム取り付きまで迷い、時間をかけてしまう。
M 平塚:道間違い。時計とトポ落とす。ビレイの意識甘い。ウンコの意識甘い。
佐藤:ハーケン設置、確認方法は慎重に…。ラッペル中の手放しなど緊張感の維持が課題。ビレイ中リード が頑張っているときは集中してほしい。
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現役の報告・ 2006年5月1日 (月)
4/28-29(2-0)
東北稜→利尻山→北稜
L勝亦(4 AL澤田 寺尾 (3
東北稜→利尻山→北稜
L勝亦(4 AL澤田 寺尾 (3
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現役の報告・ 2006年4月25日 (火)
3月5〜7日(2ー1)
春メイン 芦別岳直下雪崩引き返し
L中島(3 AL寺尾 平塚(2 M1海太(1
尾根がスカイライン手前で斜面になっているところで雪崩発生。
春メイン 芦別岳直下雪崩引き返し
L中島(3 AL寺尾 平塚(2 M1海太(1
尾根がスカイライン手前で斜面になっているところで雪崩発生。
<時間とルート>
1日日 曇り後雪 林道(6:15)半面山=C1(12:05)
紅葉川沿いの林道に車をとめて出発する。・626付近までブル道が伸びていたためにそれを利用していく。Co1000〜1200の間は北側にセッピが出ている。半面山直下は白くてちょっと怖い。熊の沢の源頭にてイグルーを作り、C1。所要時間は3h。
2日目 低気圧通過のため停滞。
3日目 ガス後快晴 C1(6:15)芦別岳直下引き返し(8:40)車(14:20)
雲峰への登りは木を伝って屏風岩とのコルを経由して上がる。雲峰を過ぎたコルからシートラ。雲峰〜芦別間は北側にセッピ。Co1680付近で雪崩発生(詳細は別紙参照)、3人流される。ルート上はどこも危険と判断し引き返し。後は登ってきた尾根の不快な雪の上をスキーで滑って下山。
<パーティ>春メイン
Ls:雪崩判断ミス
M1:ラッセルがんばった、地図読みもがんばった。諸動作はまだ遅い
場所)芦別岳北東尾根Co1680(トラバース開始箇所のすぐ手前)
状況)ラッセルが大変で、すぐ左手側に小尾根が見えて、そこに上がろうという意見が出たが、弱層テスト(ハンドテスト)の結果が、15、30、50にひじの強さで崩れる層があるというものであったために、トラバースは危険であり、すぐそこに行けば岩やブッシュも出ているということで北東尾根を行けるところ(岩やブッシュが確認できた場所)まで直登して行く方針をとる。右手側はユーフレ沢源頭が近い。斜面の傾斜は30から40度になっていく感じ。順番は平塚、中島、佐藤、寺尾、全員固まっていく。ラッセルはふかふかではないがズボズボする感じでふとももくらい。直登していたが、ところどころ難しくなった箇所は小さくジグ(3,4歩分)を切って登る。あと数メートルで岩の出ている少しだけ平になっている箇所に平塚が到達するというところで平塚後方の雪面(横幅10メートル、縦幅20メートル)がドンと音をたてて、上部から中島、佐藤、寺尾を乗せたまま動き出し、下へ30メートル流れ出す。ふかふかの雪ではなく締まったブロック状の雪として一緒に流れていた。中島、佐藤は10メートル、寺尾は20メートル下まで落ちる。中島、佐藤は足元の雪面ごと下に滑っていくように感じて回転後すべり面の上で滑落停止の要領で止まり、寺尾は雪崩れた層に巻き込まれて雪とともに流され傾斜が緩くなったところで立つ。発生後は皆の無事を確認した後、写真を撮って、まっすぐ緩やかなところまで戻る。デブリは傾斜が30度のところくらいで止まっていた。今回の雪崩は、面発生表層雪崩であり、入山前の連日の暖かい日に弱層が形成され、その上に吹き溜まった雪が雪崩れたものと思われる。
反省点)・パーティーが離れずに固まっており、斜面に大きな負荷をかけてしまっていた点。安全に待てる場所が近くに無かったため離れずに行ってしまったが、もっと雪崩を警戒して離れるべきだった。また、固まっていくということにより、パーティーが全滅する恐れがあったということについて考えが足りていなかった。
