現役の計画・ 2010年8月7日 (土)
【入山予定】9月上旬〜中旬(7日間)
L木城 AL井ノ上(2
L木城 AL井ノ上(2
<アプローチ>
アプローチ to B.C
BCは北穂高岳テント場。台風時は北穂高小屋に避難
?上高地(3h)横尾(3h)涸沢ヒュッテ(2.5h)北穂高岳/B.C(6h)上高地
登山道
?吊尾根ルート
上高地(2h)岳沢ヒュッテ(2h)紀美子平(0.5h)前穂高岳(0.5h)紀美子平(1.5h)奥穂高岳(3h)北穂高岳/B.C(7h)上高地
岳沢〜北穂間はハシゴ、鎖場ありの登山道
?白出沢ルート
新穂高温泉(2h)白出沢出会い(4.5h)穂高岳山荘(2.5h)北穂高岳/B.C(6.5h)新穂高温泉
登山道。白出沢出会いからガレ場
・入下山に関しての進め方
入下山のルート取りは入山時、およびBCから下山連絡者に連絡する。特に下山時の連絡が万が一出来ない場合は北穂高小屋にルートを書置きする。
天気
?全天
?稜線に出るまで全天。稜線に出てからは強雨強風雷の場合を除いて行く。テン場は岳沢小屋(2010年8月にオープン予定)、穂高岳山荘。前穂At.カットあり。
?大雨なら行かない。増水で重太郎橋が渡れない。
アプローチ to 取り付き from B.C
・ドーム中央稜取り付き 1-2h
涸沢岳への縦走路をたどり、南峰を越えてドームの頭の脇を通過すると3尾根に下降する踏み跡がある。コルから草付き帯を右下へ2〜3級のcd。脆い岩場から右のリッジを下ると、懸垂ポイントがある。20m程度懸垂すると、3尾根下部からドーム中央稜への横断バンドに出る。バンドをトラバ−スすると顕著な凹角のあるテラスに。
・ドーム北壁・西壁取り付き 1h
縦走路の右下にドーム北壁を見ながらコルへ下り、しっかりした踏み跡を行く。少し下ると、懸垂用の支点がある。10m程度懸垂orクライムダウンし、安定した緩傾斜帯を少し歩くと北壁基部のテラスに到着。
・クラック尾根取り付き 2h
北穂小屋から大キレット方面へ150mほど下ったところにある最初のコルがB沢への下降ポイント。降りて行くとB沢のクラック尾根側に大きな矢印のペイントとボルト連打の壁面がある。ここが98年の地震で崩壊した取り付きへのバンド部分の跡。そこから壁面を右上方へ20m程度ほど登ってから出来るだけ右の支点を使って30m程度懸垂で下の草付きのバンドへ。バンドに沿って右上に登っていくと取り付き。
・第4尾根取り付き 1-2h
北穂ピーク手前の松濤岩の基部を回り込んでガレたC沢左俣を下降。ガレ場を下ると、C沢二俣。ここからは踏み跡が明瞭で、取り付きのノースコルまで。
<登るルート>
ドーム中央稜 4h 190m 5ps 3級、?+A0(?)
? 40m ?:チムニー〜カンテを少しのぼりテラスまで、アンカーは岩角
? 20m ?+〜?:リッジ〜左のスラブ〜テラス
? 40m ?:リッジ
? 15m ?:凹角〜チムニー
? 20m ?:凹角からCSのチムニー〜テラス
? 25m ?:凹角を登りハング直上 核心!
目と鼻の先にドームの頭があり、さらにその向こう側を縦走路が走っている。頭から縦走路へルンゼをcd。
ドーム北壁左ルート 2h 65m 2ps 3級下、?A1
? 45m ?A1:チムニーの間のフェースを人工主体で登る。右ルートのチムニーから左上して合流。(右ルートからの合流地点、25mほど登ったテラスで切り、ここを2pにすることもできる。)
? 20m ?:フェース
ドーム北壁右ルート 2h 65m 2ps 3級下、?A1
? 45m ?A1:チムニーから右壁の人工。上部のルンゼ上に戻る
? 20m ?:ルンゼ状フェース
ドーム北壁北西カンテ 2h 65m 2ps 3級下、?+A1
? 45m ?A1:踏台状の岩の上までフリーで上がり、西壁側のフェースを人工で直上
? 20m ?+:凹角状〜フェース
ドーム西壁NewWave 2.5h 140m 4ps 5.10a
?45m 5.10a:核心はハング越え。
?15m ?:ガレ
?45m 5.9:前半はバンド状を右上。上部は右向きのコーナーを目指して、ガタガタのクラックを登る。最後はコーナーから離れて、右の小ハングのビレイ点へ。
?35m 5.10a:左のフレークを登り、ボルト沿いに右上。傾斜が緩んだところで、さらに右にもボルトがあるようだが、ルートは左上していく。後半はやや脆くなるが最後まで傾斜のある壁を登ってドームの頂上へ。
クラック尾根 3-4h 335m 11ps 3級上 ?+
? 40m ?:赤い岩のバンドを水平トラバース
? 30m ?:凹角
? 40m ?:リッジ右の凹角〜フェース
? 40m ?:クラック〜リッジ右のフェース
? 35m ?:フェース〜クラック
? 20m ?(?+):ジャンケンクラック左(ジャンケンクラック右)
? 30m ?:凹角〜リッジ
? 20m ?:ガレ
? 40m ?(?):バンド〜フェース(ガレ)
? 20m ?:凹角
? 20m ?(?):クラック(バンドをトラバース)
北穂小屋直下に出る
第4尾根主稜 3-4h 340m 9ps 4級 ?+
?40m ?:フェース
?40m ?:Aカンテ
?40m ?:Bカンテ
?40m ?:ほぼ水平のリッジ
?20m ?:垂直のカンテ(Cカンテ)
?40m ?:ピナクルを左にのぼる凹角内のクラックを登る
?30m ?:フェースからチムニー
ツルムの肩に出る。ツルムの頭から1段下がったテラスからツルムのコルへ懸垂。ここからが核心。
?30m ?:フェース〜チムニー
?40m ?A0(?):Dカンテ(右側の凹角の登れる)
縦走路は目の前
<天気・停滞・進め方>
B.C着15:30。最終下山17:00。道外代表は清野さん(OB)
夏休みにマルチで最低1本雨天登攀してから入山。ドーム西壁NewWaveは5.10cオンサイトできたら行く。天気、岩の状態のよい時に行く。
登攀に関して
雨なら登らない。視界はルートファインディングできる程度。風・気温はビレイしていて気にならない程度。停滞は悪天、休養でする。
<パーティー>
ルートファインディング、天気判断、スピード、危険認識、楽しむ
<装備>
「冬天1、フライ」or「ゴアテント、ツェルト」、DF1、灯油(90 ml*2*6)、鍋1、茶食器1、無線,
ダブルロープ8.5 mm×50 m×2カム・ナッツ、ガスカートリッジ、ガスヘッド、他アブミ含む岩登り個人装備
アプローチ to B.C
BCは北穂高岳テント場。台風時は北穂高小屋に避難
?上高地(3h)横尾(3h)涸沢ヒュッテ(2.5h)北穂高岳/B.C(6h)上高地
登山道
?吊尾根ルート
上高地(2h)岳沢ヒュッテ(2h)紀美子平(0.5h)前穂高岳(0.5h)紀美子平(1.5h)奥穂高岳(3h)北穂高岳/B.C(7h)上高地
岳沢〜北穂間はハシゴ、鎖場ありの登山道
?白出沢ルート
新穂高温泉(2h)白出沢出会い(4.5h)穂高岳山荘(2.5h)北穂高岳/B.C(6.5h)新穂高温泉
登山道。白出沢出会いからガレ場
・入下山に関しての進め方
