現役の計画・ 2011年8月22日 (月)
〜岬をめざして〜 2011年度沢メイン1年班 in 知床
【年月日】2011年8月26日〜9月7日(9−4)
【メンバー】L鹿島(4 AL井村(4 M窪田(2 古谷 吉澤(1
【ルート】イダシュベツ川〜知円別岳〜ポンルシャ川 〜コタキ川 〜 知床岳 〜オッチキウシ川 〜知床岬〜相泊
【メンバー】L鹿島(4 AL井村(4 M窪田(2 古谷 吉澤(1
【ルート】イダシュベツ川〜知円別岳〜ポンルシャ川 〜コタキ川 〜 知床岳 〜オッチキウシ川 〜知床岬〜相泊
<時間とルート>
1日目 イダシュベツ川Co310(イダシュベツ橋)(8h)知円別岳西Co1320のコル付近=C1
知床五湖から徒歩でイダシュベツ橋まで。橋から入渓。Co390に2段20−30mのF。左岸を捲く。その後に出てくる釜地形は中を行った方がよい。Co510の二股には支沢に外傾大滝があるのが目印。Co700に15mのF。右岸直登。Co850に10mのF。左岸の岩壁がなくなるところから右岸を捲く。野球場(Co1100―1200の平坦な地形)を過ぎ,知円別岳西Co1320のコル付近でC1。
2日目 C1(1h)知円別岳(1.5h)東岳北ポコ(6h)ポンルシャ川Co520=C2
知円別岳と硫黄岳と中間くらいの稜線に上がり,東岳まで。東岳からは3点鎖線を進む。 一部固い雪渓が残っているかも。3点鎖線より1つ南の尾根の踏み跡をたどり徐々に3点鎖線すぐ南の沢型を辿ってCo900まで。Co900には至る所にピンクテープがありあまりあてにできないようだ。ポンルシャ川側に尾根を1つのっこし,ポンルシャ川を下る。のっこす所はわかりにくいので地図読みの見通しを立てるためにも視界が必要。ポンルシャ川をできるだけ降りてC2。
※他に泊まっているところ→ポンルシャ川Co680,Co640,Co620,開けたところ
3日目 C2(5h)Co80二股(2h)ルシャ川河口(30min)コタキ川Co40=C3
ポンルシャ・ルシャを下る。特に何もない。河口に出るとそこは熊のすみか。コタキ川Co40でC3。コタキ川右岸に沿って,林道がCo60くらいまで入っている
※他に泊まっているところ→Co80二股(ルシャ川とポンルシャ川の二股)
4日目 C3(7.5h)コタキ川Co680三股=C4
コタキ川Co180に函地形。左岸をへつる。Co240−260にも函。中を行くか,左岸を行く。Co330―370に函とFがある。踏み跡利用して右岸捲く。その後いくつかの函とFが出てくるが問題ない。Co680三股でC4。
※他に泊まっているところ→Co460,Co500
5日目 C4(6h)知床岳(1h)知床池(2h)知床沼=C5
三股は中股を行く。三股からすぐのFは左岸を捲く。直後に5mの段差。シュリンゲを垂らして通過できる。Co850に小Fがあるが,真ん中を直登できる。沢型を忠実に辿ると稜線に出る。忠実に辿った方が,薮こぎが楽。知床岳をアタックして,知床池(・1182.1北東の湿地マーク)を経由して知床沼まで。沼までは踏み跡(切り開きがある)があるらしい。知床沼でC5。良い天場。
6日目 C5(1.5h)ポロモイ岳Co860南コル(6h)オッチキウシ川河口(1h)イタシュベワタラ手前=C6
踏み跡を辿ってポロモイ岳南コルまで。コルからオッチキウシ川に下る。Co450に20mのF。右岸の支沢に入ってFixロープを使う。河口までは特に何もない。河口に出て海岸を歩き,イベシュワタラ手前でC6。
7日目 C6(7h)知床岬=C7
海岸歩き。イベシュワタラで1回,ウニの沢(アウンモイ川より1つ北の支沢)で2回,獅子岩手前で1回泳ぐ。熊が泳いでいるかも。文吉湾から岬までは踏み跡がある。岬から少し外れた所でC7。
8日目 C7(7h)モイレウシ川河口=C8
海岸歩き第2弾。相泊を目指す。カブト岩の急な登りはFixを使う。ペキンノ鼻は捲き道がある。メガネ岩はへつって通過。