・硬い斜面なのにスコップを使わずにハンドテストで対応してしまった。そのために正確に掘り出すことができずに適当になってしまった。
・傾斜とラッセルがきつかったために小さくジグを切ってしまった。斜面への影響を考えると、時間がかかってでも直登を順守すべきだったかもしれない。また、先頭のメンバーが疲れているのなら交代すべきだった。
・天気周期によりその日しかのっこしの機会がなかったことから、少なからず焦りが生まれていた。
今後)
今までの雪崩に対する基準が甘かったことをしっかりと認識し、慎重に行動するように注意する。また、検討段階においても弱層テストの判断や過去の事故例等の具体的な指摘を怠らないようにする。冬の講座の際は芦別パーティーで雪崩に関してより詳しく調べ、講座を開こうと思う。
1日日 曇り後雪 林道(6:15)半面山=C1(12:05)
紅葉川沿いの林道に車をとめて出発する。・626付近までブル道が伸びていたためにそれを利用していく。Co1000〜1200の間は北側にセッピが出ている。半面山直下は白くてちょっと怖い。熊の沢の源頭にてイグルーを作り、C1。所要時間は3h。
2日目 低気圧通過のため停滞。
3日目 ガス後快晴 C1(6:15)芦別岳直下引き返し(8:40)車(14:20)
雲峰への登りは木を伝って屏風岩とのコルを経由して上がる。雲峰を過ぎたコルからシートラ。雲峰〜芦別間は北側にセッピ。Co1680付近で雪崩発生(詳細は別紙参照)、3人流される。ルート上はどこも危険と判断し引き返し。後は登ってきた尾根の不快な雪の上をスキーで滑って下山。
<パーティ>春メイン
Ls:雪崩判断ミス
M1:ラッセルがんばった、地図読みもがんばった。諸動作はまだ遅い
場所)芦別岳北東尾根Co1680(トラバース開始箇所のすぐ手前)
状況)ラッセルが大変で、すぐ左手側に小尾根が見えて、そこに上がろうという意見が出たが、弱層テスト(ハンドテスト)の結果が、15、30、50にひじの強さで崩れる層があるというものであったために、トラバースは危険であり、すぐそこに行けば岩やブッシュも出ているということで北東尾根を行けるところ(岩やブッシュが確認できた場所)まで直登して行く方針をとる。右手側はユーフレ沢源頭が近い。斜面の傾斜は30から40度になっていく感じ。順番は平塚、中島、佐藤、寺尾、全員固まっていく。ラッセルはふかふかではないがズボズボする感じでふとももくらい。直登していたが、ところどころ難しくなった箇所は小さくジグ(3,4歩分)を切って登る。あと数メートルで岩の出ている少しだけ平になっている箇所に平塚が到達するというところで平塚後方の雪面(横幅10メートル、縦幅20メートル)がドンと音をたてて、上部から中島、佐藤、寺尾を乗せたまま動き出し、下へ30メートル流れ出す。ふかふかの雪ではなく締まったブロック状の雪として一緒に流れていた。中島、佐藤は10メートル、寺尾は20メートル下まで落ちる。中島、佐藤は足元の雪面ごと下に滑っていくように感じて回転後すべり面の上で滑落停止の要領で止まり、寺尾は雪崩れた層に巻き込まれて雪とともに流され傾斜が緩くなったところで立つ。発生後は皆の無事を確認した後、写真を撮って、まっすぐ緩やかなところまで戻る。デブリは傾斜が30度のところくらいで止まっていた。今回の雪崩は、面発生表層雪崩であり、入山前の連日の暖かい日に弱層が形成され、その上に吹き溜まった雪が雪崩れたものと思われる。
反省点)・パーティーが離れずに固まっており、斜面に大きな負荷をかけてしまっていた点。安全に待てる場所が近くに無かったため離れずに行ってしまったが、もっと雪崩を警戒して離れるべきだった。また、固まっていくということにより、パーティーが全滅する恐れがあったということについて考えが足りていなかった。
・硬い斜面なのにスコップを使わずにハンドテストで対応してしまった。そのために正確に掘り出すことができずに適当になってしまった。
・傾斜とラッセルがきつかったために小さくジグを切ってしまった。斜面への影響を考えると、時間がかかってでも直登を順守すべきだったかもしれない。また、先頭のメンバーが疲れているのなら交代すべきだった。
