報告 2012/9/2-5(4-0)
沢2回戦 〜中ノ川からペテガリへ〜
中ノ川中ノ岳北東面~ペテガリ川北西面下降~ペテガリB沢
L高橋(3AL井ノ上(4鹿島M井村(08’
9/2 晴れ:林道終点(4:30)中ノ川支流出合(5:30)三俣(9:15)上二俣=C1(12:00)
林道行き止まりから1h歩いて中ノ川支流出合に着く。途中トイバイクで疾走する釣り師と会った。しばらく歩いて地図上の林道終点から入渓。ここしばらく雨が降ってないためかメインの時より30cm以上減水していた。渡渉はすねくらいまでの容易なものがほとんど。底の見えない淵は消え険悪だった函もエメラルド色のプールになっている。結局S字の函までにある函は中を泳いでいけた。S字は左岸を捲き、三俣は泳いで右俣(支六の沢)に入る。右俣に入ると函が次々出てきて泳いで突破していく。真夏日なので楽しい。快調なので30分休憩もして上二俣のテンバへ。出合から500m下流の左岸台地でC1。安全なテンバ。少し上流には1960年代の山スキー部事故の釜滝がある。例の理科大事故のテンバは出合から100mくらい下流にある河原だったのかもしれない。ALがカメラーデンリードを捧げる。星が奇麗な夜。
9/3 晴れ:C1(4:50)中ノ岳(12:20-40)Co650二俣=C2(16:50)
上二俣を左に入ると小滝の連続。沢が南西に屈曲すると、30mFで始まる連瀑帯が函記号の終わりまで一気に続く。左岸を捲いて30mFの落ち口まで行き、右岸に移ってそのまま滝を4つくらい大高捲き。最後の釜持ち滝手前で降りられるが、突破が難しそうに見えたのでそのまま右岸微妙な草付きをLトップでザイル出してトラバースし落ち口に抜けた。一度両岸が開けると快調な滝登りが続く。Co960出合に残っていた雪渓の脇を通った先に30mの大滝。左岸を登り後続にザイル出した。Co1120辺りには樋状2段15m+10mがあり、1段目右岸捲いて2段目Lのみ登り後続は捲いた。他にも樋状やチムニー状の小滝がありお助け紐数回使った。源頭部のガレを詰めると薮こぎ30分でピークに立つ。北にはこれから向かうペテガリの沢筋が雲の中へ突き上げている。ピークから西肩のコルに降り北西面を下る。上部は急斜面のガレガレで慎重に下って行く。 岩盤状になるとCdの連続で、Co880までにある滝は捲きとCdで下る。Co880からCo820の間が核心部でabの連続。1つ目のFはハーケン打って30mab(残置ピン1つ使った)、次に滑り台状8mがありMが滑りたがるがハーケン打ってabで降りてみると膝程度の水深であった。3つ目のFを15mab(ピン流木)で降りた先に、まだ死後数日と思われる雄鹿がクマ糞の傍らに横たわっていた。ここは鹿を狩るクマが居着いているらしい。クマ臭漂うその先のFを残置ピンで10mabで下り、沢が西に曲がると河原歩き。Co650二俣のキャンプ場みたいな快適テンバでC2。
9/4 晴時々雨:C1(6:15)b沢出合(6:35)Co1100F(8:30-10:00)ペテガリ(12:30-13:00)ペテガリ山荘=C3(16:50)
b沢出合まで河原。C沢出合を右にはいると小滝の連続。5〜10mくらいのがしばらく続く。お助けひも1回出す。Co1100ルーム通称ヌメヌメの滝は数段になっており全てつなげると50mくらいあった。1段目の容易な階段状を登った後、AL(鹿)が右岸を捲き、ザイル出して後続は岩登りで右岸に上がる。ここは打ち合わせ不足のため時間を使ってしまった。右岸からab10mで沢身に戻る。その後も滝がひたすら続き、源頭の二俣を右にとると薮こぎ30分で念願のペテガリに立つ。快晴の中夏道を下る。山荘にはペテガリに通い続けて10年(しかも東京から)のおじさんが待っていた。白米を炊いて成功を祝う。
9/5 晴れ:C3(6:15)神威林道(8:40)
ペッピリガイのっこしは看板もありほぼ夏道。みそぱん氏(WVOB)に迎えにきてもらい野塚峠をのっこし帯広のはげ天へ。
【Party】
沢メイン2回戦貫徹
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地形図をつけないか