山岳館講演会 - 記事一覧
https://aach.ees.0g0.jp/xc/modules/Center/activity/
| 発行日時 | 見出し |
|---|---|
| 2024-6-3 23:15 |
第16回 「私の登山に影響を与えた人たち」
第16回北大山岳館講演会
■会場・問い合わせ先等
|
| 2024-1-21 14:56 |
第15回「厳冬期 日高山脈直登沢を登る」
第15回北大山岳館講演会
講演者紹介
■会場・問い合わせ先等
|
| 2023-9-26 0:04 |
第14回アフリカの現状と飢饉の克服
第14回北大山岳館講演会
講師紹介
国際農業研究機関における研究歴:
国際コムギ・ト ウモロコシ研究センター (CIMMYT, メキシコ. 1970-72); 国際熱帯農業研究所 (IITA, ナイジェリ ア. 1980-82). アフリカにおける研究・調査・技術協力:
ブルキナファッソ (1999 & 2001, JIRCAS); コートジボアール (1995-1996, JICA); タンザニア、ザンビア、ウガンダ (2000-2002, 文科省); シェラレオン (2006-2014, JICA); マダガスカル (2010-2015, JICA & IRM). 農村における生業調査:
主な文献 (アフリカ関係):
アフリカの 米と稲作. 研究ジャーナル, 1985; Sulfur deficiency of rice plants in the lower Volta area, Ghana. SSPN, 1999; Rainfall declines in western Africa in relation to desertification. Center for Global Environmental Research, 2002; 西アフリカにおける土壌・植物の養分状態. JIRCAS, 2002; Natural environment and rice culture in Madagascar. PAPRiz/JICA, 2015; Fertility evaluation of soils in Sierra Leone by a pot culture. SRDP-SL/JICA, 2020. ■会場・問い合わせ先等
|
| 2019-9-14 21:05 |
第13回世界の山々にナキウサギを訪ねる
第13回北大山岳館講演会世界の山々にナキウサギを訪ねる2019年10月26日(土) 13:30~15:30![]()
10月26日(土)に第13回北大山岳館講演会を札幌市教育委員会の後援で開催します。「世界の山々にナキウサギを訪ねる」の演題で川道武男会員(1951年入部、北大山の会関西支部長、関西野生生物研究所)に講演していただきます。川道会員は北海道大学大学院でエゾナキウサギの研究を始めてから50年もの長きにわたり、ヒマラヤ、アラスカ、中国青海省、モンゴルのフィールドを対象にナキウサギ属の10種の行動を観察してこられました。これまでの研究活動を振り返り、ナキウサギ属とはどのような動物なのか、多様なナキウサギの生態について語っていただきます。 ■講師紹介
主な著書
■会場・問い合わせ先等
問合せ先:北大山岳館運営委員会 携帯090-6870-5120 Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp |
| 2018-9-9 20:11 |
第12回北海道の森林変遷史 −花粉化石から復元された15万年間−
第12回北大山岳館講演会
北海道の森林変遷史
−花粉化石から復元された15万年間− 2018年10月13日(土) 13:30~15:30
■講師紹介
主な著書
受賞記録
■会場・問い合わせ先等
問合せ先:北大山岳館運営委員会 携帯090-6870-5120 Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp |
| 2017-9-9 20:41 |
第11回山と美術と音楽と
第11回北大山岳館講演会
山と美術と音楽と
2017年9月30日(土) 13:30~15:30
要旨
「真・善・美・権」・・・人の世の四大価値。
山登りは美的行為。スポーツは「美」に属する人の活動。
今西錦司の登山分類:Rambling 遊山、Scrambling 探山、Rock climing 岩登
北大山岳部的な想い:ハイキング(夏道のある山一般)、沢登り、積雪期(ヒマラヤ・アルプス含む)、
ロッククライミング(Alpinism)
どの登り方にせよ、個人にとって未知を探る(探山)要素がある。
植物、昆虫、地形、地質、気象、天文・・・スポーツとしての山登りの裾野を拡げる「探」の行為。
「美」の実践・・・山と美術と音楽・・・出る杭を打つ日本人根性の嫉妬心との戦い。
博物学Natural-historyのフィールドとしての山。博物学の教養を持たない日本人一般は奇妙な民である。日本人は美の民。白人は真と権の民。自然美を探して形成要素に思いを廻らさない私達。
山を描いた画家。Ferdinand Hodler 1853-1918(スイス各地)・・・表現主義
Giovanni Segantini 1858-1899(サンモリッツ)・・・印象派の点描
Ramblingとしての低山。時に沢登り、縦走・・・高齢でも可能な範囲が存在する。博物学を加える好奇心(認知症の予防薬)を持てば、丘陵といえども探山となる。Henry Hoekは、「どんな小さな 山々(Gebirge)といえども知り尽くしたと信ずるべきではない」と言った。
私は単独行が多く、探山に終始。札幌の山々、砥石山、百松沢山、迷沢山、手稲山、奥手稲山、樿山、春香山、朝里岳、余市岳、定山渓天狗岳、無意根山、空沼岳、狭薄山、札幌岳、漁岳、神威岳、烏帽子岳。休日ごとにハイキング。時々は常次沢、宮城沢、発寒川、木挽沢、白水沢の沢登り。二週ごとに野の花が交替する。積雪期はスキーで一つの山を種々のルートから登る。全手動のカメラに35mmフイルムと18-80mmの標準ズーム。昆虫を観察し茸学を勉強する。野の花の名前を数百種覚えるのは一大困難事!!