・天気周期によりその日しかのっこしの機会がなかったことから、少なからず焦りが生まれていた。
今後)
今までの雪崩に対する基準が甘かったことをしっかりと認識し、慎重に行動するように注意する。また、検討段階においても弱層テストの判断や過去の事故例等の具体的な指摘を怠らないようにする。冬の講座の際は芦別パーティーで雪崩に関してより詳しく調べ、講座を開こうと思う。
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現役の報告・ 2006年4月12日 (水)
3/6-11(6ー0)
旭岳温泉→忠別岳→石狩岳→岩間温泉
L勝亦(3 AL澤田(2 M竹内(1
写真は後ほど。
旭岳温泉→忠別岳→石狩岳→岩間温泉
L勝亦(3 AL澤田(2 M竹内(1
写真は後ほど。
<時間とルート>
3/6:旭岳温泉(5:55)-忠別川源流=C1(12:15)
雪。スキーコースCo1200くらいから南東に向かいCo1400湿原の西に伸びる尾根を登る。・1654西の沢沿いに下りCo1300二股とCo1280二股は右股を回りこんで徒渉してC1。
3/7:C1(6:00)-尾根上(6:40)-凡忠別岳(9:00)-忠別岳(10:40)-石室西コル(12:00)-五色ヶ原(13:00-20)-沼ノ原=C2(14:50)
ガスのち快晴。Co1550までカンバ。凡忠別岳から一気に快晴となる。凡忠別岳の南側には雪庇。忠別岳からの下りはスキーを脱いだ。五色岳は捲いた。沼の原コルへの下りは急で白かったので少し北側の比較的傾斜が緩く樹林もあるところから下ってC2。雪庇が出ているところもあった。軽く焚火。
3/8:C2(11:20)-ペテトクコル=C3(14:40)
晴れ。ペテトクコルまで樹林帯を行きC3。盛大に焚火。
3/9:C3(5:50)-Co1600(7:30)-J.P.(12:00)-J.P.南東尾根頭=C4(12:20)
晴れのちガス。北側に雪比のある尾根を行きCo1600で岩が出てきてアイゼンに変える。岩は南側を容易に捲いた。・1729から両面雪庇。その後岩の上にアイゼンを置いたり2mのハイマツつかんだバックステップしたりした。その後も雪庇は北にも南にも出ていた。J.P.南の尾根頭に雪洞を掘ってC4。
3/10:C4(9:15)-石狩岳(11:30-40)-C4(13:30-14:20)-岩間温泉=C5(18:00)
快晴。朝出ると快晴だったが風が強く少し行って引返し。弱まってから再出発。石狩岳までは夏道がわかり問題なし。時々岩に足を置く。C4へ戻り南東に伸びる尾根を下る。カンバがすぐ出る。はじめは太い尾根だがやがて北側に雪庇。Co1620からスキー。樹林が密で不快調。岩が2箇所ほど出てくるが南側を捲く。スノーブリッジで徒渉して岩間温泉でC5。
3/11:C5(11:15)-十勝三股(14:45)
曇り一時雨。林道をスノーシューのトレースで十勝三股まで。
<パーティー>
Ls:天気に恵まれた。
M:がんばった。
3/6:旭岳温泉(5:55)-忠別川源流=C1(12:15)
雪。スキーコースCo1200くらいから南東に向かいCo1400湿原の西に伸びる尾根を登る。・1654西の沢沿いに下りCo1300二股とCo1280二股は右股を回りこんで徒渉してC1。
3/7:C1(6:00)-尾根上(6:40)-凡忠別岳(9:00)-忠別岳(10:40)-石室西コル(12:00)-五色ヶ原(13:00-20)-沼ノ原=C2(14:50)
ガスのち快晴。Co1550までカンバ。凡忠別岳から一気に快晴となる。凡忠別岳の南側には雪庇。忠別岳からの下りはスキーを脱いだ。五色岳は捲いた。沼の原コルへの下りは急で白かったので少し北側の比較的傾斜が緩く樹林もあるところから下ってC2。雪庇が出ているところもあった。軽く焚火。
3/8:C2(11:20)-ペテトクコル=C3(14:40)
晴れ。ペテトクコルまで樹林帯を行きC3。盛大に焚火。
