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現役の報告・ 2006年12月7日 (木)

《登攀準備山行報告》韓国、インスボン
韓国の赤岩、インスボンの岩登り報告です。

【月 日】11月22〜29日     
【山 域】韓国 仁寿峰
【メンバ】L:澤田拓郎(3)AL:山下晋(OB)G:赤桐知宏(部外)
【ルート】
24日・大スラブ→ウジョンA
25日・シュイナードB→ウィディキル
26日・シュイナードA
27日・雨
28日・雨
22日 千歳から飛行機でソウル、インチョン空港へ。スユ駅周辺の商店街で食料の買出し。その後、バスでウィドンまでいき、ホワイトガソリン等を購入する。人通りの少ない道端でC1。

23日 晴れ ウィドン(10:20)ートソンサ広場(10:50〜11:00)ー白雲山荘(11:40) 
 朝、登山用具店でインスボン、ソニンボンのトポを探すがなかった。店のおじちゃんに情報を教えてもらい、白雲山荘へ。赤桐さんと待ち合わせていたが、こない(前日飲み過ぎて飛行機に乗りおくれたらしい)。現地で聞くところによるとソニンボンは結構離れた岩場で白雲山荘からいける距離ではなかった。夕方、赤桐さんと合流できた。小屋で予約云々で揉めるがなんとか泊めてもらえた。けど、火気は山下さんが持っていたので夜飯は乾パン。

24日 晴れ 白雲山荘(10:15)ー大スラブ取り付き(10:30)ーウジョンAー終了点(16:30)ー下降(16:50)ー山荘(17:30)
山下さんと合流してから、大スラブ経由でウジョンAを経て、仁寿峰ピークを登る。リードは全て澤田。(以下、特に記述していないビレイ点はボルト)

1p 5.7 40m テラスからクラックを少し登り、スラブへ 
2p 5.7 45m スラブを左上しウジョンA取り付きまで
ウジョンA
3p 5.9 35m コーナークラックを登り、左へTr
4p 5.9 30m ハンドクラックにつまった落ち葉を掃除しながらジャミングで登る。落ち葉不快調。
5p 5.9 25m チムニーを登り、少しスラブを登る
6p 5.6 35m コーナーから立ち木まで エクスパンディングフレークが怖い。やさしいが落ちれないので注意。立ち木でビレイ 
ウジョンA終了
7p 5.5 30m フレークからクラックを木までいく、立ち木をアンカーにする
8p 5.6 30m クラックからスラブを登り、木でビレイ

そこから歩いて仁寿峰ピークまで。途中に「タヌキの腹」スラブあり。5m程だがツルツルしていて怖い。下降はワイヤーでボルトをつないだ所から2pラッペル、35m、30m。2人同時にラッペルしてみた。白雲台とのコルから、ガリーを少し下り、踏み跡をトラバースすると山荘の裏にでた。

25日 晴れ シュイナードB取り付き(9:00)ーウィディキルに合流ーインスボンピーク(15:30) リードは赤桐
シュイナードB
1p 5.7 30m アンダークリング気味のコーナークラック  
2p 5.8 45m スラブ〜アンダークリング
3p 5.6 20m 右にトラバース(フォロー2人はジャンプ)〜クラックを直上
4p 5.7 40m チムニー〜ダブルクラック
5p 5.5 40m チムニー〜耳岩基部
ウィディキルへ合流
6p 5.10d 20m スラブを耳岩の上まで (5.9A0も可能→フォロー2人とも)
その後15mラッペル。インスA最終ピッチに合流
7p 5.5 15m ピトンスカーがつるつるのクラック 
その後、歩いて狸の腹を越え、ピークへ。ラッペルは順番待ち。向かいの白雲台で韓国人はスラブを50m以上フリーソロしていた。なんてこった・・・、カルチャーショックを受ける。
下降は、昨日のワイヤーの所から歩いて少し降りて、P型ピンからラッペル2p。(看板の付いたPピンはダメらしい、ハングル読めないから要注意)。小屋まで行った後、赤桐さんが帰るので飯など食いに下山する。連泊するのに小屋はいろいろ不便だった為、今後は下の仮眠施設つき温泉で泊まることにする。

