OBの山行記録・ 2006年3月10日 (金)
東北・面白山(おもしろやま)スキー山行
面白山(おもしろやま)(1264.4m)
●2006年3月5日(日) (1ー0)
【ルート】
面白山高原駅=天童高原スキー場上部=(上り:西尾根、下り:西尾根の北側の斜面)=1042ポコ=面白山
【メンバ】
L:石川守(87入部)、M:山森聡(86入部)、銭谷竜一(90入部)
●2006年3月5日(日) (1ー0)
【ルート】
面白山高原駅=天童高原スキー場上部=(上り:西尾根、下り:西尾根の北側の斜面)=1042ポコ=面白山
【メンバ】
L:石川守(87入部)、M:山森聡(86入部)、銭谷竜一(90入部)
【行程】
3月5日(日) (晴れ)JR仙山線面白山高原駅Co420m(8:00)→Co620m林道から尾根に乗る(9:00)→天童高原スキー場上部Co690m(9:30)→西尾根Co740m夏道分岐(10:30)→1042ポコ(11:30-12:00)→面白山(12:50-13:10)→1042ポコ(13:40-50)→密林を抜け沢型を渡って牧場に出るCo680m付近(14:30)→面白山高原駅(15:50)
【記録】
2週間前の西吾妻山(大沢下り)に続き、「駅までスキー」シリーズ第2弾として、宮城・山形県境の面白山(北面白山)へスキー山行へ行ってきた。前日は、昨年夏に札幌から仙台に転勤になった銭谷さんの家にCO。銭谷邸の最寄駅である東照宮駅6:16発の仙山線の山形行一番電車に乗り込み、県境の面白山トンネルを抜けると、面白山高原駅7:09着。
駅の南側は面白山スキー場で、駅前からリフトがある。駅周辺の道路は冬は除雪されないので、自動車は入れない。面白山スキー場は、鉄道しかアクセス手段がなく、自動車では行くことのできない日本で唯一のスキー場らしい。山形行一番列車で面白山高原駅に下車したのは、我々3名の他、スノーボーダー3名とテレマーカー夫婦2名の計7名。7:38着の仙台行列車からスキー場の職員らしき人が数名が下車し、リフトが動き出した。テレマーカー夫婦はゲレンデで滑るそうだ。
「駅からスキー、駅までスキー」シリーズにふさわしく、ホームの端でスキーを履いて山行開始。現役時代(20年前)の深名線蕗ノ台駅からのピッシリ山(手前の熊岳までで敗退)や、石北本線上越(かみこし)信号所からのチトカニウシ山(スキー山行)が懐かしい。
スキー場とは反対側の、駅の北側の林道をシールで登っていく。
林道歩きで標高差200m位を登り、Co620m付近で林道から尾根に乗り、天童高原スキー場上部を目指す。
西尾根は、ちょっとしたアップダウンも多く、密林のため、下りのスキーは不快調そう。このため下りは、アップダウンのない西尾根の北側の斜面を滑ることとするが、そこも密林帯で不快調であることにはかわりはなさそうだ。登りながら面白山も見えているのだが、ブッシュが邪魔で、いい写真は撮れない。
かなり登った上部で、やっとブッシュが切れて、面白山が良く見えた。でもまだ少し遠い。
1042ポコは、景色が良い。ここから先は、急で樹氷のブッシュも濃く、登りも下りもスキーでは大変そう。ここでシーデポし、ツボ足で行く。
1042ポコから面白山へは、美しい樹氷の中の急な登りだ。
とにかく、樹氷が美しかった。
面白山山頂にて。バックは船形山。左から、銭谷・石川・山森。
北には船形山、西には山形平野と月山や朝日連峰、南には南面白山・大東岳と蔵王連峰、東には仙台市内方面と、360°の眺望が素晴らしい。
1042ポコからの下りは、快適だ。面白山をバックに、スキーの寵児を歌いながらパラレルターンで気持ちよくシュプールを刻んだが、プルークボーゲンの石川と斜滑降の銭谷に、美しいシュプールを壊されてしまった。2人とも、バージンスノーに美しいシュプールを刻むということに、もう少しこだわって欲しいものだ。
