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2011年10月2日 モッチョム岳登攀
L井ノ上(3 M高橋(2

 

↑モッチョム岳。東側から見た
道路(7:10)―滑り台ルート取り付き(11:30)―黒稜会ルート取り付き(13:30)―テラス(14:00~14:30)―道路(16:00)
晴れ。前日に入山口予定の沢形を偵察したにも関わらず、当日は予定より一本東の沢形から入山してしまった。が、このときはまだ気付いていなかった。疎林でどこが踏み跡なのかハッキリしないところをただただ登る。Co500あたりで、自分たちのはるか西にモッチョムの壁が見えた。・・・あれ。どうやら間違えたらしいことに気が付き、西に向かって谷を2つ越えた。その間に7mロープを出す。Lはロープをつかんで降りようとしたが、かつってすねを強打。Mは懸垂で降りる。なんとかボルトが打たれた壁まで来られた。とんでもなくでかいスラブは圧巻である。壁は下からでは木が邪魔で概観がつかみづらい。
まず、滑り台ルートに行った。


・滑り台
1p目 30m 5.7 ボルト1本  始めのボルトが高い位置にあり、出だしが怖い。ボルトからは潅木をつないでバンド上の終了点へ。
2p目を見上げると、最初に2本ボルトがあるのだが、その後のピンははるか彼方。ランアウトが怖そう。もともと黒稜会ルートを登るつもりだったので、終了点からバンドを左へトラバースして踏み跡にエスケープした。

・黒稜会ルート
1p目 30m、4級 ボルトは1本 草付の汚い凹角を登る。ここはフリーウェイ1p目と同じ。

トポを見た感じの予想としては1p目終了点から左にフリーウェイ、右に黒稜会ルートと分かれるのだろうと思っていた。しかし、終了点からは左にのびるフリーウェイのピカピカボルトしかなく、右にはただつるつるのスラブしかなかった。終了点から、綺麗なフリーウェイを指をくわえて眺めたあと、懸垂して帰る。(山岳部では計画に入っていない登攀ルートには行かない。)

 

帰り道は赤いテープやスズランテープを頼りに山を下っていくと車道に出た。このテープ道の入り口は車道からでは不明瞭で、「こんなのわかるかぃ!」とMが珍しく叫ぶ。

モッチョム岳南壁の取り付までのテープ道入り口は、国道から車で山のほうへ登って行き、銅淵川付近の電柱『232』の30m西、側溝が山に入り込んでいるところである。後に黒稜会ルートについて調べてみると、再登は出来ないという記述を発見。調べ不足。今回、見て、生きていると確信できたルートは、滑り台、フリーウェイ、デイドリーム。

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