OBの山行記録・ 2005年9月20日 (火)
《記録》メップ岳・利別目名沢往復(南西面)/米山
●2005年 9月
ザイルを出さない小滝が連続する上流部。
雨でちょん切れた三連休、一日だけ道南・狩場山周辺で登りました。
【ルート】
利別目名川からメップ岳(1147m)往復
【メンバ】
斉藤清克(87年入部)、梶川耕司(88年入部)、米山悟(84年入部)
【行程】
2005年9月19日
目名川林道ゲート(7:00)→標高330m二股で入渓(8:00)→メップ岳(11:20-50)→標高330二股(15:30)→ゲート(16:10)・曇りガスのち快晴
ザイルを出さない小滝が連続する上流部。
雨でちょん切れた三連休、一日だけ道南・狩場山周辺で登りました。
【ルート】
利別目名川からメップ岳(1147m)往復
【メンバ】
斉藤清克(87年入部)、梶川耕司(88年入部)、米山悟(84年入部)
【行程】
2005年9月19日
目名川林道ゲート(7:00)→標高330m二股で入渓(8:00)→メップ岳(11:20-50)→標高330二股(15:30)→ゲート(16:10)・曇りガスのち快晴
秋の三連休の真ん中が雨で、日高の計画が中止に。最終日に日帰りでオコツナイ沢を計画しなおして島牧道の駅に前夜泊したが、翌朝河口での増水ぶりをみて断念、それでメップ岳南西面の利別目名川になった。ここの五万図を誰も持っていなかったのでコンタラインが100m幅くらいの道路マップ(20万図)をコンビニで拡大コピーして持っていく。
林道の柵から一時間弱歩くと標高330二股が見えた。水が多い。右股の本流を行く。しばらくは増水で河原が無く歩きにくいが、真っ白いナメや手頃な滝が次々出てきて、アタリの沢だ。
20m弱の滝。右岸にホールドあり。最下部はウオータースライダー。
全体で大きめの滝は4本。8m、8m、20m弱、15m弱という感じで、中二つは連続している。ザイルを出したのは後ろの二つ。最後のチムニーの滝はシャワーしながらの快適登りだ。気温も高く、果敢に水流を行く。上に行くほどガスが濃い。全体に沢底近くに薮が無く、渓相は明るい。厳頭は急な滝が連続しているようなハシゴ登りで薮に突入した。水の多い北東方向へと選んで登ってきて、ほぼ山頂に当たった。しかし山頂前の太めのササの薮こぎはなかなかグレードが高い。
チムニーの滝。最後までしぶきの中!
山頂は高い木もなく、狩場でも見えれば良いのだが視界は50mほどだ。持っていた隣の地図のカスベ岳との中間尾根の下部には夏道記号が付いていたので、これはメップへの道があるのか?と期待したが、その気配は無し(後に地図を見るとその道は山へは登らず北へ抜けていた・・・)。
道路マップを拡大コピーした地図を穴が空くほど見て地図読みする。4級クラスの薮の中。
下山は稜線を西へ薮こぎして目名一の沢を降りたいと思ったが、この稜線の薮こぎがきつく、視界も効かないのでしばらく行ってあっさり諦めた。元の沢の登りよりもやや西よりを降りたが、全体に雪崩で磨かれた草付きスラブ状の急斜面だ。フェルト底ジカタビが滑るので足で下れず、尻セードでおりた。傾斜、摩擦ともちょうど具合が良かった。こういう荒ワザには、ベトナムズボンが欠かせない。しかし道路マップでもここまで読めるのが意外や凄い。おそらく標高730二股で元の沢に戻った。
チムニーの滝を懸垂。このころやっと晴れてきた。
ザイル出した滝二つを懸垂、他はクライムダウン。支点は残地ハーケン。やがて秋らしい快晴になり、源頭部を眺めれば、この谷は稜線近くだけ薮が濃く、側面は雪崩に磨かれた草付きスラブが多い、谷川岳前衛の沢のような雰囲気だ。朝よりも水が引いた下流部を歩き、緑に覆われた下山林道をテクテク帰る、西日が眩しい。路傍には秋らしい小さな赤い花が咲いていた。転戦に次ぐ転戦ながら、独立未踏峰を良いルートから登頂して、皆満足した。
フェルジカで挟んでしまった山野草。図鑑によれば「継子の尻拭い」という名らしい。なんで?