ちょっとスキーが上達して、調子に乗っていられたのも一瞬で、密林に突入。密林の中では、パラレルターンだとか美しいシュプールなどとは言ってられない。快調な大斜面ではスキーが苦手?な銭谷君も、密林スキーは得意なようだ。Room育ちの典型的なパターンである。
密林を抜けると、広い牧場に出た。パラレルターン小回り(ウェーデルン)にチャレンジ。まあまあのシュプールが刻めたようだ。このあとの、天童高原スキー場上部までの林道を登り返しは、石川・山森は、今回の山行前日に各々購入した、クトー(スキーアイゼン)のみをつけて、シールをつけずに登り返せるか試してみた。登れないことはないが、結構スリップする。すると銭谷が、クトーというのは「苦闘」みたいで名前が良くないですねぇといいながら、ストックにカラビナをかけてスキーを引っ張りながらツボ足で追い抜いていった。
天童高原スキー場上部から面白山高原駅までの下りの林道は、快調だ。林道の方向によっては、面白山が見える。あんなに遠くから滑ってきたと思うと、感慨深いものがある。
線路の上の橋を渡って、ホームまでスキーで滑り込んだ。
面白山スキー場は16:00までのようで、面白山高原駅ホームには、スキーヤーが大勢いた。
面白山高原駅16:13発の仙台行快速列車に乗る。17:01に東照宮駅で銭谷が降り、17:05仙台駅着。17:24発のはやて24号に乗り、東京駅1908着。今回もJR東日本の土・日きっぷ(18000円)を活用したが、新幹線は早くて便利だ。
今回は、面白山(おもしろやま)(1264.4m)という樹林帯行動中心の低山であったが、山頂からの大展望や美しい樹氷、一瞬のスキーが快調な斜面、不快調な密林スキーや林道の登り返しなど、いろいろ盛り沢山で、現役時代のRoomの山行みたいで、なかなか面白かった。(面白山は面白かった。)
(文責:山森 聡)
3月5日(日) (晴れ)JR仙山線面白山高原駅Co420m(8:00)→Co620m林道から尾根に乗る(9:00)→天童高原スキー場上部Co690m(9:30)→西尾根Co740m夏道分岐(10:30)→1042ポコ(11:30-12:00)→面白山(12:50-13:10)→1042ポコ(13:40-50)→密林を抜け沢型を渡って牧場に出るCo680m付近(14:30)→面白山高原駅(15:50)
【記録】
2週間前の西吾妻山(大沢下り)に続き、「駅までスキー」シリーズ第2弾として、宮城・山形県境の面白山(北面白山)へスキー山行へ行ってきた。前日は、昨年夏に札幌から仙台に転勤になった銭谷さんの家にCO。銭谷邸の最寄駅である東照宮駅6:16発の仙山線の山形行一番電車に乗り込み、県境の面白山トンネルを抜けると、面白山高原駅7:09着。
駅の南側は面白山スキー場で、駅前からリフトがある。駅周辺の道路は冬は除雪されないので、自動車は入れない。面白山スキー場は、鉄道しかアクセス手段がなく、自動車では行くことのできない日本で唯一のスキー場らしい。山形行一番列車で面白山高原駅に下車したのは、我々3名の他、スノーボーダー3名とテレマーカー夫婦2名の計7名。7:38着の仙台行列車からスキー場の職員らしき人が数名が下車し、リフトが動き出した。テレマーカー夫婦はゲレンデで滑るそうだ。
「駅からスキー、駅までスキー」シリーズにふさわしく、ホームの端でスキーを履いて山行開始。現役時代(20年前)の深名線蕗ノ台駅からのピッシリ山(手前の熊岳までで敗退)や、石北本線上越(かみこし)信号所からのチトカニウシ山(スキー山行)が懐かしい。
スキー場とは反対側の、駅の北側の林道をシールで登っていく。
林道歩きで標高差200m位を登り、Co620m付近で林道から尾根に乗り、天童高原スキー場上部を目指す。
西尾根は、ちょっとしたアップダウンも多く、密林のため、下りのスキーは不快調そう。このため下りは、アップダウンのない西尾根の北側の斜面を滑ることとするが、そこも密林帯で不快調であることにはかわりはなさそうだ。登りながら面白山も見えているのだが、ブッシュが邪魔で、いい写真は撮れない。
かなり登った上部で、やっとブッシュが切れて、面白山が良く見えた。でもまだ少し遠い。
1042ポコは、景色が良い。ここから先は、急で樹氷のブッシュも濃く、登りも下りもスキーでは大変そう。ここでシーデポし、ツボ足で行く。
1042ポコから面白山へは、美しい樹氷の中の急な登りだ。
とにかく、樹氷が美しかった。
面白山山頂にて。バックは船形山。左から、銭谷・石川・山森。
北には船形山、西には山形平野と月山や朝日連峰、南には南面白山・大東岳と蔵王連峰、東には仙台市内方面と、360°の眺望が素晴らしい。
1042ポコからの下りは、快適だ。面白山をバックに、スキーの寵児を歌いながらパラレルターンで気持ちよくシュプールを刻んだが、プルークボーゲンの石川と斜滑降の銭谷に、美しいシュプールを壊されてしまった。2人とも、バージンスノーに美しいシュプールを刻むということに、もう少しこだわって欲しいものだ。
ちょっとスキーが上達して、調子に乗っていられたのも一瞬で、密林に突入。密林の中では、パラレルターンだとか美しいシュプールなどとは言ってられない。快調な大斜面ではスキーが苦手?な銭谷君も、密林スキーは得意なようだ。Room育ちの典型的なパターンである。
密林を抜けると、広い牧場に出た。パラレルターン小回り(ウェーデルン)にチャレンジ。まあまあのシュプールが刻めたようだ。このあとの、天童高原スキー場上部までの林道を登り返しは、石川・山森は、今回の山行前日に各々購入した、クトー(スキーアイゼン)のみをつけて、シールをつけずに登り返せるか試してみた。登れないことはないが、結構スリップする。すると銭谷が、クトーというのは「苦闘」みたいで名前が良くないですねぇといいながら、ストックにカラビナをかけてスキーを引っ張りながらツボ足で追い抜いていった。
天童高原スキー場上部から面白山高原駅までの下りの林道は、快調だ。林道の方向によっては、面白山が見える。あんなに遠くから滑ってきたと思うと、感慨深いものがある。
線路の上の橋を渡って、ホームまでスキーで滑り込んだ。
面白山スキー場は16:00までのようで、面白山高原駅ホームには、スキーヤーが大勢いた。
面白山高原駅16:13発の仙台行快速列車に乗る。17:01に東照宮駅で銭谷が降り、17:05仙台駅着。17:24発のはやて24号に乗り、東京駅1908着。今回もJR東日本の土・日きっぷ(18000円)を活用したが、新幹線は早くて便利だ。
今回は、面白山(おもしろやま)(1264.4m)という樹林帯行動中心の低山であったが、山頂からの大展望や美しい樹氷、一瞬のスキーが快調な斜面、不快調な密林スキーや林道の登り返しなど、いろいろ盛り沢山で、現役時代のRoomの山行みたいで、なかなか面白かった。(面白山は面白かった。)
(文責:山森 聡)
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コメント一覧
おしょう
投稿日時 2007-10-31 17:56
県境ですし、谷間をJRが走るのでしたら、線路の南北では別々の山系なのでしょうか?
やまもり
投稿日時 2006-3-11 1:33
おっと、記録をアップしている最中に、早速米山さんのコメントが...。
コメントをもらったあとに、本文にも書きましたが、宮城県と山形県の県境で、山脈としては、蔵王連峰の北端?に位置しています。
コメントをもらったあとに、本文にも書きましたが、宮城県と山形県の県境で、山脈としては、蔵王連峰の北端?に位置しています。
米山
投稿日時 2006-3-10 22:47
こりゃー何県の何山脈にあるんだい?