26日 高曇り トソンサ広場(8:30)ー大スラブ下(9:00)ーシュイナードA取り付き(11:50)ー5p目引きかえし(15:40)ー取り付き(16:10)ートソンサ広場(16:50)            朝物凄い人数がのぼりに来ている。後ろから追い立てられるのが嫌なので人が少なくなるまで待つ。シュイナードAに取り付く、リードは澤田。
1p 5.5 35m 緑のプレートと仁教大のプレートの間から取り付く 上の大テラスまで
2p 5.8 30m でかめのクラック ビレイ点はカム×2、バックアップでボルト1
3p 5.8 35m チムニー〜クラック 途中ボルト1あり カムが足りなくなり1回少しロアーダウンしてもらって、カムを回収し登り返す 
4p 5.10a 40m 小ハングを越えハンドクラックを登る クラックの横にボルト×3 。打つならスラブに打ってくれ。 
5p 5.7 15m チムニーからハンドクラックを登ると、スラブの海が広がっていた・・・ピンはどこにも見えない、傾斜はだんだん緩くなるようだが、僕のスラブの登攀力ではリードできないと判断し、岩角にシュリンゲを掛けてラッペルして4p目終了点まで戻る。

下降はクラックの左右のルートのアンカーを使い、5pラッペルする(55mロープ1本で)。2人同時におりて30分で取り付きまで降りれた。
でかいクラックに不慣れな事、プロテクションへの迷いなどで時間をかけてしまった上、最上部で引き返すという結果になってしまう。翌日違うクラックのルートでリベンジだと意気込む。が、

27日 雨 東大門市場で登山用具の掘り出し物を見つけようとするも、日本とかわらない値段。泊っていた温泉に戻ってくるが、連日のオッサンの裸体に辟易していたので極力外で時間を潰す。諦めて温泉に帰るとやっぱり…。今度はオッサンがフルチンでウェイトリフティングをしている。

28日 曇り時々雨 朝、曇りでまだ濡れていそうだがトソンサ広場までいくが、雨。下山し、ソウルを歩き回る。翌日、帰国。
 
<Party>スピード遅い 花崗岩のクライミング経験できた

<これから行く人の為の参考>
●交通手段:空港からスユ駅にリムジンバスあり(13000ウォン)。そこからウィドンへもバスでいける(900ウォン)。英単語、日本語ができればいきなりいっても何とかなります。ウィドンからバスでトソンサ広場へ行ける。(some money=500ウォンを箱に入れる) (今は7〜8ウォン=1円)
●食料:野菜、肉を買いたいならスユの商店街のほうが良いかも。米 スニッカーズ(多種多様) ホワイトガソリンはウィドンで買える。酒が安い。食料は若干安い。
●宿泊:今回、予約がなく、小屋に泊めてもらえないことになりそうだった。(初日に白雲山荘で「予約ないから泊められない、インス山荘にいけ」との事。行くが、そこでも断られる。理由はよくわからないが、泊めてもらえなかった。国立公園外まで行こうとした時にボッカのおじさんが白雲山荘のおじさんに紹介してくれて、小屋に泊まれることになった。)予約した方が良い。詳しくは山渓参照。温泉は安く泊まれるが精神衛生上良くない。短期間にしておいたほうが良いと思う。テンバの予約が取れれば良いと思う。
●ルート:5.7程度のスラブはランナーが少ないとかんじた。5.7でもスメアリング等赤岩とは違うのでスラブのピッチは僕は怖かった。ギアはナッツとキャメ2セットあれば大丈夫。ビレイ点は整備されている。今回、人がいて行けなかったが、インスBが最初に行くには良いらしい。道内ならば、石垣山でクラッククライミングをやってジャミングやらとカム類のセットができるようになっていたら良いと思います
●時期:この時期が最後と思います。これ以上遅くなると寒い。というか既に少々寒かった。
その他 小屋は水無く買うしかなかった。国立公園に入るのに入場料がかかるが一度払い半券を持っていれば2度目からただで入れる。
●最後に:韓国の皆さんは親切でした(いろいろ教えてもらったり、チョコもらったり、黄な粉もちもらったり)。
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