9日目 C8(6h)相泊
ガッツで相泊まで。
<進め方>
天気:南西から北東に細くて高い半島であることがポイント。太平洋Hで晴れ(南風)。
オホーツク海Hでガス・低温(北風)。オホーツク海の天気の影響を受けやすい。
一般に道内の天気より1日遅い傾向にある。回復傾向でもガス,北風,低温など。
また,オホーツク海にLが抜けた後に風が強いことが多い。南岸低気圧で最悪。標高が低いが,前線などを伴うLの通過の前は早い段階で天気が悪くなる。(温暖前線の影響)
しかし,北をLが通過する場合はなぜか影響が薄い傾向。
ともかく…基本的に8月下旬はめちゃくちゃ寒い。シュラフ持っていく。
停滞:できるだけ天気読んで入山する。4日持っていく。
のっこし前の天場のC2とC4にそれぞれ1日。
あとは海岸線の天場で2日。連続2日以上停滞することはまれ。
C6以外は2日以内で下山可能。
ルート:Co600がカンバ限界。視界が欲しいのは2日目と5日目と6日目。
エスケープ:硫黄山夏道(カムイワッカまで3h),
ルシャ河口から林道(知床林道:カムイワッカまで4h)
ウナキベツ川北側の道(踏み跡程度。途中に青沼と呼ばれる沼がある。
(2002/8,2008/8,9,2009/9,2010/8に記録あり。河口まで平均3.5h)
ヒグマ:特に朝晩に行動する。河口などにうじゃうじゃいる。
食料はしっかりパッキングしておく。
干潮満潮 :2週間前から調べることができる。
<パーティ> 2011年度沢1年班メイン山行。
Ls:判断全般。Mをみる。
M:体力。しっかり歩いて泳ぐ。
<装備>
夏テン1,ポール,のこ2,なた,鍋,茶食器,無線,ろうそく,蚊取り線香,ザイル50m,お助け紐10m,熊スプレー,その他シュラフ含む夏山個人装備(Lsはハーケンとバイル含む)
<準備山行>
1回目:千走川本流(2-0) 生活技術体験,滝登り,泳ぎ,雪渓の対処できた。長時間行動。
2回目:白水川→無意根山夏道(2-0) 生活技術,滝登り,薮こぎできた。(ALは田中省)
3回目:クヮウンナイ川往復(2-0) 総合確認 体力確認 クライムダウン アプザイレン
1日目 イダシュベツ川Co310(イダシュベツ橋)(8h)知円別岳西Co1320のコル付近=C1
知床五湖から徒歩でイダシュベツ橋まで。橋から入渓。Co390に2段20−30mのF。左岸を捲く。その後に出てくる釜地形は中を行った方がよい。Co510の二股には支沢に外傾大滝があるのが目印。Co700に15mのF。右岸直登。Co850に10mのF。左岸の岩壁がなくなるところから右岸を捲く。野球場(Co1100―1200の平坦な地形)を過ぎ,知円別岳西Co1320のコル付近でC1。
2日目 C1(1h)知円別岳(1.5h)東岳北ポコ(6h)ポンルシャ川Co520=C2
知円別岳と硫黄岳と中間くらいの稜線に上がり,東岳まで。東岳からは3点鎖線を進む。 一部固い雪渓が残っているかも。3点鎖線より1つ南の尾根の踏み跡をたどり徐々に3点鎖線すぐ南の沢型を辿ってCo900まで。Co900には至る所にピンクテープがありあまりあてにできないようだ。ポンルシャ川側に尾根を1つのっこし,ポンルシャ川を下る。のっこす所はわかりにくいので地図読みの見通しを立てるためにも視界が必要。ポンルシャ川をできるだけ降りてC2。
※他に泊まっているところ→ポンルシャ川Co680,Co640,Co620,開けたところ
3日目 C2(5h)Co80二股(2h)ルシャ川河口(30min)コタキ川Co40=C3
ポンルシャ・ルシャを下る。特に何もない。河口に出るとそこは熊のすみか。コタキ川Co40でC3。コタキ川右岸に沿って,林道がCo60くらいまで入っている
※他に泊まっているところ→Co80二股(ルシャ川とポンルシャ川の二股)
4日目 C3(7.5h)コタキ川Co680三股=C4
