報告_2017.06.24(1-0)
シシャモナイ西の河原西壁スラブルート
L近藤(5 AL笠井 吉田(2
<時間とルート>
曇りのち晴れ 西の河原駐車場(4:00)取り付き(5:00-5:10)1p目終了(6:00)2p目終了(7:10)3p目終了(9:00)4p目終了(10:00)5p目終了(12:10)6p目終了=ピーク(12:45-13:15)海岸(14:15)駐車場(14:40)
駐車場から海岸線を歩く。西の河原ボルダーエリア直後に廃棄ザイルでab3m。ピンは残置RCC。降りてすぐに軍艦岩までへつる。Fix使って10m右上し取り付き。
1p目 Ⅲ 40m 近藤リード 傾斜の緩いスラブから短いチムニーを抜ける。終了点は残置ハーケン*2、残置RCC、残置リングボルト、ハーケン。
2p目 Ⅲ 45m 笠井リード 凹角からスラブを少し右へ。さらに凹角を登ってビレイ。終了点はエイリアン、ハーケン*2。
3p目 Ⅲ 40m 吉田リード 凹角を抜けてスラブをバンドまで登る。バンドを左にトラバースしてリッジ手前のテラスまで。電子レンジ大の浮石もあり神経を使う。ここまでのピッチは全てカムで中間支点が取れる。終了点は残置ハーケン、残置ボルト、残置リングボルト、カム。
4p目 Ⅳ 20m 近藤リード リッジを少し左に出て立ったカンテを直上。中間支点はハーケン。体が外に出て気持ち良い。やがて浮石だらけのルンゼ状に出る。ルンゼの直下はビレイ点であり、落石が非常に危険であるため、ルンゼ左の岩を進む。カム*3でビレイ。
5p目 Ⅲ 30m 吉田リード リッジへ出たためピークへ向けてロープを伸ばす。正面のスラブを登ろうとするも、触れるもの全て崩れるという有様なので、左から草付きを捲きあがる。この草付きの中にボルト*2の終了点を発見(下降用の懸垂支点か)。ハーケンとブッシュでピンを取りながら岩と草付きを登り、立木、ハーケン、アングルでビレイ。不安定な草付きとボロい岩に消耗する。
6p目 Ⅱ~Ⅲ 20m 笠井リード 草付きを登り、ピークの立木でビレイ。登攀終了。
下降は明瞭な鹿道をたどって稜線を北に歩き、西の河原北端の尾根に向かう。藪を漕いで尾根を降りていくとブッシュに埋もれた旧遊歩道にぶち当たった。これをたどって尾根の北側に進み海に出る。下から見るに、遊歩道はこの尾根の両側にあるようだ。握手を交わして駐車場まで。
<パーティ>
岩メイン準山3回目、アルパイン行けた。
<ルートに関して>
1-3p目までは岩は固くしっかりしている。3p目あたりから浮石が多くなり、4p目以降はかなりボロい。ロープが浮石に干渉しないようなルート取りをしたり、落石がビレイ点を通過しないよう短くピッチを切るなどの配慮が必要だったと思う。
クラッシュパッドを持っていけば西の河原ボルダーで遊べる。
0 Comments
コメントはありません.