往昔の北大山岳部にはドイツ教養主義の伝統があった(敗戦と英米文化によって、大学の大衆化によって喪われた)。ドイツの山の歌と数々の民謡を覚え、シューベルトの幾つかの歌曲、英米ドイツ・フランスの文学、喫茶店に入り浸ってのクラシック音楽をモノのLPレコードで聴く。これが山岳部の文化であった。山の焚き火の夜、常に歌があった。
山へ持ち運べる唯一の楽器・リコーダー(ハーモニカは壊れる、フルートは精密機械)。
リコーダーは2オクターヴの音域。ソプラニーノF管(ピッコロ相当)、ソプラノC管、アルトF管(標準)、テノールC管、バスF管、コントラバスC管で1セット。Bach、Handel、Telemann、Vivaldi のバロック音楽時代までの合奏・独奏曲に使われた。
ソプラニーノとソプラノは袋を作って腰に下げる。熊は高音を嫌うので山用に最適。時々鳴らす。
楽器は90%、いや95%(札響クラブでの管楽器奏者の何人もが言った)が練習。
絵画は90%が天分。才能ある者が美校で教育を受けて画家彫刻家になれる。
楽才の無い私Rota(ロタ:北大山岳部時代のあだ名)は、音楽を聴く道具を作る方に走った。
低周波眞藜妥拜幅器Low Frequency High Fidelity Amplifierの製作と設計、及び眞藜妥抒叛軸錙High Fidelity Speaker Systemの製作と設計。
手仕事人なので家具から車庫・物置まので木工、山道具の縫製。
■講師紹介
北大山の会会員・精神科医 佐々木幸雄
略歴
1936年 東京都国分寺町に生まれる
1955年 北海道大学医学部進学課程教養部入学
1958年 札幌医科大学医学部医学科転入学
1963年 札幌医科大学神経精神医学教室所属
1968年~1996年 三笠市立病院勤務
1996年~2004年 島松病院(恵庭市)勤務
2004年~現在 札幌市内特養老人ホームで非常勤医として勤務
趣味
登山。絵画・木版・木彫刻。リコーダーとフラウト・トラヴェルソ練習。オーディオ装置の製作と設計。
木工一般。写真。昆虫採集。天体観望。宇宙誌。人類史。博物学Natural-history。クラシック音楽鑑賞。
老齢で断念した趣味・・・オートバイ歴約50年、銃猟歴28年。
■会場・問い合わせ先等
会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側)
定員60名(予約無し,無料)
問合せ先:北大山岳館運営委員会 携帯090-6870-5120
Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan
E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
|
| 2017-4-4 10:44 |
第10回未だ存在しない将来世代のための「新しい山道」創り
第10回北大山岳館講演会
未だ存在しない将来世代のための「新しい山道」創り
―山や森、高原や湿地の環境回復に向けたフューチャー・デザインを―-
2017年6月3日(土) 13:30~15:30
要旨
将来世代は存在しないため、彼らの声は届きません。美しい山や森など、将来世代に残すべき自然資源を現世世代は惜しみなく奪っています。これを避けるためには、物言わぬ将来世代に代わって奪われた自然の回復を目指す「フューチャー・デザイン」が必要です。
どんな山や森、高原があっても「道」がなければ訪れることができません。自然に触れるには「道」が必要です。美しい自然に囲まれた人気の遊歩道や登山道にはたくさんの人が訪れます。たくさんの人が訪れれば訪れるほど自然の植生は踏み荒らされ、足元の土が露出し、雪解けの度、雨が降る度に表土が流されて、荒廃が広く深く進行していきます。
荒廃の進行を防ぐために木道や土止め階段の建設、蛇籠の設置、あるいは歩道の積極的水路化などが行われています。いずれの工法も大なり小なり現場の土木工事を必要とし、補修の度に縦杭を土中に埋設したり、土石を動かすことで土壌構造の攪乱を繰り返しています。土壌構造の攪乱は、地表水の出現時に表土を剥離しやすくするので、こうした土木工事は長期的にはむしろ登山道の洗掘と荒廃を促進しているケースが多く、残念ながら自然の環境、特に植生の回復に十分役立っている、とは言えません。
