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切り抜き詳細
- 発行日時
- 2025-8-6 2:16
- 見出し
- 真川・鳶谷右股-薬師岳-岩井谷周回
- リンクURL
- http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8515203.html
- 記事詳細
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真川・鳶谷右股-薬師岳-岩井谷周回(沢登り/剱・立山)日程:2025-08-01〜2025-08-03メンバー: Kashiken inoue2009 imuraコース状況/その他周辺情報:1日目 折立(9:30)ー岩井谷橋(10:30)ー鳶谷出合(12:30)ーCo1850テンバ(15:30) 公道よりも整備された林道を歩き、岩井谷橋から入渓。アルプスの美しい水と渓相に心洗われる。鳶谷出合付近で釣糸をたらす。拾った木の棒で尺モノを釣り上げる強者がいた。Co1720に三段10mの滝、捲きは迷うことなく容易。ゴーロ帯が続き、Co1850にちょうど良いテンバを見つけて幕営。増水には耐えられないだろうが、薪も豊富で快適。イワナの塩焼きに舌鼓。OB同士沢の焚火を囲み、十数年ぶりの良い時間であった。2日目 Co1850(4:30)ー二股(5:30)−薬師岳(9:50)ー太郎平キャンプ場(11:40)−岩井谷右股Co1850(13:50) 明るくなるのを待ち、テンバを発つ。右股に進み、Co2150の65m大滝が現れる。滝の左岸灌木に支点をとり、ロープを出して右岸へ渡る。キャメロット♯0.4〜0.75を使用して終了点構築。その後、いくつか滝が出てくるが、難しいものはなかった。青空が広くなりはじめ、終焉の雰囲気が漂ってくる。ハコネサンショウオが住むお花畑を抜けて夏道へ。過去の記録と見比べると、今山行は水量がかなり少ない好条件で、危惧していた雪渓も無かった。月並みではあるが、運も実力のうち。 空身で薬師岳をアタックし、小屋でビールを買い足し下山開始。太郎平キャンプ場から岩井谷へ下降する。上部ぬめりが激しい。転倒し側頭部強打、ヘルメットは必須。巨岩を降りるのに尻フリクションを多用する。ガスの中に入り、どんよりとした雰囲気に包まれる。これといって良さそうなテンバが見つからないまま下降を続け、Co1850付近の陰気くさいポイントに幕営。3日目 Co1850(5:00)ー鳶谷出合(8:50)−岩井谷橋(9:50)ー折立(10:50) 滝マークの大滝は上流の右岸の枝沢地形から、滝下のゴルジュごと捲いた。捲いたというよりは捲いてしまった。捲き道に珍しく踏み跡がないと思っていたが、記録をみると左岸がメジャーのようだ。その後はひたすらに大ゴーロ帯。先輩と合流しての宴会に向けて、尻をずりずり帰路を急いだ。写真:夏道にでて、薬師岳にアタック滝の途中、灌木で支点作成。ロープを出して水流を渡る。キャメロットの0.4から0.75を使用した。その後、難しくない滝を数個越えると左右の尾根が穏やかに。お花畑。1日目はゴーロが続く。水が美しい。終わりが近づいてくる。岩井谷右股を下る。テンバから薬師岳の頂上が見えた。65m滝、水量少なくグッドコンディション感想:徒然なる日々からのミッドナイトエキスプレス(脱獄)を企てた。天候にも恵まれ、大満足のズル夏休み。初めてのアルプス遡行、渓相の美しさに感動した。先輩お二方と沢に入るのは実に13年ぶり。イワナとウィスキーで焚き火を囲み、さぁ感慨にふけようというところで、その日の満足感と疲労が体中に込み上げてきてダウン。下山後、もう1人の先輩にも集まっていただいての宴会はとても楽しかった。