入下山のルート取りは入山時、およびBCから下山連絡者に連絡する。特に下山時の連絡が万が一出来ない場合は北穂高小屋にルートを書置きする。
天気
?全天
?稜線に出るまで全天。稜線に出てからは強雨強風雷の場合を除いて行く。テン場は岳沢小屋(2010年8月にオープン予定)、穂高岳山荘。前穂At.カットあり。
?大雨なら行かない。増水で重太郎橋が渡れない。
アプローチ to 取り付き from B.C
・ドーム中央稜取り付き 1-2h
涸沢岳への縦走路をたどり、南峰を越えてドームの頭の脇を通過すると3尾根に下降する踏み跡がある。コルから草付き帯を右下へ2〜3級のcd。脆い岩場から右のリッジを下ると、懸垂ポイントがある。20m程度懸垂すると、3尾根下部からドーム中央稜への横断バンドに出る。バンドをトラバ−スすると顕著な凹角のあるテラスに。
・ドーム北壁・西壁取り付き 1h
縦走路の右下にドーム北壁を見ながらコルへ下り、しっかりした踏み跡を行く。少し下ると、懸垂用の支点がある。10m程度懸垂orクライムダウンし、安定した緩傾斜帯を少し歩くと北壁基部のテラスに到着。
・クラック尾根取り付き 2h
北穂小屋から大キレット方面へ150mほど下ったところにある最初のコルがB沢への下降ポイント。降りて行くとB沢のクラック尾根側に大きな矢印のペイントとボルト連打の壁面がある。ここが98年の地震で崩壊した取り付きへのバンド部分の跡。そこから壁面を右上方へ20m程度ほど登ってから出来るだけ右の支点を使って30m程度懸垂で下の草付きのバンドへ。バンドに沿って右上に登っていくと取り付き。
・第4尾根取り付き 1-2h
北穂ピーク手前の松濤岩の基部を回り込んでガレたC沢左俣を下降。ガレ場を下ると、C沢二俣。ここからは踏み跡が明瞭で、取り付きのノースコルまで。
<登るルート>
ドーム中央稜 4h 190m 5ps 3級、?+A0(?)
? 40m ?:チムニー〜カンテを少しのぼりテラスまで、アンカーは岩角
? 20m ?+〜?:リッジ〜左のスラブ〜テラス
? 40m ?:リッジ
? 15m ?:凹角〜チムニー
? 20m ?:凹角からCSのチムニー〜テラス
? 25m ?:凹角を登りハング直上 核心!
目と鼻の先にドームの頭があり、さらにその向こう側を縦走路が走っている。頭から縦走路へルンゼをcd。
ドーム北壁左ルート 2h 65m 2ps 3級下、?A1
? 45m ?A1:チムニーの間のフェースを人工主体で登る。右ルートのチムニーから左上して合流。(右ルートからの合流地点、25mほど登ったテラスで切り、ここを2pにすることもできる。)
? 20m ?:フェース
ドーム北壁右ルート 2h 65m 2ps 3級下、?A1
? 45m ?A1:チムニーから右壁の人工。上部のルンゼ上に戻る
? 20m ?:ルンゼ状フェース
ドーム北壁北西カンテ 2h 65m 2ps 3級下、?+A1
? 45m ?A1:踏台状の岩の上までフリーで上がり、西壁側のフェースを人工で直上
? 20m ?+:凹角状〜フェース
ドーム西壁NewWave 2.5h 140m 4ps 5.10a
?45m 5.10a:核心はハング越え。
?15m ?:ガレ
?45m 5.9:前半はバンド状を右上。上部は右向きのコーナーを目指して、ガタガタのクラックを登る。最後はコーナーから離れて、右の小ハングのビレイ点へ。
?35m 5.10a:左のフレークを登り、ボルト沿いに右上。傾斜が緩んだところで、さらに右にもボルトがあるようだが、ルートは左上していく。後半はやや脆くなるが最後まで傾斜のある壁を登ってドームの頂上へ。
クラック尾根 3-4h 335m 11ps 3級上 ?+
? 40m ?:赤い岩のバンドを水平トラバース
? 30m ?:凹角
? 40m ?:リッジ右の凹角〜フェース
? 40m ?:クラック〜リッジ右のフェース
? 35m ?:フェース〜クラック
? 20m ?(?+):ジャンケンクラック左(ジャンケンクラック右)
? 30m ?:凹角〜リッジ
? 20m ?:ガレ
? 40m ?(?):バンド〜フェース(ガレ)
? 20m ?:凹角
? 20m ?(?):クラック(バンドをトラバース)
北穂小屋直下に出る
第4尾根主稜 3-4h 340m 9ps 4級 ?+
?40m ?:フェース
?40m ?:Aカンテ
?40m ?:Bカンテ
?40m ?:ほぼ水平のリッジ
?20m ?:垂直のカンテ(Cカンテ)
?40m ?:ピナクルを左にのぼる凹角内のクラックを登る
?30m ?:フェースからチムニー
ツルムの肩に出る。ツルムの頭から1段下がったテラスからツルムのコルへ懸垂。ここからが核心。
?30m ?:フェース〜チムニー
?40m ?A0(?):Dカンテ(右側の凹角の登れる)
縦走路は目の前
<天気・停滞・進め方>
B.C着15:30。最終下山17:00。道外代表は清野さん(OB)
夏休みにマルチで最低1本雨天登攀してから入山。ドーム西壁NewWaveは5.10cオンサイトできたら行く。天気、岩の状態のよい時に行く。
登攀に関して
雨なら登らない。視界はルートファインディングできる程度。風・気温はビレイしていて気にならない程度。停滞は悪天、休養でする。
<パーティー>
ルートファインディング、天気判断、スピード、危険認識、楽しむ
<装備>
「冬天1、フライ」or「ゴアテント、ツェルト」、DF1、灯油(90 ml*2*6)、鍋1、茶食器1、無線,
ダブルロープ8.5 mm×50 m×2カム・ナッツ、ガスカートリッジ、ガスヘッド、他アブミ含む岩登り個人装備
- コメント (0)
現役の計画・ 2010年8月7日 (土)
【入山予定】9月上旬 岩メイン終了後
L井村(3 AL鹿島(3
L井村(3 AL鹿島(3
<時間>
アプローチ 槍見温泉(2h)錫杖岩舎=B.C. B.C.(1.5h)槍見温泉
登攀 B.C.(0.5h)前衛フェース取り付き
<アプローチ>
槍見温泉の脇を通って笠ヶ岳に続くクリヤ谷登山道に入る。よく踏まれた登山道を行き、錫杖沢をつめ、BCまで。BCのやや上から右の北沢に入って前衛フェース左方カンテ基部に出る。
下降路は前衛フェース左方カンテまたは注文の多い料理店を懸垂下降するか、東尾根を本峰へ向かい、烏帽子岩の南面基部をまいて西側から中央稜上部を横切って右俣沢へ下る(1.5h)。本峰まで行った場合は(P2から東尾根を1-2h)南尾根のピークをいくつか越え、牧中沢を途中1−2回の懸垂を交えて下る(1.5h)。同様に牧南沢も下ることが可能(1.5h)。
<登るルート>
A:無名ライン(6 h)
北沢側フランケの一番右側のルート。取り付きは顕著な凹角。
?30 m ?+:凹角。
?25 m ?+:大岩から右上後、草つきバンドを右へ。
?35 m ?+ A1:カンテ。
?30 m ?:カンテ。左方カンテに合流。
?30 m ?+ A1:チムニー〜リッジ。
下降は、同ルートか、注文の多い料理店(4p)。
B:注文の多い料理店(6h)
北沢側フランケのほぼ中央に走るクラック。クラッククライミング。基本的にNPを使う。終了点は堅固なボルトがある。