コタキ川Co180に函地形。左岸をへつる。Co240−260にも函。中を行くか,左岸を行く。Co330―370に函とFがある。踏み跡利用して右岸捲く。その後いくつかの函とFが出てくるが問題ない。Co680三股でC4。
※他に泊まっているところ→Co460,Co500
5日目 C4(6h)知床岳(1h)知床池(2h)知床沼=C5
三股は中股を行く。三股からすぐのFは左岸を捲く。直後に5mの段差。シュリンゲを垂らして通過できる。Co850に小Fがあるが,真ん中を直登できる。沢型を忠実に辿ると稜線に出る。忠実に辿った方が,薮こぎが楽。知床岳をアタックして,知床池(・1182.1北東の湿地マーク)を経由して知床沼まで。沼までは踏み跡(切り開きがある)があるらしい。知床沼でC5。良い天場。
6日目 C5(1.5h)ポロモイ岳Co860南コル(6h)オッチキウシ川河口(1h)イタシュベワタラ手前=C6
踏み跡を辿ってポロモイ岳南コルまで。コルからオッチキウシ川に下る。Co450に20mのF。右岸の支沢に入ってFixロープを使う。河口までは特に何もない。河口に出て海岸を歩き,イベシュワタラ手前でC6。
7日目 C6(7h)知床岬=C7
海岸歩き。イベシュワタラで1回,ウニの沢(アウンモイ川より1つ北の支沢)で2回,獅子岩手前で1回泳ぐ。熊が泳いでいるかも。文吉湾から岬までは踏み跡がある。岬から少し外れた所でC7。
8日目 C7(7h)モイレウシ川河口=C8
海岸歩き第2弾。相泊を目指す。カブト岩の急な登りはFixを使う。ペキンノ鼻は捲き道がある。メガネ岩はへつって通過。
9日目 C8(6h)相泊
ガッツで相泊まで。
<進め方>
天気:南西から北東に細くて高い半島であることがポイント。太平洋Hで晴れ(南風)。
オホーツク海Hでガス・低温(北風)。オホーツク海の天気の影響を受けやすい。
一般に道内の天気より1日遅い傾向にある。回復傾向でもガス,北風,低温など。
また,オホーツク海にLが抜けた後に風が強いことが多い。南岸低気圧で最悪。標高が低いが,前線などを伴うLの通過の前は早い段階で天気が悪くなる。(温暖前線の影響)
しかし,北をLが通過する場合はなぜか影響が薄い傾向。
ともかく…基本的に8月下旬はめちゃくちゃ寒い。シュラフ持っていく。
停滞:できるだけ天気読んで入山する。4日持っていく。
のっこし前の天場のC2とC4にそれぞれ1日。
あとは海岸線の天場で2日。連続2日以上停滞することはまれ。
C6以外は2日以内で下山可能。
ルート:Co600がカンバ限界。視界が欲しいのは2日目と5日目と6日目。
エスケープ:硫黄山夏道(カムイワッカまで3h),
ルシャ河口から林道(知床林道:カムイワッカまで4h)
ウナキベツ川北側の道(踏み跡程度。途中に青沼と呼ばれる沼がある。
(2002/8,2008/8,9,2009/9,2010/8に記録あり。河口まで平均3.5h)
ヒグマ:特に朝晩に行動する。河口などにうじゃうじゃいる。
食料はしっかりパッキングしておく。
干潮満潮 :2週間前から調べることができる。
<パーティ> 2011年度沢1年班メイン山行。
Ls:判断全般。Mをみる。
M:体力。しっかり歩いて泳ぐ。
<装備>
夏テン1,ポール,のこ2,なた,鍋,茶食器,無線,ろうそく,蚊取り線香,ザイル50m,お助け紐10m,熊スプレー,その他シュラフ含む夏山個人装備(Lsはハーケンとバイル含む)
<準備山行>
1回目:千走川本流(2-0) 生活技術体験,滝登り,泳ぎ,雪渓の対処できた。長時間行動。
2回目:白水川→無意根山夏道(2-0) 生活技術,滝登り,薮こぎできた。(ALは田中省)
3回目:クヮウンナイ川往復(2-0) 総合確認 体力確認 クライムダウン アプザイレン
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