3/9:C3(5:50)-Co1600(7:30)-J.P.(12:00)-J.P.南東尾根頭=C4(12:20)
晴れのちガス。北側に雪比のある尾根を行きCo1600で岩が出てきてアイゼンに変える。岩は南側を容易に捲いた。・1729から両面雪庇。その後岩の上にアイゼンを置いたり2mのハイマツつかんだバックステップしたりした。その後も雪庇は北にも南にも出ていた。J.P.南の尾根頭に雪洞を掘ってC4。
3/10:C4(9:15)-石狩岳(11:30-40)-C4(13:30-14:20)-岩間温泉=C5(18:00)
快晴。朝出ると快晴だったが風が強く少し行って引返し。弱まってから再出発。石狩岳までは夏道がわかり問題なし。時々岩に足を置く。C4へ戻り南東に伸びる尾根を下る。カンバがすぐ出る。はじめは太い尾根だがやがて北側に雪庇。Co1620からスキー。樹林が密で不快調。岩が2箇所ほど出てくるが南側を捲く。スノーブリッジで徒渉して岩間温泉でC5。
3/11:C5(11:15)-十勝三股(14:45)
曇り一時雨。林道をスノーシューのトレースで十勝三股まで。
<パーティー>
Ls:天気に恵まれた。
M:がんばった。
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現役の報告・ 2006年2月22日 (水)
‘05 冬合宿 原始ヶ原 12月30日〜1月6日(7−1)
L:見瀬宏尚(4 AL:馬詰武、三木栄治(6 市川義朗(4 M:平塚雄太、吉田敏寛(2 竹内優美、佐藤海太(1
L:見瀬宏尚(4 AL:馬詰武、三木栄治(6 市川義朗(4 M:平塚雄太、吉田敏寛(2 竹内優美、佐藤海太(1
12月30日 曇りのち晴 L:見瀬 AL:三木 M:竹内、佐藤
ベベルイ零号線 7:25 →F尾根末端BC 15:15
ベベルイ零号線から林道、夏道沿い。二ノ沢付近の雪崩は問題ない。三ノ沢Co1060で渡渉。原始ヶ原に上がったところから磁石切りながら湿原つないで行く。F尾根の西の尾根でタンネ限界に出て、トラバースしてBC予定地に入る。
12月31日 曇りのち晴 L:見瀬 AL:三木 M:竹内、佐藤
BC 6:15 →富良野岳 9:25 →BC 11:20
F尾根を登る。尾根が広いので最初デポ旗を何本か打っていく。Co1380でシーデポ。Co1760の岩は西を捲く。Co1800に止めデポ3+誘導デポ3。ピーク直下の数mは風が強かったが少しだったので行った。帰りは来た道。前富良野も風が強いことが予想されたのでこの日の行動は終了。夜はたき火。
1月1日 晴時々曇り L:見瀬 AL:三木 M:竹内、佐藤
BC 6:40 →前富良野東コル 7:40〜11:40 →Co1590引き返し 12:50 →コル 13:30 →BC 14:15
タンネ限界をトラバースしてコルまで。コルにもタンネ生えてる。風があるので時間待ち。弱くなったので行く。デポ旗を所々打っていく。Co1430でシーデポ。Co1590で強風のため引き返し。帰りは来た道。
1月2日 曇り L:見瀬 AL:三木 M:竹内、佐藤
F尾根末端 6:00 →三峰コンタ尾根・1361BC 7:40
タンネ限界付近をトラバース。三木さん下山し、入れ替わりに馬詰さん、市川、平塚、吉田がBC入り。
1月3日 晴時々曇り L:見瀬 AL:馬詰、市川 M:平塚、吉田、竹内、佐藤
BC 7:00 → ・1083 8:10 →トウヤウスベ 9:15 →大麓山 10:25 →トウヤウスベ 11:20 → ・1083 12:30 →BC 13:45
BCから磁石切って、湿原つなぎながら・1083まで。そこから尾根を登る。大麓の肩にデポ旗3本。大麓までスキーで行けた。帰りはスキーが快調。
1月4日 雪 停滞 10時までスキー練しながら時間待ち。・1361は付近にいくつかスキー適地がある。その後、7人用かまぼこ型イグルーを作る。でかくて寒い。
1月5日 快晴 L:見瀬 AL:市川 M:竹内、佐藤
BC 6:40 →シーソラプチ川Co1320渡渉点 7:40 →境山 10:05〜10 →シーソラプチ川Co1440渡渉点 11:20 →BC 12:15
