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切り抜き詳細
- 発行日時
- 2024-9-16 12:15
- 見出し
- 前穂高岳北尾根
- リンクURL
- http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7111221.html
- 記事詳細
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前穂高岳北尾根(アルパインクライミング/槍・穂高・乗鞍)日程:2024-07-30〜2024-07-31メンバー: gt2010 inoue2009コースタイム:コース状況/その他周辺情報:アイゼン必須写真:B沢の途中でザック発見。快適な北尾根朝焼け快適な北尾根ゴルジュ入口雨降りしきる、奥又白のテン場コケたら大滑り台テン場へ戻るb沢へ向かう感想:平日有休カードを2日発動して初めての前穂/東壁を計画した。初日は夜遅くまで雨が降った。壁は濡れてそうなので遅めに出発する。とりあえず東壁に向かいゴルジュに入ると、滝のふもとに冬装備の巨大なザックが!遭難者の物かもしれないと一応身元の分かりそうな物を確認すると、カビの生えた容器に「AACH NARITA」の文字。「ウヒョー!」と二人でひとしきり写真を収め、気をあらためて壁の取り付きへ向かう。目当てのルートはコンディションが微妙そうなのと時間が押している(本日中に17時台のバスに乗らねばならない)ためルートを北尾根に変更し3・4のコルへ出る。雪渓の詰めは4本簡易アイゼンでもなんとかなった。山頂までは3pほどロープを出した。A沢の下降は雪渓べったりのロング滑り台状で、一番緊張した。自分は前爪のない簡易アイゼンのためバックステップができず、概ね側壁の岩をへつりながら慎重に下った。晴れて清々しい奥又白のテン場に着く。JUN氏のコーヒーを頂き、1時間も経たずに速やかに撤収し下山する。学生時代の、北日高のカールで過ごした時間のなんと豊かなことか...もっとテン場でゆっくりしたかった。(ザックは後日、本人が回収しました)久方ぶりに山に抱かれました。山行後にまともに歩けるようになるまで1週間程かかった。井上靖の氷壁の舞台を、季節は違えど見てこれたのは良かった。