OBの山行記録・ 2007年11月6日 (火)
patagonia light expedition その参
もう忘れた人も多いと思いますが、Patagonia Light Expeditionの続きを投稿します。
概要 2/8 HCへ上がる
2/9 Ag. Rafaelアタック(1回目)
2/11 Ag. Rafaelアタック(2回目)
2/13 HC撤収。BCへ帰る
2/14 下山
概要 2/8 HCへ上がる
2/9 Ag. Rafaelアタック(1回目)
2/11 Ag. Rafaelアタック(2回目)
2/13 HC撤収。BCへ帰る
2/14 下山
2月7日 Torresはだんだん顔を出してきたが、2日前の嵐で壁は真っ白になってる…でも明日からは天気も好いようだ。午後からちらほらHCへ上がっていくクライマーもいる。僕らも明日にはHCへ上がろう。明日中に壁の雪も落ちてくれるとよいけど。
2月8日 BC14:30-18:00HC
HCに上がってみるとそこはテント村になっていた。みんなわずかな好天を期待している。Alex情報によると、明日はよくて明後日の午後から崩れるそうだ。Saint Exuperyは雪がついててダメだし、Poincenotにいくには好天周期が微妙だぁ、う〜困った。
2月9日 HC4:30-9:00取付き10:00-下降19:00-22:30取付き-4:30HC
朝起きると高曇り。様子を見ながら、Rafaelへアプローチ。途中何度か天気待ちしながらダラダラと取付きへ。はじめの2ピッチは傾斜のない雪がついたルンゼのオフィドゥス。白石トップ。ハング下でフラットソールに履き替えしみだしの多いハングしたからスラブへ入って行く。いたるところに染み出し,雪があり、岩の表面もじゃりじゃりしている。
4ピッチほどのところでコーナーオフィドゥスへ入っていく。ここでトップが落石を起こし、それがビレイしている澤田に当たった。骨は折れなかったが、太ももが腫れて力が入らないらしい。登攀は中止して、下降に取り掛かる。下降準備中に気づいたのだが、8.5mmのロープ1本が落石でダメージを受けていた。時間をかけて慎重に下って、また登ってきたクーロワールを降りる。…眠い、ちょっと休むと意識が飛んでいく。
2月10日 昨夜HCに帰り着いたのはAM4:30。昼過ぎ、暑さで目が覚める。いい天気じゃないかっ!こんな日に壁を登りたいものだ。Alex情報では、今日の午後からまた悪くなるはずだが、いたっていい天気なのでもうちょっと天気を見てみることにする。明日も晴れてもう一度取り付けるといいけど。ピークがほしい!!
2月11日 HC5:00-取付き10:00-17:30Rafael18:30-23:30取付き0:00-4:30HC
今日は白石と2人でRafaelへ。澤田は足の調子がまだ悪いのでお留守番。いつものアプローチで取付きへ。天気も上々。オフィドゥスはロープを出さずにフリーで行く。オフィドゥスを登ってるときにハングの上を登っていたアメリカ人がフォール。落石がルンゼの中に落ちてくる。あぶねぇ〜
今日は順調にピッチを稼ぐ。一昨日のルートはちょっと右へそれていたみたいだ。5ピッチで手前のポコへ。絶景なり。Fitzroyの裏側が見渡せる。Torresの向こうの大氷床まで見える。
そこからピークへ続くカンテをたどる。途中の6bのピッチも順調に抜け、続く6aのピッチはカンテに走る快適なハンドクラック。そしてチムニーを抜けて念願のピークへ。白石曰く“クライミングしてて、よかったぁ”
1時間ほどピークでまったりして下降。60mロープ1本しかない我々は何度も支点を作りながらようやく取付きへ戻った。HCへ帰り着いたのはまたしても朝の4:30。
2月12日 昨日の下降中から風が出始めていたが、今日昼過ぎに起きると強風と雨。ピークは雲にまかれている。明日には回復すだろうか?