朝、馬詰さん、平塚、吉田が下山。BCから視界を頼りにシーソラプチ川へ。川は所々開いている。渡渉点に下りる斜面は急だったのでシーズリツボ。根性尾根ははい松畑。Co1650でシーデポ。境山北西コルに止めデポ8+誘導デポ5。帰りのシーソラプチ川渡渉は急斜面を避けて渡渉した。夜は盛大にたき火。
1月6日 晴 L:見瀬 AL:市川 M:竹内、佐藤
BC 7:00 → ベベルイ零号線 10:40
BCから前日下山パーティのトレースを使ってF尾根末端へ。五ノ沢右岸の湿原をつないで、磁石を切って三ノ沢へ。Co1040付近で渡渉。あとは夏道、林道使って下山。
【感想】
見瀬:八方山に囲まれながら、ほぼ毎日、日の出が見られるほど天気に恵まれ、良い合宿でした。強力なAL、足の揃ったMのおかげで4つもピークが踏めて嬉しかったです。ありがとう。
市川:巨大なイグルーと平塚はどうかと思った。
竹内:冬山での生活を満喫しました。
佐藤:パー食はちょっとミスったかな?合宿で良かった。ちょー気持ちいい。
ベベルイ零号線 7:25 →F尾根末端BC 15:15
ベベルイ零号線から林道、夏道沿い。二ノ沢付近の雪崩は問題ない。三ノ沢Co1060で渡渉。原始ヶ原に上がったところから磁石切りながら湿原つないで行く。F尾根の西の尾根でタンネ限界に出て、トラバースしてBC予定地に入る。
12月31日 曇りのち晴 L:見瀬 AL:三木 M:竹内、佐藤
BC 6:15 →富良野岳 9:25 →BC 11:20
F尾根を登る。尾根が広いので最初デポ旗を何本か打っていく。Co1380でシーデポ。Co1760の岩は西を捲く。Co1800に止めデポ3+誘導デポ3。ピーク直下の数mは風が強かったが少しだったので行った。帰りは来た道。前富良野も風が強いことが予想されたのでこの日の行動は終了。夜はたき火。
1月1日 晴時々曇り L:見瀬 AL:三木 M:竹内、佐藤
BC 6:40 →前富良野東コル 7:40〜11:40 →Co1590引き返し 12:50 →コル 13:30 →BC 14:15
タンネ限界をトラバースしてコルまで。コルにもタンネ生えてる。風があるので時間待ち。弱くなったので行く。デポ旗を所々打っていく。Co1430でシーデポ。Co1590で強風のため引き返し。帰りは来た道。
1月2日 曇り L:見瀬 AL:三木 M:竹内、佐藤
F尾根末端 6:00 →三峰コンタ尾根・1361BC 7:40
タンネ限界付近をトラバース。三木さん下山し、入れ替わりに馬詰さん、市川、平塚、吉田がBC入り。
1月3日 晴時々曇り L:見瀬 AL:馬詰、市川 M:平塚、吉田、竹内、佐藤
BC 7:00 → ・1083 8:10 →トウヤウスベ 9:15 →大麓山 10:25 →トウヤウスベ 11:20 → ・1083 12:30 →BC 13:45
BCから磁石切って、湿原つなぎながら・1083まで。そこから尾根を登る。大麓の肩にデポ旗3本。大麓までスキーで行けた。帰りはスキーが快調。
1月4日 雪 停滞 10時までスキー練しながら時間待ち。・1361は付近にいくつかスキー適地がある。その後、7人用かまぼこ型イグルーを作る。でかくて寒い。
1月5日 快晴 L:見瀬 AL:市川 M:竹内、佐藤
BC 6:40 →シーソラプチ川Co1320渡渉点 7:40 →境山 10:05〜10 →シーソラプチ川Co1440渡渉点 11:20 →BC 12:15
朝、馬詰さん、平塚、吉田が下山。BCから視界を頼りにシーソラプチ川へ。川は所々開いている。渡渉点に下りる斜面は急だったのでシーズリツボ。根性尾根ははい松畑。Co1650でシーデポ。境山北西コルに止めデポ8+誘導デポ5。帰りのシーソラプチ川渡渉は急斜面を避けて渡渉した。夜は盛大にたき火。
1月6日 晴 L:見瀬 AL:市川 M:竹内、佐藤
BC 7:00 → ベベルイ零号線 10:40
BCから前日下山パーティのトレースを使ってF尾根末端へ。五ノ沢右岸の湿原をつないで、磁石を切って三ノ沢へ。Co1040付近で渡渉。あとは夏道、林道使って下山。
【感想】