自然は動植物の生態系を含めたその存在自体が貴重なのであり、現世の人間のためにのみ存在するのではありません。貴重な自然の中の「道」の改修は、現世世代の歩行の安全と快適さの確保を目的とするのではなく、将来世代のためにそこに元々あった自然環境の回復を目指すべきと考えます。荒廃をもたらす根本原因は歩行者の地表踏圧ですから、この踏圧を排除できる改修工法を採らねばなりません。
現世世代のための「登山道としての機能の確保」と、未だ存在しない将来世代のための「環境回復」、この両立は荒廃した「道」を前にすると、一見不可能と感じるかもしれません。しかし可能です。植生や土壌の形質変更なしに両者の両立を目指して考案した工法(特許申請中)をご紹介します。踏床を地表から浮かすことで、日照と雨水を表土に降り注がせ、自然が本来の平衡状態に戻ろうとする「自然の免疫力、治癒力」を利用する工法です。皆様の賛否をお聞かせ下さい。
■講師紹介
松田 益義(まつだ ますよし)株式会社MTS雪氷研究所代表。
理学博士(北大)、技術士(応用理学部門、地球物理および地球化学)。
昭和21年11月10日 神奈川県に生まれ、高校時代は山岳部に所属し丹沢や日本アルプスに親しむ。
北大理学部で地質学を学び、探検部等で大雪山や日高で遊び、北大低温科学研究所応用物理部門で大雪山の多年性雪渓の研究をする。その後メルボルン大学の気象学研究室とオーストラリア科学省南極局氷河部門で南極氷床氷の結晶構造学的研究をした後、実業の世界に転じて(株)自然環境科学研究所で融雪、着雪や路面凍結のコンサルティング業務に従事した。1985年に(株)MTS雪氷研究所を創設し、以来、気象と雪氷のコンサルタントとして大雪災害の軽減化等の防災上の技術課題に取り組む。
一方で、千葉大学(非常勤講師)や山口大学(客員教授)などで環境政策を講じ、国際的な取組みから国、自治体、企業、学校、地域、家庭を経て個人のレベルまで、環境問題を分断せず連結・連動させて把握することの重要性を訴えた。
10年程前「尾瀬保護財団」から「尾瀬国立公園 至仏山登山道迂回路案の妥当性検討」に関する環境調査専門委員を委嘱された際に、登山道の荒廃実態を調査してその原因究明に携わった。実務家としては原因究明で終えずに、荒廃を防ぐ具体案を提示し、妥当性を検証して、現場に実装するまで牽引したいと考えている。
公益社団法人日本技術士会理事、同応用理学部門副部会長、公益社団法人日本雪氷学会副会長、同理事・監事、日本雪工学会理事なども務める。
登山道に関係する近年の主要な論文・論評:○21世紀の雪環境と雪氷災害、日本雪工学会誌Vol.24、No.4、2008 ○登山道荒廃のメカニズムと積雪の役割−尾瀬至仏山のケース・スタディ−、雪氷研究大会(2013・北見)、2013 ○登山道のワジ化とその対策、雪氷研究大会(2014・八戸)、2014 ○登山道の荒廃を防ぐ新しい工法、自然保護(日本自然保護協会誌)No.543、2015 ○2014年2月大雪時の東京都心部の雪観測と雪荷重評価、雪氷77巻4、2015 ○積雪が稀な地域特有の雪氷災害、シンポジウム「関東の大雪に備える」気象庁、2016 ○登山道修復の新しい設計思想と工法、北の自然(北海道自然保護協会会誌)No.54、2016
著書等:「防雪技術ハンドブック」(編訳)、「雪と氷の事典」、「雪氷辞典」、「自然災害ハンドブック」、「防災ハンドブック」ほか
取得特許:「歩道」、「3次元雨量計」、「着雪防止」ほか 受賞:第2回寒地技術賞
■会場・問い合わせ先等
会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側)
定員60名(予約無し,無料)
問合せ先:北大山岳館運営委員会 携帯090-6870-5120
Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan
E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
|
| 2016-8-21 10:16 |
第9回ホモ・ヤマルーデンスの科学論・大学論 ―山系クラブの副産物的存在意義―
第9回北大山岳館講演会
ホモ・ヤマルーデンスの科学論・大学論 ―山系クラブの副産物的存在意義―-
2016年10月15日(土) 13:30~15:30
要旨