?40m ?:草付フェースを右上し大テラスまで。
?30m ?+:クラックからランペを左上し枯れ木テラスへ。
?25m 5.9:核心。ハングを長いコーナークラックに沿って超える。
?20m ?+:ワイドクラックからハング。
?40m ?+:コーナー左のハンドクラックから取り付きのカンテを登る。
C:左方カンテ(4 h)
前衛フェース正面と北沢フランケとの間のカンテを登るルート。錫杖岳で最もよく登られている。幾通りもルートが取られているのでルートファインディングに注意。
?40 m ?+:かぶったチムニーから凹角。
?40 m ?:凹角からリッジ。
?35 m ? A1:ピナクルからボルト連打~スラブを右上。
?25 m ?-:広い凹状。
?40 m ?:チムニーからクラック、左のフェースを直上。
?20 m ?:凹角からカンテ。
?40 m ?+:オフウィズスからクラック〜左のリッジ。
?40 m ?+:フェースから右上。
注文の多い料理店から4pで下れる。その方が同ルートを下降するより早い。
D:1ルンゼ(本流)ルート(4 h)
北沢フェース下の広場から草付のふみ跡を順当に下ると押出しにつく。凹角の左側から取り付く。また、1,2pはフェース基部のバンド(?〜?)をたどって省くことも可能。
?40 m ?+:凹角の左側。
?30 m ?:ハングからスラブ。
?30 m ?-:傾斜の落ちたスラブ。V字岩壁下まで。
?40 m ?:ルンゼからスラブを左上。
?40 m ?+:凹角右からルンゼ左上。安定したテラスへ。
?40 m ? A1:湿った細いクラックからハングを直上し、左上してカンテ左のフェース。
?30 m ?+:直上後、スラブを左へ。
?35 m ?:チムニー~草つきバンド。
下降は東尾根を使うよりも個々から同ルートを懸垂下降するほうが楽。5~6P。
E:3ルンゼルート(3 h)
第3フェースと第4フェースの間に深く切れ込んだルンゼが取り付き。
?40 m ?-:ルンゼ。
?30 m ?:左のカンテ。
?40 m ?:ルンゼ左壁。
?30 m ?+:チムニー左のフェース。
?30 m ? A0:ルンゼ右壁から左へ。
?30 m ? A0:チョックストーンのあるチムニー。
?50 m ?:ガレ場と草付。
下降路は同ルートでもよいが、コルから裏側の沢に降りれば1h程でクリヤ谷に出ることができる。
F:P4直上ルート(6 h)
第4フェース正面のやや右側から上部の顕著な凹角部目指して登るルート。取り付きへは?級程度の岩場を80mほど詰める。
?25 m ?:クラック。
?25 m ?:スラブ。
?40 m ?:チムニー。
?35 m ?:凹状。
?50 m ? A1:脆い凹角〜右上。
?20 m ? A1:チムニー。
?40 m ?:ブッシュ。
P4頂上からはブッシュ帯を3ルンゼのコルに降りて3ルンゼを懸垂下降するのが最も早い。
<天気・停滞・進め方>
岩メイン終了後、特に問題なかった判断した場合に入山する。入下山は全天。雨なら登らない。視界はルートファインディングできる程度。風・気温はビレイしていて気にならない程度。天気傾向は高気圧とへりで晴れ。4日好天の後2日悪天が多い。午後のにわか雨・台風に注意する。3、4年に1回のペースで台風が来る。入山した日に3ルンゼを登る予定。これで前衛フェースの概観をつかむ。注文の多い料理店は、夏休みにクラックルートの10a以上のグレードをリードできた場合にリードする。携帯は、全域で入る。15:30 B.C.着。道外代表 清野さん(OB)
<パーティー>岩メイン2回戦、スピード、危険認識
Ls:ルートファインディング、天気判断
<装備>
冬天、DF、灯油(90 ml×2人分×3日分=540 ml)、鍋、茶食器、無線、ロープ8.5 mm×50 m×2、ツェルト、ガスストーブ、ガスカートリッジ、ほかアブミ含む岩登り個人装備
アプローチ 槍見温泉(2h)錫杖岩舎=B.C. B.C.(1.5h)槍見温泉
登攀 B.C.(0.5h)前衛フェース取り付き
<アプローチ>
槍見温泉の脇を通って笠ヶ岳に続くクリヤ谷登山道に入る。よく踏まれた登山道を行き、錫杖沢をつめ、BCまで。BCのやや上から右の北沢に入って前衛フェース左方カンテ基部に出る。
下降路は前衛フェース左方カンテまたは注文の多い料理店を懸垂下降するか、東尾根を本峰へ向かい、烏帽子岩の南面基部をまいて西側から中央稜上部を横切って右俣沢へ下る(1.5h)。本峰まで行った場合は(P2から東尾根を1-2h)南尾根のピークをいくつか越え、牧中沢を途中1−2回の懸垂を交えて下る(1.5h)。同様に牧南沢も下ることが可能(1.5h)。
<登るルート>
A:無名ライン(6 h)
北沢側フランケの一番右側のルート。取り付きは顕著な凹角。
?30 m ?+:凹角。
?25 m ?+:大岩から右上後、草つきバンドを右へ。
?35 m ?+ A1:カンテ。
?30 m ?:カンテ。左方カンテに合流。
?30 m ?+ A1:チムニー〜リッジ。
下降は、同ルートか、注文の多い料理店(4p)。
B:注文の多い料理店(6h)
北沢側フランケのほぼ中央に走るクラック。クラッククライミング。基本的にNPを使う。終了点は堅固なボルトがある。
?40m ?:草付フェースを右上し大テラスまで。
?30m ?+:クラックからランペを左上し枯れ木テラスへ。
?25m 5.9:核心。ハングを長いコーナークラックに沿って超える。
?20m ?+:ワイドクラックからハング。
?40m ?+:コーナー左のハンドクラックから取り付きのカンテを登る。
C:左方カンテ(4 h)
前衛フェース正面と北沢フランケとの間のカンテを登るルート。錫杖岳で最もよく登られている。幾通りもルートが取られているのでルートファインディングに注意。
?40 m ?+:かぶったチムニーから凹角。
?40 m ?:凹角からリッジ。
?35 m ? A1:ピナクルからボルト連打~スラブを右上。
?25 m ?-:広い凹状。
?40 m ?:チムニーからクラック、左のフェースを直上。
?20 m ?:凹角からカンテ。
?40 m ?+:オフウィズスからクラック〜左のリッジ。
?40 m ?+:フェースから右上。
注文の多い料理店から4pで下れる。その方が同ルートを下降するより早い。
D:1ルンゼ(本流)ルート(4 h)
北沢フェース下の広場から草付のふみ跡を順当に下ると押出しにつく。凹角の左側から取り付く。また、1,2pはフェース基部のバンド(?〜?)をたどって省くことも可能。
?40 m ?+:凹角の左側。
?30 m ?:ハングからスラブ。
?30 m ?-:傾斜の落ちたスラブ。V字岩壁下まで。
?40 m ?:ルンゼからスラブを左上。
?40 m ?+:凹角右からルンゼ左上。安定したテラスへ。
?40 m ? A1:湿った細いクラックからハングを直上し、左上してカンテ左のフェース。
?30 m ?+:直上後、スラブを左へ。
?35 m ?:チムニー~草つきバンド。
下降は東尾根を使うよりも個々から同ルートを懸垂下降するほうが楽。5~6P。