見瀬:八方山に囲まれながら、ほぼ毎日、日の出が見られるほど天気に恵まれ、良い合宿でした。強力なAL、足の揃ったMのおかげで4つもピークが踏めて嬉しかったです。ありがとう。
市川:巨大なイグルーと平塚はどうかと思った。
竹内:冬山での生活を満喫しました。
佐藤:パー食はちょっとミスったかな?合宿で良かった。ちょー気持ちいい。
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現役の報告・ 2006年2月7日 (火)
ペテガリへ。
2005年12月25日〜1月1日(8ー0)
神威岳〜ペテガリ岳
L勝亦浩希(3 AL中島史貴(3 M澤田卓郎 寺尾よしのぶ (2
<時間とルート>
25日 晴れ
除雪終点(10:50)ー神威山荘=C1(11:40)ー偵察(12:30〜14:20)
前日荻伏駅にC0。・663西の二股付近まで除雪が入っていたので車で入る。神威山荘まで行き、じゃんけんの結果L以外の三人で中間尾根末端まで偵察に行く。徒渉は夏道とほぼ同じところ。雪が多く容易。一ヶ所橋を架けておいた。
26日 雪のち晴れ
C1(6:30)ー中間尾根末端(7:30)ーCo1130=C2(13:30)
中間尾根は下部ではブッシュで不快調。上部では胸までのラッセルで不快調。やや細いところもあったが問題なし。時折突風が吹き、山に帰れと言われているような気がした。・1372が黒く八剣山のようにギザギザして見えたので、その後我々は小八剣と呼び恐れた。Co1130で力尽きてC2。
27日 快晴
C2(6:30)ー中間尾根頭(7:30)ー神威岳(10:00〜15)ーC2(11:50〜12:20)ー中間尾根頭=C3(12:50)
尾根頭まではまたラッセル。神威岳への稜線は所々岩があったが容易に十勝側をまける。雪庇は小さく出ているところもあるが問題なし。Co1250でかたくなったのでアイゼンにしたが、その後ラッセルに苦しむことになった。Peakからはペテガリや1839峰まで見えた。C2まで戻った後、尾根頭まで上げてイグルーでC3。
神威岳から遥かなるペテガリへ。
28日 雪のち晴れ
C3(7:05)ーニシュオマナイ岳(7:45)ー最低コル(9:00)ー肩(11:30)ーCo1430=C4(12:00)
早朝のうちは予報どおり谷の影響で雪。C3からの下りには雪庇1mほど。ニシュオマナイ岳(・1439)からの下りの後半は細いところが続くが、ブッシュが元気で問題なし。・1372の少し手前に岩が出ているところがあり、十勝側のカンバの中を捲いた。・1372の雪稜は上を行った。ブッシュやハイマツを掘り出してをつかみながらラッセルしていくかんじ。肩の少し西Co1430付近にイグルーでC4。なんと一日中スノーシュー。エスケープの、・1445への尾根はブッシュが出ていた。
小八剣と中ノ岳。
29日 快晴のちガス
C4(6:10)ー中ノ岳(6:30〜50)ー最低コル(8:50)ー・1469(9:45)ー東尾根分岐(12:30)ーペテガリ岳(14:15)ーCo1220=C5(15:00)
いよいよ勝負の一日なので早起きした。中ノ岳からの下りは少し急だが前を向いて下りられた。しばらくしてからスノーシュー。・1469から少し下りてアイゼンに変えた。東尾根分岐までは細いがズボズボ。ここまで雪庇は東に1m程度。東尾根分岐からは岩が出ているが南側を容易にまける。ズボズボ。雪庇は小さく北側。Peak直前でガスが上がってきたのと風が強く寒いので写真だけ撮って西尾根を下る。コル近くのCo1220でC5。
雪稜を行く中島。
究極の日高って噂。
30日 快晴
C5(9:20)ーペテカリ山荘=C6(13:10)
西尾根を下ってペテカリ山荘まで。雪が十分あったので山荘に向かってまっすぐ下りられた。とても快適な山荘。
31日 晴れ
C6(8:30)ー神威山荘=C7(13:30)
ペッピリガイ沢川沿いの林道〜トドマツの植林道を行き、テープに沿って尾根のっこし点へ向かっていく。Co560くらいまで行ったところでテープが見当たらなくなったので左手の尾根を上がる。ポコを挟んで西側のコルにテープがあった。そこから適当に沢に下り、後はテープに沿っていく。状態次第では支沢からの雪崩に注意が必要。二股で徒渉し神威山荘でC7。忘年会のはずがみんな連日の疲れで・・・。