小保方さんの研究不正事件によって、科学研究者や大学に対する市民の関心がかつて無いほどに高まったようである。実は、小保方さん事件と同様の事件は国内外を問わず決して少なくはない。また、科学者を名乗る人物がいわゆるニセ科学や科学的根拠不明の商品の広告塔として登場することも珍しくはない。こんなことが続くとやがて科学や科学のコミュニティや大学は信頼を失い、崩壊の危機を迎えるのではないか。しかし、大学における研究不正は、国内外の自動車メーカーや製薬会社の不正、さらにオリンピック選手のドーピング問題などと基本において何ら変わりはない。とすると、我々の社会そのものの中に危機的な部分があって、それが今まさに急速に顕在化しつつあるということなのではないか。
演者は清き国ぞとあこがれ、清き頂きを目指して津軽海峡を渡り、約6年間の山岳部生活で多くのことを学び、その後の40年間を大学で研究と教育に従事した。山登りと研究には極めて多くの類似点がある。この講演では山で遊びを覚えたホモ・ヤマルーデンス (注)の視点で、今日の科学や研究や大学や研究者や、さらには社会の問題をともに考えたい。5年前の地震と津波それに原発事故の際にも、科学者や専門家と呼ばれる人たちに対する市民の信頼は大きく損なわれた。二十一世紀の大学や教育や研究、そして研究者はいかにあるべきか。もちろん、唯一の正解などありはしないから、問題は我々がどのような道を選ぶのかということになる。この機会に参加者の皆さん、特に山系クラブの学生諸君と議論ができるなら大変うれしい。大学の山系クラブの存在には大きな副産物効果があると思うからである。(注:ホモ・ヤマルーデンスは演者の造語。J. Huizinga のホモ・ルーデンスHomo Ludensをもじったもので、ヤマは山のこと。)
■講師紹介
前田仁一郎北海道総合地質学研究センター理事長
1950年 富山県富山市に生まれる
1969年 北海道大学教養部理類入学
1974年 北海道大学理学部地質学鉱物学科卒業
1981年 北海道大学理学研究科地質学鉱物学専攻博士課程修了 (理学博士)
1983年〜2016年 北海道大学理学部・理学研究院にて研究と教育に従事
2016年 特定非営利活動法人 北海道総合地質学研究センターを設立し理事長に就任
北大山の会会員
専攻は地質学・地球科学、特に火成岩岩石学・テクトニクス。日高山脈の斑れい岩の成因、日高地殻断面を用いた大陸地殻の形成過程、北海道島周辺のテクトニクス、インド洋・大西洋・太平洋の中央海嶺での潜航・掘削、オマーンでの海洋地殻の形成過程などの調査・研究を院生・学生や多くの共同研究者とともに行ってきた。
主な著作
「北海道の地質と構造運動」地学団体研究会 1986
「日本の地質 I 北海道地方」共立出版 1990
「日本地質図大系北海道地方」朝倉書店 1996
「新版地学事典」平凡社 1996
「日高地殻−マントル系のマグマ活動」日本地質学会 1997
「日本地方地質誌北海道地方」朝倉書店 2010
「地球惑星科学入門」北海道大学出版会 2015
主な論文
Opening of the Kuril Basin deduced from the magmatic history of Central Hokkaido, North Japan, Tectonophysics, 1990; Chemical features of orthopyroxene in peraluminous igneous rocks, American Mineralogist, 1991; Interaction of a spreading ridge and an accretionary prism: Implications from MORB magmatism in the Hidaka magmatic zone, Hokkaido, Japan, Geology, 1996; A long in situ section of the lower ocean crust: Results of ODP Leg 176 drilling at the Southwest Indian Ridge, Earth and Planetary Science Letters, 2000; Evidence for high-Ca boninite magmatism from Paleogene primitive