E:3ルンゼルート(3 h)
第3フェースと第4フェースの間に深く切れ込んだルンゼが取り付き。
?40 m ?-:ルンゼ。
?30 m ?:左のカンテ。
?40 m ?:ルンゼ左壁。
?30 m ?+:チムニー左のフェース。
?30 m ? A0:ルンゼ右壁から左へ。
?30 m ? A0:チョックストーンのあるチムニー。
?50 m ?:ガレ場と草付。
下降路は同ルートでもよいが、コルから裏側の沢に降りれば1h程でクリヤ谷に出ることができる。
F:P4直上ルート(6 h)
第4フェース正面のやや右側から上部の顕著な凹角部目指して登るルート。取り付きへは?級程度の岩場を80mほど詰める。
?25 m ?:クラック。
?25 m ?:スラブ。
?40 m ?:チムニー。
?35 m ?:凹状。
?50 m ? A1:脆い凹角〜右上。
?20 m ? A1:チムニー。
?40 m ?:ブッシュ。
P4頂上からはブッシュ帯を3ルンゼのコルに降りて3ルンゼを懸垂下降するのが最も早い。
<天気・停滞・進め方>
岩メイン終了後、特に問題なかった判断した場合に入山する。入下山は全天。雨なら登らない。視界はルートファインディングできる程度。風・気温はビレイしていて気にならない程度。天気傾向は高気圧とへりで晴れ。4日好天の後2日悪天が多い。午後のにわか雨・台風に注意する。3、4年に1回のペースで台風が来る。入山した日に3ルンゼを登る予定。これで前衛フェースの概観をつかむ。注文の多い料理店は、夏休みにクラックルートの10a以上のグレードをリードできた場合にリードする。携帯は、全域で入る。15:30 B.C.着。道外代表 清野さん(OB)
<パーティー>岩メイン2回戦、スピード、危険認識
Ls:ルートファインディング、天気判断
<装備>
冬天、DF、灯油(90 ml×2人分×3日分=540 ml)、鍋、茶食器、無線、ロープ8.5 mm×50 m×2、ツェルト、ガスストーブ、ガスカートリッジ、ほかアブミ含む岩登り個人装備
- コメント (0)
現役の計画・ 2010年8月7日 (土)
【入山予定日】8月下旬
L鹿島(3 AL井村(3 M井ノ上 木城(2 岩田(1
L鹿島(3 AL井村(3 M井ノ上 木城(2 岩田(1
<時間>
アプローチ 広河原(2 h)白根御池=B.C. B.C.(2 h)広河原
登攀 B.C.(1 h)下部岩壁取り付き(登攀)北岳(2 h)B.C.
<アプローチ>
B.C.から大樺沢左股の登山道を登る。二俣から大樺沢を40〜50分ほど登ると、大岩が沢の真ん中に転がっているバットレス沢に着く。バットレス沢を通り過ぎ50 mも歩くと水が流れているc沢が現れる。このc沢の右側(バットレス沢側)にある尾根に一般道並の踏み跡がある。一般登山者が迷わないようにあちこちに「×マーク」が書いてあるが気にせず進むと自然と下部岸壁に導かれる。また、bガリーにはバットレス沢の左股のb沢を、dガリーと第五尾根支稜にはc沢右岸の踏み跡をつめる。c沢の方が踏み跡はわかりやすい。8月下旬以降に雪渓が残っていることは少ない。
<登るルート>
登攀ルート一覧表
・個々のルートの詳細
・下部岩壁
A:bガリー大滝(1.5 h)
バットレス沢の左股を大滝の下まで行き右手の赤褐色のクラックに取り付く。bガリー右岸に踏み跡明瞭。
?30 m ?:右手の赤褐色のクラックを登る。
?40 m ?:階段状のスラブから凹角。
B:dガリー大滝(1.5 h)
?40 m ?+〜?:バンド〜スラブ。出だしは左のスラブから。1段上がり、縦ホールドばかりのスラブを登る。
?40 m ?〜?:スラブ。
C:第五尾根支稜(1.5 h)
dガリー大滝の真下から取り付く。左端のハーケンがある小テラスが正規の取り付き。残置が少ないが問題ない。2-30mで切って3pで登るとよい。平坦なテラスに出て終了。
?40 m ?〜?:広いバンドを左上〜フェース。
?40 m ?〜?+:フェースからカンテ。ブッシュある。
・上部岩壁
D:第四尾根主稜(4 h)
bガリー大滝を2p登ると緩傾斜帯に出る。終了点から左上に向かって踏み跡が伸びているので、それを道なりに上がっていく。しばらく登っていくと左手に赤いリボンがぶら下がった踏み跡が見えてくるのでその踏み跡に入り二尾根の末端をトラバースする。途中二尾根沿いに上へ上がっていく踏み跡が現るが迷い込まないように注意。二尾根の末端を越えるまでトラバースを続けるとcガリーが見え、そのままcガリーを詰める。急だが50〜80mも登ると左手に苔だらけのヒドンスラブ(?)が見える。濡れていると少しいやらしいが、最初の3手ほどを頑張り途中から左に逃げれば歩いて上までいける。
cガリー大滝上から横断バンドを左にトラバースしてcガリーを横断し、岩場を100 mほど登ると取り付き。横断バンドには第五尾根支稜からdガリーをノーザイル。傾斜増してスタカット(ザイルで結びあった2人(以上の者)のうち、常に1人だけが移動し他方は確保している登り方。)35 m登って出る(ヒドンスラブ)。ペイントがありヒドンスラブの発見は容易。なるべく、緩くて道のある所を選び、尾根に上がるのはぎりぎりまで待った方が良さそう。岩質はすごく堅い。
(35 m ? ヒドンスラブを登り、踏み跡を行く。)
?30 m ?〜?-:つるりとしたクラックから草付きフェース。右から捲いて登ることもできる。ピンわずか。キャメ#1〜2有効。核心。
?35 m ?-〜?:草付き混じりのフェース。リッジの左気味35mさらに10m右上。
?40 m ?:緩傾斜の「白い岩」クラック。
?20 m ?〜?:リッジ。3、4pはつなげることも可能。
?35 m ?:3mの垂壁〜リッジ(?)をマッチ箱の頭まで。その後dガリー側へ10 mラッペル。A0もできる(?)。右に回り込むと簡単だが岩が磨かれているのであまりお勧めできない。
?30 m ?:リッジ上のクラック〜フェースを登る。支点はピン2とキャメ#0.75
?20 m ?+:左へトラバース〜凹角で枯れ木のテラスまで。(右のスラブ状のカンテ(?‐)を行く事も可能。)
?40 m ?:リッジ。
草付きの中の踏み跡をたどり稜線に上がり頂上まで。濡れている場合ザイル出すかも。下降はPeakから夏道を使ってBC。Peak(1.5 h)BC。
E:中央稜ノーマル(3 h)
枯れ木のテラス右の支点からcガリーに50mいっぱいラッペル。cガリーを少し登ってから取り付く。
または、第四尾根の終了点から右にトラバースして潅木から40mラッペルで1p目の終了点まで行く。岩質は比較的もろい。中央稜は大ハングルートとともに慎重な天気判断が求められる。10:30までに取り付く。
?25 m ?+:逆層のフェース左上〜かぶり気味のバンドを左へトラバースしてリンネに入る。トラバースが結構厳しい。
?25 m ?:リンネ(岩の割れ目でチムニーよりも幅が広い。山頂に向かって食い込んでいる急な岩溝。ルンゼよりも両岸が立っている。)凹角の階段。問題なし。
