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報告_2018.08.04-06

芦別岳夫婦岩登攀

L笠井(3 AL青木(2 M坂口(4

<ルートと時間>

一日目:登山口(6:40)BC(9:40)取り付き(10:50)終了点(12:10)BC(13:40)

天気:晴れ 沢沿いの旧道を行き、ユーフレ分岐、夫婦分岐を経て夫婦岩基部の快適天場まで。テントたてて南西カンテ取り付き。

・南西カンテ すべて青木リード

1p Ⅲ 20m 顕著な取り付きからカンテ沿いに登る。残置ハーケン*2、ハーケンで確保。

2p Ⅲ 45m 草付き混じりのフェースをカンテに沿って登る。木で確保。

終了点から1p20mほどザイル出して、古い捨て縄のある木まで下り気味にトラバース。捨て縄してab40mのち、落石に注意して中央ルンゼを下る。時間があるので洞穴スラブ、北壁カンテの偵察。BCは電波入った。

 

二日目:取り付き(10:10)敗退終了(12:10)敗退終了(13:10)取り付き(13:30)終了点(16:00)BC(17:00)

天気:ガス~晴れ 朝起きるとまさかのガス。寝て待つ。

・北壁カンテ

1p 未知数 15m 青木リード 脆いバンド状を登り、A0交えて小ハングを微妙な登りで越す。右手に見えるつるりとしたスラブをぼろい残置シュリンゲのA0で登ろうとするが難しい。A1、フリーで挑むが結局リング*2で敗退。

1p ⅣA0 10m 笠井リード ランナー回収もかねて行けるところまで行くつもりで取り付く。小ハング手前まで行くが、のっこしが微妙でやばい感じがしたので残置ハーケン*2、ハーケンで敗退。

正規ルートがⅣA0であることを考えれば、青木が行ったルートはおそらく間違い。このスラブの左にあるJ$の左側面のスラブを登るのが正しいと感じた。ただ青木が登ったスラブにも残置シュリンゲ、ボルトがいくつかあり、そちら側に行ってしまうのも無理ないと感じた。

・洞穴スラブ

1p Ⅳ~Ⅴ 35m 笠井リード 草付き混じりのフェースをややランナウとしながら登る。洞穴の左に回り込み、かぶり気味のクラック~立った凹角を登る。リング*2、残置ハーケン、ナッツで確保。カムがよく効く好いピッチ。

2p ⅣA1 2m 青木リード 目の前のハングをA1で越えようとするが次のハーケンの穴が狭い。ランナーをかけようと試みるがきつくなり、ランナーつかむ片手にぶら下がる形になる。北壁カンテの敗退もあり、精神的にきつそうなので交代。

2p ⅣA1 35m 笠井リード 結局カラビナが通らないので二手ほどフリーで登った。その後もハーケンが遠かったり、浅打ちだったりと難しめ。RCC、リング*2で確保。

2pの懸垂で取り付きまで。二つ目の支点はアングル足した。夜は反省会。

 

三日目:BC(5:10)取り付き(8:10)本峰(10:20~11:30)登山口(13:30)

天気:晴れ BCから明瞭な踏み跡を沢型に沿って進み、Co1270コルに出る。以降旧道をたどり、本峰西コルに荷物デポ。アタック装備で西壁基部に向けて30mほどタンネ帯をトラバースし、取り付き。

・本峰西壁ダイレクト

1p Ⅲ 右ルート 40m 青木リード 少し登ってがばがばのフレークに沿って直上。その後草付き、フェースを登って3畳ほどもあるテラスへ。残置ハーケン*3、ブッシュ束ねて確保。

2p Ⅴ 40m 笠井リード 草付き凹角直上後、草付きバンドを左にトラバース。細かいフェースを左上し傾斜の緩いスラブを登って1稜上まで。ペツル、灌木で確保。

徒歩30秒で本峰ピークまで。これぞアルパイン。

荷物を回収したり、やってきたおじさんたちと話しながら過ごし、新道へ。弱体化した足腰でひたすら下り登山口まで。

 

頑張るAL

 

よいテンバ

 

夫婦岩を去る

 

本峰

 

崕山

 

本峰西壁を望む

 

見切れる岩とLの無表情はご愛敬

<パーティー>

岩メイン最終準山 本チャン、支点構築

笠井 ハーケン落とし

青木 リード時突っ込みすぎ、軽量化×

坂口 フロマ忘れ

 

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