low-K tholeiite, Mukoojima, Hahajima Island group, southern Bonin (Ogasawara) forearc, Japan, Island Arc, 2004; Geochemical evidence in clinopyroxenes from gabbroic sequence for two distinct magmatisms in the Oman ophiolite, Earth and Planetary Science Letters, 2006; Ni-Fe alloy possibly associated with reduced magmatic fluids in lower-crustal gabbro, IODP Hole U1309D, Atlantis Massif, Mid-Atlantic Ridge, Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 2009; Drilling constraints on lithospheric accretion and evolution at Atlantis Massif, Mid-Atlantic Ridge 30°N, Journal of Geophysical Research, 2011; Primitive layered gabbros from fast-spreading lower oceanic crust, Nature, 2014
■会場・問い合わせ先等
会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側)
定員60名(予約無し,無料)
問合せ先:北大山岳館運営委員会 携帯090-6870-5120
Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan
E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
|
| 2015-8-19 15:37 |
第8回ネパール報告-「2015 年ネパール地震」を中心に
第8回北大山岳館講演会
ネパール報告-「2015 年ネパール地震」を中心に-
2015年9月6日(日) 13:30~15:30
要旨
演者はカトマンズ大学に講義のため滞在中の 4 月 25 日に「2015 年ネパール地震」を体験した。大学が休校と なり、地震関連の現地調査を行い、6 月 10 日に帰国した。本講演では、ネパールの住民の自然認識についての 以下の 3 つの疑問について取り上げ、その具体的な課題解決は何かについて考察する。
2015 3~4月のカトマンズ雷雨・ランタン降雪の異常気象について
3月後半から4月にかけてカトマンズでは雷雨が続き、カトマンズ盆地のように砂や粘土の湖成堆積物で覆わ れているところやネパール山間部のように断層活動でできた粘土層地帯では土壌水分量が大きくなり、地表が地 震被害を大きくする軟弱地盤化に気づいていたか?また、ランタン地域では毎日降雪があり、放牧中のヤクがか なり死ぬ中で、「2015 年ネパール地震」が発生、雪崩がランタン村を襲い、174 名が犠牲になった。住民は異常 気象には気づいていたが、雪崩発生の可能性をどの程度認識していたのか?
1934年と 1833年の地震被害について
「2015 年ネパール地震」の81年前の1934年に発生した地震はよく語られるが、さらに101年前の1833年の地震はほとんど知られていない。前者の震源地は東ネパール、後者のそれは中央ネパールである。大きな地震は80年~100年毎に現れると言われているように、これらの地震被害の教訓がなぜ生かされなかったのか?
震度5程度で大災害になったことについて
4 月 25 日に発生した地震の震度は、1995年の神戸・淡路大震災時の大津で感じた 5 程度で、日本でならあまり被害が出ないと思われたが、ネパールでは死者8千、倒壊家屋50万戸以上などの被害が発生した。カトマンズ盆地内のみならず、広域的な視点から、トリスリバザール周辺のヌワコット地域やカトマンズ~ポカラ間のバス・ルート沿いの被害状況を現地調査した。なぜ震度5程度で大災害になったのか?