1日 晴れ
林道を車まで。スコップで何箇所も除雪しながら車で進むが、一度右前輪が落ちヒヤリとした。なんとか復帰して下山。
25日 晴れ
除雪終点(10:50)ー神威山荘=C1(11:40)ー偵察(12:30〜14:20)
前日荻伏駅にC0。・663西の二股付近まで除雪が入っていたので車で入る。神威山荘まで行き、じゃんけんの結果L以外の三人で中間尾根末端まで偵察に行く。徒渉は夏道とほぼ同じところ。雪が多く容易。一ヶ所橋を架けておいた。
26日 雪のち晴れ
C1(6:30)ー中間尾根末端(7:30)ーCo1130=C2(13:30)
中間尾根は下部ではブッシュで不快調。上部では胸までのラッセルで不快調。やや細いところもあったが問題なし。時折突風が吹き、山に帰れと言われているような気がした。・1372が黒く八剣山のようにギザギザして見えたので、その後我々は小八剣と呼び恐れた。Co1130で力尽きてC2。
27日 快晴
C2(6:30)ー中間尾根頭(7:30)ー神威岳(10:00〜15)ーC2(11:50〜12:20)ー中間尾根頭=C3(12:50)
尾根頭まではまたラッセル。神威岳への稜線は所々岩があったが容易に十勝側をまける。雪庇は小さく出ているところもあるが問題なし。Co1250でかたくなったのでアイゼンにしたが、その後ラッセルに苦しむことになった。Peakからはペテガリや1839峰まで見えた。C2まで戻った後、尾根頭まで上げてイグルーでC3。
神威岳から遥かなるペテガリへ。
28日 雪のち晴れ
C3(7:05)ーニシュオマナイ岳(7:45)ー最低コル(9:00)ー肩(11:30)ーCo1430=C4(12:00)
早朝のうちは予報どおり谷の影響で雪。C3からの下りには雪庇1mほど。ニシュオマナイ岳(・1439)からの下りの後半は細いところが続くが、ブッシュが元気で問題なし。・1372の少し手前に岩が出ているところがあり、十勝側のカンバの中を捲いた。・1372の雪稜は上を行った。ブッシュやハイマツを掘り出してをつかみながらラッセルしていくかんじ。肩の少し西Co1430付近にイグルーでC4。なんと一日中スノーシュー。エスケープの、・1445への尾根はブッシュが出ていた。
小八剣と中ノ岳。
29日 快晴のちガス
C4(6:10)ー中ノ岳(6:30〜50)ー最低コル(8:50)ー・1469(9:45)ー東尾根分岐(12:30)ーペテガリ岳(14:15)ーCo1220=C5(15:00)
いよいよ勝負の一日なので早起きした。中ノ岳からの下りは少し急だが前を向いて下りられた。しばらくしてからスノーシュー。・1469から少し下りてアイゼンに変えた。東尾根分岐までは細いがズボズボ。ここまで雪庇は東に1m程度。東尾根分岐からは岩が出ているが南側を容易にまける。ズボズボ。雪庇は小さく北側。Peak直前でガスが上がってきたのと風が強く寒いので写真だけ撮って西尾根を下る。コル近くのCo1220でC5。
雪稜を行く中島。
究極の日高って噂。
30日 快晴
C5(9:20)ーペテカリ山荘=C6(13:10)
西尾根を下ってペテカリ山荘まで。雪が十分あったので山荘に向かってまっすぐ下りられた。とても快適な山荘。
31日 晴れ
C6(8:30)ー神威山荘=C7(13:30)
ペッピリガイ沢川沿いの林道〜トドマツの植林道を行き、テープに沿って尾根のっこし点へ向かっていく。Co560くらいまで行ったところでテープが見当たらなくなったので左手の尾根を上がる。ポコを挟んで西側のコルにテープがあった。そこから適当に沢に下り、後はテープに沿っていく。状態次第では支沢からの雪崩に注意が必要。二股で徒渉し神威山荘でC7。忘年会のはずがみんな連日の疲れで・・・。
1日 晴れ
林道を車まで。スコップで何箇所も除雪しながら車で進むが、一度右前輪が落ちヒヤリとした。なんとか復帰して下山。
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現役の報告・ 2005年10月10日 (月)