北檜山温泉の風呂上がりに、秋空に映える狩場とカスベとメップを見た。カスベはオプタテシケのように両肩を持ち、目を引く。帰りにみんなで八雲のキンタを訪ねた。9年ぶりか、全く変わらず。山スキーの北川君も呼んでみんなで焼き肉をゴッツアンになった。キンタサマありがとう。函館行き最終特急に乗って帰る。
林道の柵から一時間弱歩くと標高330二股が見えた。水が多い。右股の本流を行く。しばらくは増水で河原が無く歩きにくいが、真っ白いナメや手頃な滝が次々出てきて、アタリの沢だ。
20m弱の滝。右岸にホールドあり。最下部はウオータースライダー。
全体で大きめの滝は4本。8m、8m、20m弱、15m弱という感じで、中二つは連続している。ザイルを出したのは後ろの二つ。最後のチムニーの滝はシャワーしながらの快適登りだ。気温も高く、果敢に水流を行く。上に行くほどガスが濃い。全体に沢底近くに薮が無く、渓相は明るい。厳頭は急な滝が連続しているようなハシゴ登りで薮に突入した。水の多い北東方向へと選んで登ってきて、ほぼ山頂に当たった。しかし山頂前の太めのササの薮こぎはなかなかグレードが高い。
チムニーの滝。最後までしぶきの中!
山頂は高い木もなく、狩場でも見えれば良いのだが視界は50mほどだ。持っていた隣の地図のカスベ岳との中間尾根の下部には夏道記号が付いていたので、これはメップへの道があるのか?と期待したが、その気配は無し(後に地図を見るとその道は山へは登らず北へ抜けていた・・・)。
道路マップを拡大コピーした地図を穴が空くほど見て地図読みする。4級クラスの薮の中。
下山は稜線を西へ薮こぎして目名一の沢を降りたいと思ったが、この稜線の薮こぎがきつく、視界も効かないのでしばらく行ってあっさり諦めた。元の沢の登りよりもやや西よりを降りたが、全体に雪崩で磨かれた草付きスラブ状の急斜面だ。フェルト底ジカタビが滑るので足で下れず、尻セードでおりた。傾斜、摩擦ともちょうど具合が良かった。こういう荒ワザには、ベトナムズボンが欠かせない。しかし道路マップでもここまで読めるのが意外や凄い。おそらく標高730二股で元の沢に戻った。
チムニーの滝を懸垂。このころやっと晴れてきた。
ザイル出した滝二つを懸垂、他はクライムダウン。支点は残地ハーケン。やがて秋らしい快晴になり、源頭部を眺めれば、この谷は稜線近くだけ薮が濃く、側面は雪崩に磨かれた草付きスラブが多い、谷川岳前衛の沢のような雰囲気だ。朝よりも水が引いた下流部を歩き、緑に覆われた下山林道をテクテク帰る、西日が眩しい。路傍には秋らしい小さな赤い花が咲いていた。転戦に次ぐ転戦ながら、独立未踏峰を良いルートから登頂して、皆満足した。
フェルジカで挟んでしまった山野草。図鑑によれば「継子の尻拭い」という名らしい。なんで?
北檜山温泉の風呂上がりに、秋空に映える狩場とカスベとメップを見た。カスベはオプタテシケのように両肩を持ち、目を引く。帰りにみんなで八雲のキンタを訪ねた。9年ぶりか、全く変わらず。山スキーの北川君も呼んでみんなで焼き肉をゴッツアンになった。キンタサマありがとう。函館行き最終特急に乗って帰る。
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