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発行日時
2024-10-15 3:10
見出し
笠谷右俣B沢‐錫杖岳‐錫杖沢‐クリヤ谷
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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7101857.html 笠谷右俣B沢‐錫杖岳‐錫杖沢‐クリヤ谷への外部リンク
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笠谷右俣B沢‐錫杖岳‐錫杖沢‐クリヤ谷(沢登り/槍・穂高・乗鞍)日程:2024-08-04〜2024-08-05メンバー: yoneyama nishinakentaコースタイム:コース状況/その他周辺情報:笠谷林道の3分の2は廃道錫杖南コルからクリヤ谷二股までは大滝に巻道はあるが、沢登りルート写真:コルから先は踏み跡ある赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続くロープ出す登山口案内板は風化中藪の中の倒木に生えた地衣類美しき毒草側面は絶壁に覆われている平湯の湯、無人露天300円ラ王と西名さん紫の蕾赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続く本当に行けるのかヨと思うとき水が絶えた涼しいな二段目の10m弱は右岸のがれ脇の草付きに取り付くがもろく傾斜あり断念またまたナメ滝笠ヶ岳とクリヤかザレの下は奈落という場面にトラロープ赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続く赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続く笹の海の中、倒木にすがる段差平湯の湯、無人露天300円赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続くきょうも素敵な遡行踏み跡なので見失うことシバシバガスが行ったり来たりほぼ沢ルートコルまでヤブコギかその左寄りのくさのない急傾斜ガレルンゼをチムニーで登ったらかなり厳しい。脇の草付きでうごけなくなっている赤いヘルメット下降の沢より見上げる錫杖岳滝10m以下の脇を行ける滝が多い釜もあり天場は個々のほかはあまり適地無し遠くに滝凄い壁数m差の最高点はあの左の峰のようだ笠谷林道、森の中は快適赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続く紅い花林道終点から本流を見下ろす朝ラーメン。きょうはラ王懸垂終えたとこ錫杖岳の屹立を見る二段滝の一個目は左岸脇を登る岩峰群を顧みる山頂クライムダウンはできるが一般的ではない感じの大滝左岸のヤブにトラロープはある崩壊林道のガレの上から絶壁奈落赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続くナメ滝ガレルンゼを更に上に抜けた目指し赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続くこのあたりは地形的に狭い谷ガスもいいね行けるナメ滝林道終点から、ややわかりにくい右俣赤い風化花崗岩の緩いナメ滝が続く感想:一日目元同僚の西名さんと沢。松本のウチまで車で来てくれた。前夜泊ウチでして、早朝1.5時間で栃尾温泉。1日2本のみのバスに乗って笠谷下車。西名さんはこの林道何度か以前歩いたとのこと。1時間ほどの林業飯場までは整備されているがその奥は放置の廃林道で、平成元年工事の標識あり。ヤブに覆われ、落石のガレが急斜面ほど多く、高度感あるトラバースもあり。200年前播隆上人は槍ヶ岳開山の前にこの笠谷から南西尾根に取り付いて笠ヶ岳開山したらしいのだが今は痕跡無し。石仏10のうち8は見つかって山麓の資料館にあるとのこと。こんな林道でも上人ルートの本谷を遡行するよりは早い。左右の二股で入渓。少しその上流まで道があり、右俣への入口は少々変わっている。下りできたら林道を当てられなそうだ。薄くしく容易なナメ滝が連続する。大きい滝も多いが困るものはない。1290mにある二段の滝の上段は、右岸〜トラバース〜左岸という案もあるが右岸の急なガレルンゼの草付きに取り付く各々数メートル違うルートを登り始めてしまって結構行き詰まる。米山の取り付いた左側のボロボロのスレスレチムニーで10m程上の立ち木灌木まで到達。