?40 m ?+:バンド右斜上後第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェース右上でリッジに出る。壁の弱点をついた好ルート。第三ハングの下でビレイ。
?35 m ?:リッジ。
?50 m ?:リッジから脆い凹角。支点少ない。
草付きの中の踏み跡を15 分で頂上。ノーザイルで行けるかも。
F:中央稜大ハング(4 h)
岩質は比較的もろい。最近登られている記録は2005年AACHくらい。最近登られていないのは、鐙を使ったルートであることと中央稜ノーマルの方が自然なルートであるからだと思われる。9:30までに取り付く。
?30 m ?+A2:三段になった第一ハング直下の浅い凹角から取り付く。1段目を越えて左上。二段目が核心。 三段目は右から回り込んで稜角へ抜けてしまう。
?10 m ?A1:逆層フェースを左斜上。
?30 m ?+:第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェース右上でリッジに出る。
?ノーマルと同じ。
?ノーマルと同じ。
G:下部フランケ(4 h)
dガリー大滝か第五尾根支稜を登り、dガリーのガレ交じりの岩を100mほど登り、横断バンドのところで草付きを右にトラバースし、草付きの凹角から取り付く。
?40 m ?-:草付き凹角。要所に支点がある。左のdガリーから捲くことも可能。ランナウトするかも。
?15 m ?:バンド。
?30 m ?+A1(?):フェースを右上、人工〜凹角内のハングしたクラックをフリー人工はカラビナの通らないハーケンばかり。エイリアンもないと届かない。キャメロット#0.75〜2あたりが有効。
?20 m ?+:脆いチムニー〜凹角。
?40 m ?+:チムニー〜カンテ〜フェースを左上して外傾したバンドまで。
その後、フェースを1 p登り(40 m、?)右にトラバースすれば第四尾根主稜。バンドを左にトラバースし、スラブを直上すると上部フランケ取り付き。dガリーに下降気味に下りてこれをつめればdガリー奥壁取り付き。
H:上部フランケ(2 h)
下部フランケ終了点からバンドを左にトラバースし、スラブを直上して取り付き。シュヴァルツカンテ右のコーナーがルート。または、第5尾根支稜、dガリー大滝からdガリーを詰めて登ることも可能。dガリー大滝上からは250m程の?〜?の草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートから落石が集中するので注意する。
?20 m ?:草付まじりのフェース〜ハングした凹角。
?40 m ?:かぶった凹角〜草付き凹角。(05年パーティでは体感?級)
?40 m ?〜?:コーナークラックをマッチ箱のコルまで。
?40 m ?:第四尾根に合流し、左の草付き凹角〜リッジ〜フェース〜左の凹角。枯れ木テラスまで。
?40 m ?〜?:リッジ。
I:Dガリー奥壁(4 h)
dガリーをつめた安定したテラスに出て、そこにはダケカンバの木にスリングが巻かれてあり、また岩に赤ペンキで「4」と書かれているらしい。トポ通りの4段ハングが見える。
第5尾根支稜、dガリー大滝からdガリーを詰めて登ることも可能(?級くらい)。dガリー大滝上からは250 m程の?〜?の草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートから落石が集中するので注意する。
?20 m ?〜?+:四段のハング〜スラブ〜クラック。
?20 m ?+〜?:クラック〜右上のスラブ。
?20 m ?:草付きスラブ。
?35 m ?〜?+:チムニー〜スラブ。典型的な内面登攀。チムニー、スラブとも支点が少ない。
?10 m ?:チムニー。
J:ピラミッドフェース(6 h)
取り付きは、dガリー大滝と十字クラックの間の浅い凹角下。または、dガリー大滝か第五尾根支稜を登り横断バンドから取り付くこともできる。ピラミッドフェースは継続登攀の最後に登る予定。
?40 m ?+〜?-:浅い凹角〜草付き。逆層。ハング下まで。最後が難しい。
?40 m ?:草付きバンドを左にトラバース。
?35 m ?〜?+:フェース〜凹角〜バンド。1段上のバンドに上がり、もう1段右上にあるテラスに上がる。左から回り込むと容易だが、ロープの流れが悪くなるのでまっすぐ右上するか、左の緩傾斜帯をそのまま上がり、ハング下のバンドに合流した方が良い。
?20 m ?〜?+:フェースを登り、崩壊したハング下の浮石だらけのバンドを左へトラバース。ロープによる落石注意。終了点を補強している記録がある。
?20 m ?:バンド右上。ガレ。
?25 m ?:コーナークラック〜フェース。クラックは支点が少ないしぼろぼろ。逆層のフェースからクラック。クラックが難しい。ハンドジャムとかを決めることができる。
?30 m ?〜?:クラック〜細かいフェースを左上。
?30 m ?+:逆層のフェース。支点が人工で登れるくらい豊富。
?15 m ?〜?+:フェースを左上〜垂直のコーナークラック。
?20 m ?+:階段状。左のつるりとした凹角から階段状。第四尾根主稜の1p目終了点のやや上に出るが、2p目終了点までのばすことも可能(50 m)。
ザイルを伸ばさなかった場合、ピラミッドの頭の手前を右上しバンドをトラバースすると第四尾根主稜の1p目終了点付近に合流。
<天気・停滞・進め方>
入下山は全天。雨なら登らない。雷にも注意する。視界はルートファインディングできる程度。風・気温はビレイしていて気にならない程度。停滞は悪天、休養でする。天気傾向は高気圧とへりで晴れ。4日好天の後2日悪天が多い。午後のにわか雨・台風に注意する。初日入山して時間があれば下部岩壁を偵察しておき、2日目に第四尾根主稜を登る予定。これでバットレスの概観をつかむ。2 Partyに分かれて登る。後半、登攀に慣れてきたら2年生同士のPartyで行くこともある。2年生+1年生の2人Partyは作らない。無線による定時交信は9:00、12:00、15:00とする。15:30 B.C.着。最終下山は12日目の15:00。
道外代表 清野さん(OB)
南部警察署 :TEL:0556-64-3301 〒409-2212 南巨摩郡南部町南部9335-1
南アルプス警察署 :TEL:055-282-0110 〒400-0305 南アルプス市十五所759-2
白根御池 :TEL:090-3201-7683
<パーティー>スピード、危険認識
Ls:ルートファインディング、天気判断
M:ルートファインディング、登攀能力、緊張の維持
<装備>
冬天2、フライ、DF2、灯油(90 ml×5人分×11日分=4950 ml)、鍋2、茶食器2、無線2、ロープ8.5 mm×50 m×4+2、ツェルト2、ガスストーブ2、ガスカートリッジ2、ほかアブミ含む岩登り個人装備
<準備山行>
6/12 剣山
6/26-27 芦別夫婦岩
他赤岩にて準山4回。
アプローチ 広河原(2 h)白根御池=B.C. B.C.(2 h)広河原
登攀 B.C.(1 h)下部岩壁取り付き(登攀)北岳(2 h)B.C.