沢の二回戦の報告です。
9月27日(1ー0) 二回戦 札的川
L中島(3 AL平塚(2
9月27日(1ー0) 二回戦 札的川
L中島(3 AL平塚(2
<時間とルート>
C0地点(4:30)〜入渓(5:20)〜6の沢出合(8:30)〜6の沢F2(10:15)〜
6の沢出合(10:30)〜ピーク(12:20〜50)〜登山口(15:00)
林道途中のゲート手前でC0。ところどころ崩壊している林道を行く。2の沢出合堰堤より入渓。大滝まで堰堤がいくつかある。全てまけるが、一箇所いやらしい。大滝は三段ある。一段目、二段目は楽に直登可。三段目は左岸を巻く。三段目だけザイル出す、Lリード。残置豊富で、FIXロープもある。3の沢出合まで快調。4の沢出合を過ぎてすぐに二段の滝。一段目6mは左岸もいけるし中もいける。2段目8mははじめ左岸を捲こうとするも一回降りる。空身で左岸を捲き、ザック吊り上げ。その後二段の滝、一段目直登可。ちょっと難しい。2段目左岸の岩盤(泥壁→岩→草つき)を登る。沢に戻る時、木をピンにしてab。6の沢に入るとすぐに小滝が出てくるが、問題ない。その後3段の滝がある。一段目は空身で右岸直登、ザック吊り上げ。ちょっと難しい。次の二段目の滝が困難。ALが直登しようとし中段まで行くが引返し。続いてLが左岸を捲こうとするも、大きくなりそうで危険なため途中でabで引返し。次にALが右岸を捲こうとするも、脆く危険なため途中でabで引返し。そのまま一段目の滝も含めてabで引き返す。そのまま本流に戻り、本流を登る事にする。本流に入ってからも滝が出て来る。6mF左岸まく。次に6mF、ザイル出す。ALリードで空身で登り、ザック吊り上げ。その後水量多い方をつめていき、ピークまで。上部はもろくつかめるブッシュも少ない上急なため、すごく怖い。やぶこぎはちょっと。後は夏道下山。浦臼山より手前で林道になった。
<パーティ>沢二回戦。
慎重な判断できた、登攀力不足もあるが事前の情報不足だった
L:慎重な判断できた
AL:慎重な判断できた、地図読みBAD、ALとして頑張った
C0地点(4:30)〜入渓(5:20)〜6の沢出合(8:30)〜6の沢F2(10:15)〜
6の沢出合(10:30)〜ピーク(12:20〜50)〜登山口(15:00)
林道途中のゲート手前でC0。ところどころ崩壊している林道を行く。2の沢出合堰堤より入渓。大滝まで堰堤がいくつかある。全てまけるが、一箇所いやらしい。大滝は三段ある。一段目、二段目は楽に直登可。三段目は左岸を巻く。三段目だけザイル出す、Lリード。残置豊富で、FIXロープもある。3の沢出合まで快調。4の沢出合を過ぎてすぐに二段の滝。一段目6mは左岸もいけるし中もいける。2段目8mははじめ左岸を捲こうとするも一回降りる。空身で左岸を捲き、ザック吊り上げ。その後二段の滝、一段目直登可。ちょっと難しい。2段目左岸の岩盤(泥壁→岩→草つき)を登る。沢に戻る時、木をピンにしてab。6の沢に入るとすぐに小滝が出てくるが、問題ない。その後3段の滝がある。一段目は空身で右岸直登、ザック吊り上げ。ちょっと難しい。次の二段目の滝が困難。ALが直登しようとし中段まで行くが引返し。続いてLが左岸を捲こうとするも、大きくなりそうで危険なため途中でabで引返し。次にALが右岸を捲こうとするも、脆く危険なため途中でabで引返し。そのまま一段目の滝も含めてabで引き返す。そのまま本流に戻り、本流を登る事にする。本流に入ってからも滝が出て来る。6mF左岸まく。次に6mF、ザイル出す。ALリードで空身で登り、ザック吊り上げ。その後水量多い方をつめていき、ピークまで。上部はもろくつかめるブッシュも少ない上急なため、すごく怖い。やぶこぎはちょっと。後は夏道下山。浦臼山より手前で林道になった。
<パーティ>沢二回戦。
慎重な判断できた、登攀力不足もあるが事前の情報不足だった
L:慎重な判断できた
AL:慎重な判断できた、地図読みBAD、ALとして頑張った
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