結局天気は回復せず、翌13日はBCへ下山し、ビールで乾杯。14日には麓のEl Chaltenに下りて酒を浴びる。
約1ヶ月のArgentineでのクライミングを終え、僕らはもう1ヶ月ChileのPaine山群登る予定。またしても停滞の日々ではあったが…
2月8日 BC14:30-18:00HC
HCに上がってみるとそこはテント村になっていた。みんなわずかな好天を期待している。Alex情報によると、明日はよくて明後日の午後から崩れるそうだ。Saint Exuperyは雪がついててダメだし、Poincenotにいくには好天周期が微妙だぁ、う〜困った。
2月9日 HC4:30-9:00取付き10:00-下降19:00-22:30取付き-4:30HC
朝起きると高曇り。様子を見ながら、Rafaelへアプローチ。途中何度か天気待ちしながらダラダラと取付きへ。はじめの2ピッチは傾斜のない雪がついたルンゼのオフィドゥス。白石トップ。ハング下でフラットソールに履き替えしみだしの多いハングしたからスラブへ入って行く。いたるところに染み出し,雪があり、岩の表面もじゃりじゃりしている。
4ピッチほどのところでコーナーオフィドゥスへ入っていく。ここでトップが落石を起こし、それがビレイしている澤田に当たった。骨は折れなかったが、太ももが腫れて力が入らないらしい。登攀は中止して、下降に取り掛かる。下降準備中に気づいたのだが、8.5mmのロープ1本が落石でダメージを受けていた。時間をかけて慎重に下って、また登ってきたクーロワールを降りる。…眠い、ちょっと休むと意識が飛んでいく。
2月10日 昨夜HCに帰り着いたのはAM4:30。昼過ぎ、暑さで目が覚める。いい天気じゃないかっ!こんな日に壁を登りたいものだ。Alex情報では、今日の午後からまた悪くなるはずだが、いたっていい天気なのでもうちょっと天気を見てみることにする。明日も晴れてもう一度取り付けるといいけど。ピークがほしい!!
2月11日 HC5:00-取付き10:00-17:30Rafael18:30-23:30取付き0:00-4:30HC
今日は白石と2人でRafaelへ。澤田は足の調子がまだ悪いのでお留守番。いつものアプローチで取付きへ。天気も上々。オフィドゥスはロープを出さずにフリーで行く。オフィドゥスを登ってるときにハングの上を登っていたアメリカ人がフォール。落石がルンゼの中に落ちてくる。あぶねぇ〜
今日は順調にピッチを稼ぐ。一昨日のルートはちょっと右へそれていたみたいだ。5ピッチで手前のポコへ。絶景なり。Fitzroyの裏側が見渡せる。Torresの向こうの大氷床まで見える。
そこからピークへ続くカンテをたどる。途中の6bのピッチも順調に抜け、続く6aのピッチはカンテに走る快適なハンドクラック。そしてチムニーを抜けて念願のピークへ。白石曰く“クライミングしてて、よかったぁ”
1時間ほどピークでまったりして下降。60mロープ1本しかない我々は何度も支点を作りながらようやく取付きへ戻った。HCへ帰り着いたのはまたしても朝の4:30。
2月12日 昨日の下降中から風が出始めていたが、今日昼過ぎに起きると強風と雨。ピークは雲にまかれている。明日には回復すだろうか?
結局天気は回復せず、翌13日はBCへ下山し、ビールで乾杯。14日には麓のEl Chaltenに下りて酒を浴びる。
約1ヶ月のArgentineでのクライミングを終え、僕らはもう1ヶ月ChileのPaine山群登る予定。またしても停滞の日々ではあったが…
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コメント一覧
米山
投稿日時 2007-11-6 21:45
なんだ続きがあったのか。
ザイルとギアをぶら下げた白いしの写真、南米インディオの民族衣装みたいだね。
ザイルとギアをぶら下げた白いしの写真、南米インディオの民族衣装みたいだね。