Post to Twitter Post to Facebook

 

2/25-26(2-0)             定天東尾根       L井村(4AL井ノ上(M高橋、田中(2

 

 

【時間とルート】

1日目:くもりのち雪 橋(12:05)天狗平=C1(13:40)

2日目:雪 C1(4:55)エプロンフェース基部(6:00)ナイフリッジ後引き返し(13:00)エプロンフェース基部(16:15)橋(17:35)

 

1日目は、行動時間はあまりないことから遅めの入山。3時間の読みだったが、ラッセルもあってすねまで程度だったので、早くにテンバに着いた。Lsは、明日のための下見をしに行き、ついでにザイルを基部にあった木の下にデポした。Mはなぜか全層イグルーを作っていた。

 

2日目は、朝早くに出発。Lと田中、ALと高橋の組み合わせで行動した。前日の偵察で、定天基部に雪崩れた後にできたような大きな段差があったので、沢の下の方をトラバースした。エプロンフェースはコンテで行く。50mくらいでラッセル胸。井ノ上Pは高橋がトップだった。稜上に上がって、コンテで、核心ピッチまで。特に問題ない。問題の核心ピッチは雪に埋まり、春に見せたものとはその容貌は全く異なっている。リッジ上は岩岩していて、ピンもとれそうにないので、まずは太い木に乗っかって、ひたすら除雪をし、ルートを確保する。まるで日高の急登の胸ラッセルをえんえんとこなしているかのようだった。このルートはずっとこれの繰り返しで、除雪しながらセッピ判断をし、側壁に生えた木とリッジの間を行く慎重さが求められた。最後にでかい3mくらいある岩が出てきて、残置ハーケンと腐った残置シュリンゲを掘り出し、全力でA0しながら、振り子トラバースして、リッジに出て、全力でA0して突破した。その後も、2mくらいのステップのきまらない雪壁が出てきて除雪に苦労する。結局、このルートでは、ルーファイに迷ったり、ザイルが途中引っかかったりして、50mのリードに2時間半もの時間を費やしてしまう。次のピッチは田中(井ノ上Pは高橋)が前を行く。30mくらい。最初木を登って広い尾根を行く。さて、全員がナイフリッジ手前でそろった時には既に引き返し時間の12時だったが、見た感じ、イーストコルから懸垂した方が早そうに思えたので、井ノ上Pにトップを譲り、そこまで進むことにする。しかし、思った以上にナイフリッジ先がきれており、ラッセルも胸で、突破に時間がかかることから、井ノ上、高橋、井村と行った後でそこから引き返すことにする。引き返しに必要なラッぺルは、核心ピッチの50m一回だけで、後はBS等で対処できる。ただし、ザイルの流れが悪く、途中回収に手こずる。今後の人は、北側にラッぺルして、ローソク岩を捲いた方が無難。エプロンフェースは、田中にザイルを出す以外は、皆BSで降りた。あとはちょっぱで下山。

薄暗い中アプローチ

エプロンフェース

Post to Twitter Post to Facebook

Tags: