現役の報告・ 2005年2月7日 (月)
2004冬メイン大雪湖〜白金温泉
04 12/26〜05 1/3(9−0)
L馬詰(5 AL瀧花(6 澤田(4
M澤田卓 寺尾 辻 吉田 平塚(1
12月26日 曇 林道すぐの石狩川の[石]11:10−Co1100「狩」の字15:35
27日 雪後曇 C1 5:40−Co1700ポコ8:20−石狩岳10:15−C1=C2 13:00〜13:20
28日 雪 C2 6:05−沼の原コル10:55−地獄谷14:00
29日 晴れ 地獄谷7:15−パンケトムラウシ左岸尾根Co1100 10:55
30日 晴れ後雪 C4 6:25−トムラウシ山10:15−C4=C5 12:45
31日 曇 C5 6:55−緑雲橋12:20 C6
1月1日 快晴 緑雲橋6:50−トノカリウシュベツ川の「カ」の字10:15−オプタテ南東コンタ尾根1100 12:45
2日 雪 C7 10:05−1400引き返し−C7=C8 12:30
3日 曇のち雪 C8 5:50−コル7:00−林道9:30−白金温泉12:00〜13:15
Party
感想
しゅうさんに送ってもらい林道につくとゲートに鍵が・・・。10分ほどかかって番号を解読!****。しかし、入って1km位のところで除雪が不十分となり歩き出す。重荷に苦しみながらひたすら歩き大石狩沢手前のCo1100でC1。
27日 雪後曇 C1 5:40−Co1700ポコ8:20−石狩岳10:15−C1=C2 13:00〜13:20
C1から適当に尾根上を上がっていく。1540ポコから所々雪庇が出ている。1700ポコの下りは雪庇が発達していた。その先のコルで防寒をして1780でシーデポ。そこから上は所々尾根の分岐にストックをさして行く。デポ旗が3本ほどあった方が良い。ピーク直下は少し細い。そしてピーク。停滞もせずいきなり登れてしまった。帰りは1700のポコは南面を捲いていく。あとは途中から快調なスキーを楽しんでテン場まで。
28日 雪 C2 6:05−沼の原コル10:55−地獄谷14:00
テン場のすぐ脇を渡渉。埋まっている。1252の尾根は快調。沼の原は広く、時々風で白くなる天気だあったがカンバがあるので心強い。コルにはタンネがある。長沼を経由して地獄谷まで行く。地獄谷は木が少なくてテン場には適さない。天気が悪くしんどい一日であった。
29日 晴れ 地獄谷7:15−パンケトムラウシ左岸尾根Co1100 10:55
トムラウシ川は1050付近を橋をかけて渡渉。やはり沢が合流する上で渡渉するべきであった。トムラウシ川の支沢は埋まっていて、右岸の急斜面も1100付近を登れた。後はテン場まで美しいタンネ帯を歩く。テン場に着いてからL-sでコンタ尾根を1300まで偵察。帰りは素晴らしい斜面をスキーで楽しむ。
30日 晴れ後雪 C4 6:25−トムラウシ山10:15−C4=C5 12:45
コンタ尾根を登る。タンネ限界は1400。カンバ限界は1550。1740ポコでシーデポ。天気は朝より悪くなっているがドーム基部が見えていたのでアタック。デポ旗を打ちながら登り、頂上東端の2100ポコにあがる。途中は岩稜を捲いたり急な雪壁があったりとルートファインディングが必要。視界が50、風は気にならない程度。三角点の少し北で風が強くなってきたのでそこを頂上とする。帰りは磁石とデポ旗での行動。1740のシーデポ地点からコンタ尾根に入るのに視界がなくて苦労する。後はトレースをテン場まで。大福のあんこが凍り相当な寒さだったようだ。テン場に戻りMの指に凍傷が見つかる。
31日 曇 C5 6:55−緑雲橋12:20 C6
テン場から西沢の林道のほうに降りていく。橋を渡り990位で林道を外れ、尾根をのっこしカムイサンケナイ950へ。スノーブリッジで渡渉できた。トムラウシ温泉まではトレースがあり快調に下る。温泉手前の尾根でLのスキーが真っ二つに折れ、ツボで緑雲橋まで行く。ALと話し合い、ミニスキーを作り翌日の行動でLとして動けなければ下山する事とした。
1月1日 快晴 緑雲橋6:50−トノカリウシュベツ川の「カ」の字10:15−オプタテ南東コンタ尾根1100 12:45
テン場から台地に上がりCo800あたりをトラバースしていく。後は林道を行きオプタテ南東コンタ尾根1100のタンネ帯へ。この日は強い冬型のはずだったが快晴で十勝連峰やトムラ、石狩が全て見えた。ご来光も拝め良い新年であった。Lのミニスキーは意外に問題ないのでメイン続行とする。到着後、コルのほうへ偵察に行く。夜、同じMの指に凍傷が見つかる。程度は大したことないがオプタテのアタックは無理なのでアタックカットとする。
2日 雪 C7 10:05−1400引き返し−C7=C8 12:30
天気は上り坂との予報なので九時天をとって出発。コルへトラバースしていく。雪崩は問題ない。コル直前の沢の源頭が真っ白で視界なく、風も強いので引き返す。くやしい。
3日 曇のち雪 C8 5:50−コル7:00−林道9:30−白金温泉12:00〜13:15
低気圧の前面を使いのっこす。コルまでは一応カンバがあり白いのは昨日引き返したところだけであった。表十勝側はすぐにタンネ帯に入る。しかし、雪が多くラッセル。トラバースしつつ標高を下げポン水無川の一つ東の沢型を間違って林道へ出る。油断してしまった。後はトレースをたどり白金温泉へ。ゴール手前50mでMがコケ、顎が割れ結構な出血をしてしまった。
Party
トムラのアタック判断について:誤りであった。下り坂の天気と低温を甘く見ていて、温度計も持っていなく気温の客観的判断ができなかった。一年班のL-sとしてもっと天気判断をしっかりやるべきであり、結果としてMに凍傷を作らせてしまった。 Lのミニスキーについて:Lとして行動できるかについてかなり議論した。一旦メインを中断する案も出ていたが、できるだけ自助努力をしてメインを続行するという事で翌日の行動で続行か否かを判断する事とした。結果として、ミニスキーでもかなりの行動力があり、スノーシューよりは全然動ける。 最後の地図読みのミス:あと少しで林道であるという油断から生じた。 Mの凍傷:Mの一人に結局指に5本の軽い凍傷を作らせてしまった。沼の原ののっこしで1本、トムラのアタックで2本作った時点で気付いた。沼の原のほうは手袋に穴が開いていたためであるが、その時点で気付けばその後を防げたかもしれない。トムラは一年生には厳しい行動をさせてしまったためである。そして1本は元旦の快晴の樹林帯。毎日の行動の疲れがたまっていたためか。最後の一本はいつのものか不明。途中から常時ハンガロンにしたり厚着させて注意していたが防げなかった。
L-s:色々あったが最善の判断になるよう努めた。
M:澤田卓・良く頑張った。地図読みも良くやりL-sの判断も理由を尋ね積極的。
寺尾・良く頑張った。ラッセルはとにかく速い。
辻・良く頑張った。着実に実力をつけている。
吉田・良く頑張った。が、スキーをもっと頑張って欲しい。
平塚・頑張っていたが、生活技術や行動後術はまだまだ頑張れる。一つ一つの行動をあせらずに落ち着いてやって欲しい。
感想
馬詰:トムラの森は本当に美しかった。
瀧花:さらば大雪。さらば北の大地。
澤田:天気が良くてよかった。
平塚:いろいろ経験できた。無事でよかった。
寺尾:元旦が最高だった。
吉田:きつい時もあったけれど充実した山行だった。
澤田卓:今回のメインで今まで以上に山登りに対するやる気が起こされた。
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コメント一覧
岡島(83入部
投稿日時 2005-3-2 0:30
思い出の深いコースです。両ピーク登頂おめでとうございます。私の無念を晴らしてくれてありがとう。
余談ですが、ペテガリ冬季初登の再現を試みてはどうでしょうか?コイカクかヤオロにイグルーのBCを建設して、ペテガリへのロングアタックを行うのです。
ご一考を。
余談ですが、ペテガリ冬季初登の再現を試みてはどうでしょうか?コイカクかヤオロにイグルーのBCを建設して、ペテガリへのロングアタックを行うのです。
ご一考を。