<アプローチ>
B.C.から大樺沢左股の登山道を登る。二俣から大樺沢を40〜50分ほど登ると、大岩が沢の真ん中に転がっているバットレス沢に着く。バットレス沢を通り過ぎ50 mも歩くと水が流れているc沢が現れる。このc沢の右側(バットレス沢側)にある尾根に一般道並の踏み跡がある。一般登山者が迷わないようにあちこちに「×マーク」が書いてあるが気にせず進むと自然と下部岸壁に導かれる。また、bガリーにはバットレス沢の左股のb沢を、dガリーと第五尾根支稜にはc沢右岸の踏み跡をつめる。c沢の方が踏み跡はわかりやすい。8月下旬以降に雪渓が残っていることは少ない。
<登るルート>
登攀ルート一覧表
・個々のルートの詳細
・下部岩壁
A:bガリー大滝(1.5 h)
バットレス沢の左股を大滝の下まで行き右手の赤褐色のクラックに取り付く。bガリー右岸に踏み跡明瞭。
?30 m ?:右手の赤褐色のクラックを登る。
?40 m ?:階段状のスラブから凹角。
B:dガリー大滝(1.5 h)
?40 m ?+〜?:バンド〜スラブ。出だしは左のスラブから。1段上がり、縦ホールドばかりのスラブを登る。
?40 m ?〜?:スラブ。
C:第五尾根支稜(1.5 h)
dガリー大滝の真下から取り付く。左端のハーケンがある小テラスが正規の取り付き。残置が少ないが問題ない。2-30mで切って3pで登るとよい。平坦なテラスに出て終了。
?40 m ?〜?:広いバンドを左上〜フェース。
?40 m ?〜?+:フェースからカンテ。ブッシュある。
・上部岩壁
D:第四尾根主稜(4 h)
bガリー大滝を2p登ると緩傾斜帯に出る。終了点から左上に向かって踏み跡が伸びているので、それを道なりに上がっていく。しばらく登っていくと左手に赤いリボンがぶら下がった踏み跡が見えてくるのでその踏み跡に入り二尾根の末端をトラバースする。途中二尾根沿いに上へ上がっていく踏み跡が現るが迷い込まないように注意。二尾根の末端を越えるまでトラバースを続けるとcガリーが見え、そのままcガリーを詰める。急だが50〜80mも登ると左手に苔だらけのヒドンスラブ(?)が見える。濡れていると少しいやらしいが、最初の3手ほどを頑張り途中から左に逃げれば歩いて上までいける。
cガリー大滝上から横断バンドを左にトラバースしてcガリーを横断し、岩場を100 mほど登ると取り付き。横断バンドには第五尾根支稜からdガリーをノーザイル。傾斜増してスタカット(ザイルで結びあった2人(以上の者)のうち、常に1人だけが移動し他方は確保している登り方。)35 m登って出る(ヒドンスラブ)。ペイントがありヒドンスラブの発見は容易。なるべく、緩くて道のある所を選び、尾根に上がるのはぎりぎりまで待った方が良さそう。岩質はすごく堅い。
(35 m ? ヒドンスラブを登り、踏み跡を行く。)
?30 m ?〜?-:つるりとしたクラックから草付きフェース。右から捲いて登ることもできる。ピンわずか。キャメ#1〜2有効。核心。
?35 m ?-〜?:草付き混じりのフェース。リッジの左気味35mさらに10m右上。
?40 m ?:緩傾斜の「白い岩」クラック。
?20 m ?〜?:リッジ。3、4pはつなげることも可能。
?35 m ?:3mの垂壁〜リッジ(?)をマッチ箱の頭まで。その後dガリー側へ10 mラッペル。A0もできる(?)。右に回り込むと簡単だが岩が磨かれているのであまりお勧めできない。
?30 m ?:リッジ上のクラック〜フェースを登る。支点はピン2とキャメ#0.75
?20 m ?+:左へトラバース〜凹角で枯れ木のテラスまで。(右のスラブ状のカンテ(?‐)を行く事も可能。)
?40 m ?:リッジ。
草付きの中の踏み跡をたどり稜線に上がり頂上まで。濡れている場合ザイル出すかも。下降はPeakから夏道を使ってBC。Peak(1.5 h)BC。
E:中央稜ノーマル(3 h)
枯れ木のテラス右の支点からcガリーに50mいっぱいラッペル。cガリーを少し登ってから取り付く。
または、第四尾根の終了点から右にトラバースして潅木から40mラッペルで1p目の終了点まで行く。岩質は比較的もろい。中央稜は大ハングルートとともに慎重な天気判断が求められる。10:30までに取り付く。
?25 m ?+:逆層のフェース左上〜かぶり気味のバンドを左へトラバースしてリンネに入る。トラバースが結構厳しい。
?25 m ?:リンネ(岩の割れ目でチムニーよりも幅が広い。山頂に向かって食い込んでいる急な岩溝。ルンゼよりも両岸が立っている。)凹角の階段。問題なし。
?40 m ?+:バンド右斜上後第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェース右上でリッジに出る。壁の弱点をついた好ルート。第三ハングの下でビレイ。
?35 m ?:リッジ。
?50 m ?:リッジから脆い凹角。支点少ない。
草付きの中の踏み跡を15 分で頂上。ノーザイルで行けるかも。
F:中央稜大ハング(4 h)
岩質は比較的もろい。最近登られている記録は2005年AACHくらい。最近登られていないのは、鐙を使ったルートであることと中央稜ノーマルの方が自然なルートであるからだと思われる。9:30までに取り付く。
?30 m ?+A2:三段になった第一ハング直下の浅い凹角から取り付く。1段目を越えて左上。二段目が核心。 三段目は右から回り込んで稜角へ抜けてしまう。
?10 m ?A1:逆層フェースを左斜上。
?30 m ?+:第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェース右上でリッジに出る。
?ノーマルと同じ。
?ノーマルと同じ。
G:下部フランケ(4 h)
dガリー大滝か第五尾根支稜を登り、dガリーのガレ交じりの岩を100mほど登り、横断バンドのところで草付きを右にトラバースし、草付きの凹角から取り付く。
?40 m ?-:草付き凹角。要所に支点がある。左のdガリーから捲くことも可能。ランナウトするかも。
?15 m ?:バンド。
?30 m ?+A1(?):フェースを右上、人工〜凹角内のハングしたクラックをフリー人工はカラビナの通らないハーケンばかり。エイリアンもないと届かない。キャメロット#0.75〜2あたりが有効。
?20 m ?+:脆いチムニー〜凹角。
?40 m ?+:チムニー〜カンテ〜フェースを左上して外傾したバンドまで。
その後、フェースを1 p登り(40 m、?)右にトラバースすれば第四尾根主稜。バンドを左にトラバースし、スラブを直上すると上部フランケ取り付き。dガリーに下降気味に下りてこれをつめればdガリー奥壁取り付き。
H:上部フランケ(2 h)
下部フランケ終了点からバンドを左にトラバースし、スラブを直上して取り付き。シュヴァルツカンテ右のコーナーがルート。または、第5尾根支稜、dガリー大滝からdガリーを詰めて登ることも可能。dガリー大滝上からは250m程の?〜?の草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートから落石が集中するので注意する。
?20 m ?:草付まじりのフェース〜ハングした凹角。
?40 m ?:かぶった凹角〜草付き凹角。(05年パーティでは体感?級)
?40 m ?〜?:コーナークラックをマッチ箱のコルまで。
?40 m ?:第四尾根に合流し、左の草付き凹角〜リッジ〜フェース〜左の凹角。枯れ木テラスまで。
