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OBの山行記録・ 2007年4月23日 (月)

patagonia light expedition その壱
2007年1月から3月まで南米Patagoniaへ行ってきました。
その報告を数回に分けて投稿します。暇なときにアップしますので(基本的には暇なんですが…)、のんびりお待ちください。

期 間:2007.1.18〜3.19
場 所:南米Patagonia Fitzroy山群(Argentine)、Paine山群(Chile)
メンバ:山下晋(1997入部)
     白石淳也(2001入部)
     澤田卓郎(AACH3)
     赤桐智宏(2001入部)途中参加
概 要:1月18日 Calafate(Argentine)にて山下、白石、澤田が合流。
1月19日 Fitzroy山群のBCとなるCamp Bridwellへ入る。
 ずっと天気待ち。
2月11日 山下、白石がAg. RafaelにAnglo Americanルートより登頂。
2月14日 Camp Bridwellを撤収。
2月15日 ChileのPuerto Natalesへ移動。
2月19日 Paine国立公園内のValle Baderに入る。
 ずっと天気待ち。
3月4日 一旦、Pto. Natalesへ引き上げる。
 澤田は日程切れで帰国。山下、白石はPto. Natalesで天気待ち。
3月14日 赤桐と合流後、Torres del PaineのBCとなるCampament Japonesへ入る。
3月15日 山下、白石、赤桐がTorre NorteにMonzinoルートより登頂。
3月17日 Campament Japonesを撤収。
3月19日 解散。
Bolivia,La Pazにて
腹が痛い。タダの痛みではないぞ。声を漏らさなければ耐えられない痛さだ。そんな痛みにもう4日も見舞われている。こんな激しい腹痛はネパール以来だ。1月12日によーこと別れてから、18日に白石、たくろーとCalafateで合流するまで、のんびりバスで南米大陸を移動しようと思っていたのに、その計画もパーだ。


1月18日
Calafateに着いてもう3日目。ここでできる買出しはしたし、町はもう何周もしてしまった。暇だ…Calafateの空港で一緒になったSloveniaクライマーのThomasとDarboreは昨日、Chaltenに行ってしまった。

今日の午後、ようやく白石、たくろーと合流した。彼らはBuenos Airesから丸2日もバスに揺られてここまできた。鬼のようにでかいホールバッグを担いできた。

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1月19日
朝のバスで我々もChaltenへ移動。Chaltenに近づくとFitzroy,Cerro Torreがよく見えている。文句なしの快晴である。Sloveniaの2人は絶好のチャンスをつかんだに違いない。

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Chaltenで昼食のピザとビールをいただいてから、BCへ荷揚げに向かう。僕らのホールバッグは身長1m以上、体重50kg以上に成長してしまった。この中にはロックギア、アイスギアととりあえず2週間分の食料、ガソリンが詰まっている。

僕の5年前の記憶を頼りにトレイルを歩くが、どうもおかしい。”この分岐は見覚えがある。もうすぐベースに違いない。”と言うと、向こうから来たトレッカーに”まだ2時間はかかるんじゃない?”と言われ、”あの丘を越えればベースに着くぞ!!”などと2人を励ましても、いざその丘に着くとベースまで1時間の看板が…記憶なんて当てにならないもんだ。

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空身だと2時間で着くはずのベースに僕らは足をブルブルいわせて、5時間かけてようやくたどり着いた。テントを設営してようやく落ち着く。これから1ヶ月間、このテントが我が家だ。
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