■講師紹介
伏見碩二(ふしみひろじ)
滋賀県立大学名誉教授・カトマンズ大学客員教授 (2015.03.08-06.05/2016.03.01-05.31)
1941年横浜生まれ。
1961年に北海道大学に入学し、1963~1965年に、北極海で漂流する氷島基地の海洋調査に1年半従事し、北大西洋のアイスランド近くまで漂流、その後1966年まで北極海調査のアルバイト資金で、ヨーロッパの自転車・西アジアのバックパック旅行を経て、中央ネパール地質氷河学術調査隊に現地で合流後帰国する地球一周旅行を3年かけて行った。
1970年にエベレスト・スキー隊に参加するとともに、1973年には学生によるヒマラヤ氷河の通年調査を開始した。
1976年に名古屋大学助手、1980年に青蔵高原科学討論会に参加し、ラサ~カトマンズ間を巡検した。
1982年からの滋賀県琵琶湖研究所総括研究員時に西コンロン氷河調査隊(1987年)に参加し、チベット高原をジープで一周した。
1995年滋賀県立大学教授、2007年退官し、2008~2010年にはJICAシニアー・ボランティアとしてネパールのポカラにある国際山岳博物館の学芸員を勤めた。
現在はこれまでの北極やヒマラヤなどの各氷河地域の調査資料をまとめ、データベース(参考資料)を作成するかたわら、カトマンズ大学で「ネパール・ヒマラヤの環境変化」のテーマで講義している。
受賞歴
秩父宮記念学術賞「ネパール・ヒマラヤの地質研究」団体受賞(1974年)
秩父宮記念学術賞「ヒマラヤ山脈の氷河研究」団体受賞(1981年)
日本雪氷学会学術賞「ネパール・ヒマラヤの氷河構造と氷河変動の研究」(1983年)
主な著作
ヒマラヤの自然史.1983,ヒマラヤ研究,山と渓谷社.
青海湖・マナサロワール湖・バイカル湖.1993,世界の湖,人文書院.
ヒマラヤの氷河.1998,基礎雪氷学講座氷河,古今書院.
内陸アジア湖沼群への温暖化影響.2006,東アジアモンスーン域の湖沼と流域,名古屋大学出版会.琵琶湖の雪.2015,琵琶湖と環境,琵琶湖と環境編集委員会,サンライズ出版.
参考資料(データベース)
時系列ブログ https://hyougaosasoi.blogspot.jp
テーマ別ウェブサイトhttps://glacierworld.weebly.com
ヒマラヤなどの写真データベース(12万点以上 )https://picasaweb.google.com/fushimih5
カトマンズ大学の講義 https://environmentalchangesofthenepalhimalaya.weebly.com/
■会場・問い合わせ先等
会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側)
定員50名(先着順、参加無料)
問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5131)・携帯090-6870-5120
Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan
E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
|
| 2014-9-27 14:55 |
第7回2014/10/18キノコと森林の関わり
第7回北大山岳館講演会
キノコと森林の関わり
2014年10月18日(土) 14:00〜16:00
要旨
キノコとは
担子菌と子嚢菌
生物5界説
担子胞子と子嚢胞子
キノコの生活様式
寄生
腐生
共生
生立木の菌害
針葉樹原生林の菌害
トドマツ林の菌害
カラマツ人工林の菌害
カラマツ人工林の年齢と菌害
更新樹の本数調整と森林の更新
森林における物質循環
外生菌根形成による樹林のメリット
キノコは森のコーディネーター
■講師紹介
五十嵐恒夫 会員(S年入部)
略歴
1932年札幌に生まれる
1955年北海道大学農学部林学科卒業
1960年北海道大学農学研究科博士課程修了
農学博士の学位を授与される
1963年北海道大学農学部附属演習林助手
1969年北海道大学農学部附属演習林助教授
1979年北海道大学農学部附属演習林雨竜地方演習林長
1983年北海道大学農学部林学科造林学講座担当
1987年北海道大学農学部教授
1996年北海道大学を定年退職
1996年北海道大学名誉教授
北大山の会会員
主な著書
「北海道の環境づくり」北海道国土緑化推進委員会1984,「北海道のキノコ」北海道新聞社1988,「続北海道のキノコ」北海道新聞社1993など
■会場・問い合わせ先等
会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側)
定員50名(先着順、参加無料)
問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5131)・携帯090-6870-5120
Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan
E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
|
HOME
メニュー




私が最初にエゾナキウサギの姿を見たのは、北大山岳部の1年生の夏山で、日高山脈を訪れた時であった。氷河期に山肌を削られたカール・ボーデンにたどり着いたのは、既に夕刻であった。そのとき、鳥のような鳴き声が響き渡っていた。それがエゾナキウサギの鳴き声と気づいたのは、翌朝に岩が積み重なった岩塊帯で動き回る小動物を見たからである。65年前の出来事であったが、今でも鮮明に脳裏に刻まれている。