そこから、右ルートのボロボロ草付きの途中で行き詰まっていた西名さんに手持ちのシュリンゲをすべて継ぎ足したお助け紐を投げて窮地を抜ける。ちゃんと始めからザイルを出して行くべきだった。一発目の核心でズルズル始めてしまい反省。ノーザイルの距離ではなかったが、灌木までは手も足も出なかった。藪の中からザイル出してトラバースして下降点を探す。下は流れが白くなっていて1.5ピッチほど進んだところから懸垂。巻道のような痕跡はあった。その後も大小きれいなナメ滝が延々連続するが困ったやつはなかった。1490mに良い場所がありタープで泊まる。薪は湿っていたが着火炊事は問題なし。なんだか眠く、明るいうちから寝床に入る。夜中はシュラフカバー一枚ではやや寒く、かっぱを着て寝直す。下界の酷暑が夢のようだ。深夜大型動物が沢を渡る物音を西名さんが聴く。二日目ほどなく二股。計画では左側の錫杖岳の北のコルに上がる沢から山頂目指すつもりだったが、よく考えたら稜線に踏み跡レベルながら道のある南コルを目指したほうが良いと思い、ここは右俣を取る。水のあるうちは快適なナメ滝が続き、1800mで標高差200を残して笹薮に突入。源頭は広い緩斜面なので笹は多いが淡々とコルに向かって突き進む。ヤスヒロさんは北のコルから二股に滑り、右俣を登り返したのだとか。コルには、クリヤ谷からの踏み跡ルートのピンクテープがある。山頂まで、際どい未整備道を辿っていくと、岩峰群の弱点を縫って山頂まで至る。ガスが行き来して幽玄な気配。本当の最高点は少し先だがまあいいやって感じになる。少しして、岩の基部から人が現れた。聞けば町田さんという藪山歩き登山愛好家の方で、地下足袋のご同輩。6日ほど北アルプスの藪山岳を巡っているとのこと。こんな無人域で突然会って驚く。下りに取るとピンクテープありとはいえ、ルンゼからトラバースに入るところとか、うっかり行き過ぎる道失いポイントの罠はいくつもある。コルからクリヤ谷への下降路も左にトラバースする1910m地点はわかりにくく、要注意だ。あとは傾斜のある沢登りルートを下る。大滝には巻道が付いているが、夏道登山道ではない。錫杖岳岩峰群へのクライマーの取り付き道分岐が多い。クリヤ谷本流の対岸にはクライマーの幕営跡地いくつかあり。クリヤ谷からクリヤの頭経由笠ヶ岳への登山道は今や廃道らしい。西名さんはなんと10数年前の大学山岳部時代に北アルプス大縦走の下山路で通った事があるらしい。その際にもかなりヤブに覆われていたという。北アルプスと言っても人が多いのはごく一部だ。中尾高原口バス停からは、1時間に一本のバスで車デポの栃尾温泉へ車回収に。平湯の湯という無人露天風呂で静かに浸かる。300円。栃の木と桂の木と楓の木に覆われた良い湯船だった。降りてから日本登山体系を読む。あの二段滝、地形が変わったのか、水量が多かったのか特に問題の記述はない「上段はシャワークライミングとなる」ってやつかな。岐阜百秀山も読み返す。円空仏の背に1690年、この山の名前があったのかあ。岐阜百と白籏史朗の百がイッコ増えていたのはささやかに嬉しい。3日に塩尻で仕事があったため、4-5日のプランで行けそうな沢ないですか?と先輩を誘う。複数案あったが錫杖岳が未踏だった事と2年前に笠谷に行った経験を生かして今回の計画に決定。車の回収などが肝となるが、栃尾温泉に車を停めて、行きは1日2便しかないバスで笠谷までアプローチ。相変わらずの林道で途中の木材業者の飯場にはトマトの家庭菜園もあり時の流れを感じた。笠谷本流と支流の分岐から入渓。登山体系にはシャワークライミング云々書かれている滝が1番の難所。ガレタルンゼを先輩が突破。ガレが半端なく一度滑り落ちて手を切ったので草付きから攻めるも行き詰る。お助けスリングで事なきを得て2ピッチトラバース。1ピッチ懸垂で川床に復帰。滝をシャワークライミング直登もできなくは無かったが、ランナーが取れずビレイ点も不明、落ちたら死ぬ高さの滝なので、ガレたルンゼから行かざるを得なかったが、ロープを初めから出せば良かった。その滝の周辺だけ岩がとても脆かったと思う。その後は支流らしく狭めの遡行が続く。適切な幕営地も2ヶ所ほどしかなく我々が泊まった所が最も上流で適地だと思う。 先輩の焚き火技術は流石でした。翌日は沢を詰めて錫杖岳南のコルを目指す。最後の100mは薮がすごい。 コル以降はピンクテープ有 下山時に1ヶ所間違える。 錫杖沢の下りも水流が多く沢下りに近い、登山靴だとコケで滑るし危ないので沢靴推奨。10年ぶりのクリヤ谷を通過して下山。中尾温泉からバスで車を回収し先輩を松本に送り岐阜に帰る23時帰宅。
 
 
 
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