報告_2017.12.28-2018.01.05(7-2)
冬メイン一年班大雪
~貫徹!トムラウシの森~
L近藤(5 AL高崎 坂口(3 M2吉田(2 M1青木 佐藤(1
<時間とルート>
12/28 雪 大雪湖(7:30)石狩沢Co1050=C1(13:10)
ALのスコップ忘れから4日後、再び大雪湖に舞い戻る。除雪はない。爆弾低気圧による激ラッセルを恐れていたが、こしまり雪の脛ラッセルで少し安心する。重荷に耐えてひたすら歩く。石狩沢Co1050の橋は岸がえぐられており乗れなくなっているため、橋の下流で倒木渡渉を試みる。Lが通過し、ALが通過しようとすると雪が崩れて脛まで沈んだ。もう一人のALは崩れた後を通過、M3人は橋の上流に安定したSBを発見したためそちらを渡る。もう少し時間をかけて渡渉点を探すべきだった。
明日は停滞の予定だったため今日はここまでとし、焚き火で濡れた装備を乾かす。
12/29 雪 C1(8:15)大石狩沢出合い=C2(9:45)
のんびり起きて石狩Atテンバまで。時折青空が見えて明日のAtに期待を膨らませる。
12/30 快晴→曇り C2(5:15)石狩岳(9:30-40)C2=C3(12:05)
冬型だが満点の星空の下、出発。脛ラッセルで北西尾根を快調にコンタを上げる。Co1520から南に小さい雪庇のある細目の尾根になる(天塩東尾根にそっくり)。ブッシュがうるさく捲いたりしつつ進む。コンタを上げるにつれトムラなどの眺望が広がっていく。Co1700ポコから北側に雪庇、1mくらい。基本的に広い尾根なのでブッシュ側を進んでいく。Co1700でシーデポEP。ここから北東側より気にならない風。特にCo1820ポコ周辺は風強く南側をねぐる。稜上は時折北東から気になる風が吹くため、南西側で風を避けつつ進むが、それでも時折気になる風。Co1820ポコまでに誘導デポ3。Co1900に止めデポ3。ここから稜線は細くなり岩に足を置いたりもするが、固くはなく緊張はしない。やがてピークに出る。・1966で看板掘り出して第一目標の登頂に浸る。帰りは来た道。Co1700ポコからCo1500の細いところはスキー不快調。帰り着いた夏テンは我が家のように思えた。遅めのクリスマスパーティーが開催される。
12/31 快晴 C3(6:15)沼の原(8:40)大沼(9:50-11:05)長沼=C4(12:05)
本日も快晴。テンバから・1252の尾根に乗っていく。脛ラッセル。尾根頭はねぐって沼の原へ上がるコルに出ると朝日に照らされ、ニペが見えた。急登を登って沼の原に出る。快晴無風で行く手にはトムラウシ、背には石狩岳が聳える絶景。あまりに気持ちが良いので大沼で大休止。M2パー食の抹茶と和菓子でお茶会が開催された。沼の原北西コルからは磁石を切って長沼まで。トムラが眺められる長沼のほとりで焚き火。夜は竹原ピストルが胸に染みた。
1/1 雪 C4(7:20)地獄谷(9:40-50)パンケトムラウシ右岸Co1100=C5(13:30)
脛ラッセル。長沼からコルに向けて磁石を切って進み、途中から同コンタトラバースでコルの少し上に出る。そこからスゲ沢左岸沿いに進み、Co1240あたりで渡渉し右岸を進み、地獄谷へ。五色沢は合流地点あたりで渡渉。埋まっている。化雲沢は合流地点あたりでSB渡渉後Co1100の尾根状を捲きあがる。ワセダ沢はCo1090で探して危ういSB。トムラウシ川の支流はCo1170で埋まった沢を渡渉。ここより下は厳しそう。ここまでの渡渉はどれも谷が深く登り返しが重荷に堪えた。右岸に乗ったところからコンタ尾根Co1100に磁石を切り、ここでC5。チャーガを飲んでトムラの麓に腰を据えた。
1/2 晴れのち雪 停滞C5=C6
低気圧の通過。午前中は前面で晴れていた。おしることチャーガを飲んで箱根駅伝をきき、寝正月をキメる。
1/3 曇り時々雪 停滞C6=C7
冬型。甘酒とチャーガを飲んで箱根駅伝をきく。AL高崎、イグルーを3つ建立。焚き火した。
1/4 快晴 C7(5:30)Co1700シーデポ(7:00-10)トムラウシ山(9:30-40)シーデポ(10:40-50)C7=C8(11:45)
冬型の緩みを狙ってAtに出る。テンバからコンタ尾根を登る。目の前は丸い月、後ろには石狩、ニペなど東大雪の山並みが見える。Co1700でシーデポEP。気にならない風。ここでニペから日の出が昇り、「迎春」の二文字が頭に浮かぶ。Co1750ポコ周辺は局地的に風強く気になる風。ポコを過ぎたあたりから一応デポ旗を打っていく。トムラ東の2つのポコのコルを目指して登っていく。岩や急な雪壁があり、Rf必要。EPワークは石狩より求められる。慣れていない一年目なら怖いだろう。
頂稜に出るとポコが乱立する先にトムラの頂きが見えた。中央高地より西側は雲に覆われており雲海となっていた。沼の原、長沼なども見え歩いてきた道程に感慨を深める。頂稜のポコは岩峰となっておりこちらもRfが必要。東から頂稜を回り込んで、トムラのピークに立った。十勝平野を眺めてはげ天に思いを馳せる。
帰りは来た道。下部のスキーはふかふかで珍しくスキーを楽しむ。テンバではパー食大開放の宴。
1/5 曇り時々雪 C8(5:30)トムラウシ温泉(10:55)
・1115を経由して西沢の林道に乗る。渡渉が面倒臭そうなのでそのまま林道を進む。いくつか林道をショートカットしながら進み、トムラウシ温泉に下山。あとははげ天へまっしぐら。
<パーティ>
冬メイン一年班貫徹。山旅。
M2 口出し○
M1 がんばった
<感想>
近藤 デカいピークへのアタックを目指して深い森で旅をする、一年班らしい良き冬メインでした。北海道の山はやっぱり広くて深いですね。パーティに感謝。
高崎 寿司に始まり、石狩At沼の原のっこしトムラAtを快晴で終え、最後に温泉ダッツハゲ天で〆。恵まれ過ぎなメインでした。とむらの森で暮らした9日間、自然の恵みそしてパーティに感謝です。
坂口 メイン初貫徹。そして快晴の中の山旅は最高だった。文句なし。
吉田 ロウソクを灯したことと、テント内小便を控えていただいた結果、私は夏テンが好きになりました。楽しかったです。ありがとうございました。
青木 「こんな景色を自分が見ていいものなのか?」と困惑するほどの絶景の連続でした。穏やかで賑やかなパーティでとっても楽しかったです。パーティに感謝です。
佐藤 最初から最後までやられる場面がなく、自分の成長が感じられた。3枚大富豪が結構楽しかった。パーティの皆さん本当にありがとうございました。
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