?40 m ?〜?:リッジ。
I:Dガリー奥壁(4 h)
dガリーをつめた安定したテラスに出て、そこにはダケカンバの木にスリングが巻かれてあり、また岩に赤ペンキで「4」と書かれているらしい。トポ通りの4段ハングが見える。
第5尾根支稜、dガリー大滝からdガリーを詰めて登ることも可能(?級くらい)。dガリー大滝上からは250 m程の?〜?の草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートから落石が集中するので注意する。
?20 m ?〜?+:四段のハング〜スラブ〜クラック。
?20 m ?+〜?:クラック〜右上のスラブ。
?20 m ?:草付きスラブ。
?35 m ?〜?+:チムニー〜スラブ。典型的な内面登攀。チムニー、スラブとも支点が少ない。
?10 m ?:チムニー。
J:ピラミッドフェース(6 h)
取り付きは、dガリー大滝と十字クラックの間の浅い凹角下。または、dガリー大滝か第五尾根支稜を登り横断バンドから取り付くこともできる。ピラミッドフェースは継続登攀の最後に登る予定。
?40 m ?+〜?-:浅い凹角〜草付き。逆層。ハング下まで。最後が難しい。
?40 m ?:草付きバンドを左にトラバース。
?35 m ?〜?+:フェース〜凹角〜バンド。1段上のバンドに上がり、もう1段右上にあるテラスに上がる。左から回り込むと容易だが、ロープの流れが悪くなるのでまっすぐ右上するか、左の緩傾斜帯をそのまま上がり、ハング下のバンドに合流した方が良い。
?20 m ?〜?+:フェースを登り、崩壊したハング下の浮石だらけのバンドを左へトラバース。ロープによる落石注意。終了点を補強している記録がある。
?20 m ?:バンド右上。ガレ。
?25 m ?:コーナークラック〜フェース。クラックは支点が少ないしぼろぼろ。逆層のフェースからクラック。クラックが難しい。ハンドジャムとかを決めることができる。
?30 m ?〜?:クラック〜細かいフェースを左上。
?30 m ?+:逆層のフェース。支点が人工で登れるくらい豊富。
?15 m ?〜?+:フェースを左上〜垂直のコーナークラック。
?20 m ?+:階段状。左のつるりとした凹角から階段状。第四尾根主稜の1p目終了点のやや上に出るが、2p目終了点までのばすことも可能(50 m)。
ザイルを伸ばさなかった場合、ピラミッドの頭の手前を右上しバンドをトラバースすると第四尾根主稜の1p目終了点付近に合流。
<天気・停滞・進め方>
入下山は全天。雨なら登らない。雷にも注意する。視界はルートファインディングできる程度。風・気温はビレイしていて気にならない程度。停滞は悪天、休養でする。天気傾向は高気圧とへりで晴れ。4日好天の後2日悪天が多い。午後のにわか雨・台風に注意する。初日入山して時間があれば下部岩壁を偵察しておき、2日目に第四尾根主稜を登る予定。これでバットレスの概観をつかむ。2 Partyに分かれて登る。後半、登攀に慣れてきたら2年生同士のPartyで行くこともある。2年生+1年生の2人Partyは作らない。無線による定時交信は9:00、12:00、15:00とする。15:30 B.C.着。最終下山は12日目の15:00。
道外代表 清野さん(OB)
南部警察署 :TEL:0556-64-3301 〒409-2212 南巨摩郡南部町南部9335-1
南アルプス警察署 :TEL:055-282-0110 〒400-0305 南アルプス市十五所759-2
白根御池 :TEL:090-3201-7683
<パーティー>スピード、危険認識
Ls:ルートファインディング、天気判断
M:ルートファインディング、登攀能力、緊張の維持
<装備>
冬天2、フライ、DF2、灯油(90 ml×5人分×11日分=4950 ml)、鍋2、茶食器2、無線2、ロープ8.5 mm×50 m×4+2、ツェルト2、ガスストーブ2、ガスカートリッジ2、ほかアブミ含む岩登り個人装備
<準備山行>
6/12 剣山
6/26-27 芦別夫婦岩
他赤岩にて準山4回。
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現役の報告・ 2010年8月7日 (土)
【年月日】2010/7/31(1-0)
【メンバー】L小池(4 AL鹿島(3 M 高橋 田中翔(1
<時間とルート>
野塚トンネル南口駐車場(6:15)Co920(8:00〜8:15)野塚ピーク(10:00〜10:20)トンネル北口駐車場(12:40)
曇り時々晴れ。翌日の雨予想から短縮計画でニオベツ川に入ることに。
トンネル南口駐車場に駐車、堰堤をabして入渓。若干増水気味であった。Co730過ぎてから滝が出てくる。Co780付近の10mFは左岸まき。途中でシュリンゲ垂らす。
Co920二股を右股にとり、過ぎた後4段F。1段目直登。2段目・3段目はつなげて、右岸をまく。
約30m、ホールドあるが高度感あり。4段目直登し、Mのみ確保。その後は滑滝が連続。直登したりまいたりして対処。上部水流が同じ二股では右股を行く。藪漕ぎなくピークまで。ピークから西のコルまで踏み跡をたどり、そこからポン3の沢へ下る。ほとんど前向いて下れる。5mFは、左岸をクライムダウン。トンネル北口駐車場へ出る。
〈Party〉
準山3回目。行動技術など総合確認できた。
野塚トンネル南口駐車場(6:15)Co920(8:00〜8:15)野塚ピーク(10:00〜10:20)トンネル北口駐車場(12:40)
曇り時々晴れ。翌日の雨予想から短縮計画でニオベツ川に入ることに。
トンネル南口駐車場に駐車、堰堤をabして入渓。若干増水気味であった。Co730過ぎてから滝が出てくる。Co780付近の10mFは左岸まき。途中でシュリンゲ垂らす。
Co920二股を右股にとり、過ぎた後4段F。1段目直登。2段目・3段目はつなげて、右岸をまく。
約30m、ホールドあるが高度感あり。4段目直登し、Mのみ確保。その後は滑滝が連続。直登したりまいたりして対処。上部水流が同じ二股では右股を行く。藪漕ぎなくピークまで。ピークから西のコルまで踏み跡をたどり、そこからポン3の沢へ下る。ほとんど前向いて下れる。5mFは、左岸をクライムダウン。トンネル北口駐車場へ出る。
〈Party〉
準山3回目。行動技術など総合確認できた。
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現役の報告・ 2010年8月6日 (金)
2010年7月24〜25日(2−0)
L小池(4 AL澤田(OB M高橋 田中翔(1
L小池(4 AL澤田(OB M高橋 田中翔(1
<時間とルート>
24日:ゲート手前車デポ地(8:10)幌内府橋(8:50)Co840=C1(16:50)
朝、札幌は本降りであった。幌内府川左岸の林道ゲートまで、行く予定であったが道が荒れだしたので、途中で車をとめる。途中から林道はよくなり、車の通行も可能。たぶん来岸町あたりの林道とつながっていると思われる。Co200の幌内府橋から入渓。朝までの雨で10cm程増水している。Co500までは川原。Co620~760までが函状。1つ目CSのFは左岸チムニー状、2つ目のFは右岸水流際直登、3つ目のFは右岸捲き、4つ目も右岸捲き。3つ目以外はMを確保した。他にも函状の中に釜や段差があるが中を行ける。Co840左岸テラスでC1.
25日:C1(5:30)余別岳(8:20〜50)ウエンドCo620(11:40)林道終点(17:00)国道
テンバを出るとすぐに滑状になる。少し行ったところに10mのなめ滝。ロープフィックスで右岸捲き。その後藪こいでピークまで。ピークから東コル方面の踏み跡をたどるが途中でなくなったので東コル手前からウエンド川へ下る。ウエンド川はCo500~440が函状、滝が3つある。最初の15mFは左岸を巻き下る。ロープフィックス。2つ目のFは左岸を少しトラバースして、少し上の方にあるブッシュをピンにしてab。あとは川原を堰堤まで。堰堤から左岸を登り林道を探すが見当たらず少々探す。堰堤少し下流に伸びているようであった。あとは国道まで歩いて下山。
<パーティ>
準山2回目 体力、行動技術の確認できた 1年班の動きを確認できた
*携帯はauが天気良ければ入る。
24日:ゲート手前車デポ地(8:10)幌内府橋(8:50)Co840=C1(16:50)
朝、札幌は本降りであった。幌内府川左岸の林道ゲートまで、行く予定であったが道が荒れだしたので、途中で車をとめる。途中から林道はよくなり、車の通行も可能。たぶん来岸町あたりの林道とつながっていると思われる。Co200の幌内府橋から入渓。朝までの雨で10cm程増水している。Co500までは川原。Co620~760までが函状。1つ目CSのFは左岸チムニー状、2つ目のFは右岸水流際直登、3つ目のFは右岸捲き、4つ目も右岸捲き。3つ目以外はMを確保した。他にも函状の中に釜や段差があるが中を行ける。Co840左岸テラスでC1.
25日:C1(5:30)余別岳(8:20〜50)ウエンドCo620(11:40)林道終点(17:00)国道
テンバを出るとすぐに滑状になる。少し行ったところに10mのなめ滝。ロープフィックスで右岸捲き。その後藪こいでピークまで。ピークから東コル方面の踏み跡をたどるが途中でなくなったので東コル手前からウエンド川へ下る。ウエンド川はCo500~440が函状、滝が3つある。最初の15mFは左岸を巻き下る。ロープフィックス。2つ目のFは左岸を少しトラバースして、少し上の方にあるブッシュをピンにしてab。あとは川原を堰堤まで。堰堤から左岸を登り林道を探すが見当たらず少々探す。堰堤少し下流に伸びているようであった。あとは国道まで歩いて下山。
<パーティ>
準山2回目 体力、行動技術の確認できた 1年班の動きを確認できた
*携帯はauが天気良ければ入る。
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現役の報告・ 2010年7月2日 (金)
昨年は南日高の準山で使った千走川本流。
滝のレベルや質、また綺麗な沢ということで沢1年班の準山1回目に最適ではないかと考え今回は下部から登る計画にした。脱・漁川。
【年月日】2010年6月26−27日(2−0)
【メンバー】L小池(4 AL田中(4 M高橋、田中翔、村田(1
<時間とルート>
1日目:駐車場(10:00)、賀老の滝上二股(10:30)Co700=C1(14:45)
賀老高原キャンプ場の先ドラゴンウォーターの沢から入渓し、少し下ると賀老の滝上の二股に出る。
二股すぐ上に滑滝があり左岸をのぼる。あとは長い河原歩き。倒木も少なく1年班としては良渓だが上部の雪渓のせいか白いところてんが繁殖していた。狩場山南東直登沢すぎてから、滑段差が出てくる。
Co620に2段8mの滑F。丸太を使い左岸をのぼる。あとは段差程度。途中でALの膝痛が再発。やっぱりまだ完治していなかった。登山道入り口付近の峰千走橋をこえ、Co700の8m滑Fの下でC1。滑滝をみると雪渓による増水だろう、午後に登ればこの時期はしょっぱいシャワークライムになりそう。テン場は増水には耐えられない。
2日目:C1(7:15)、Co750 15mのF上を引き返し(8:45〜9:45)、C1(11:00)、林道上(11:15)、駐車場(12:15)
AL膝痛のため、上まで行くことができないと考え出発を遅らせる。
Co700の8m滑Fはザイル出して右岸をのぼる。朝ともあって昨日に比べて水量は少ない。Co750の15mFは少し泳いでザイル出して左岸をのぼる。ALの膝痛のため、引き返し。
15mF、8mの滑Fともに、abでおりる。ピンはブッシュ。峰千走橋の下から林道へ上がり、林道を駐車場まで。
<パーティ>1年沢メイン準山1回目。滝のぼり、ab、生活技術できた。ALは要精密検査
滝のレベルや質、また綺麗な沢ということで沢1年班の準山1回目に最適ではないかと考え今回は下部から登る計画にした。脱・漁川。
【年月日】2010年6月26−27日(2−0)
【メンバー】L小池(4 AL田中(4 M高橋、田中翔、村田(1
<時間とルート>
1日目:駐車場(10:00)、賀老の滝上二股(10:30)Co700=C1(14:45)
賀老高原キャンプ場の先ドラゴンウォーターの沢から入渓し、少し下ると賀老の滝上の二股に出る。
二股すぐ上に滑滝があり左岸をのぼる。あとは長い河原歩き。倒木も少なく1年班としては良渓だが上部の雪渓のせいか白いところてんが繁殖していた。狩場山南東直登沢すぎてから、滑段差が出てくる。
Co620に2段8mの滑F。丸太を使い左岸をのぼる。あとは段差程度。途中でALの膝痛が再発。やっぱりまだ完治していなかった。登山道入り口付近の峰千走橋をこえ、Co700の8m滑Fの下でC1。滑滝をみると雪渓による増水だろう、午後に登ればこの時期はしょっぱいシャワークライムになりそう。テン場は増水には耐えられない。
2日目:C1(7:15)、Co750 15mのF上を引き返し(8:45〜9:45)、C1(11:00)、林道上(11:15)、駐車場(12:15)
AL膝痛のため、上まで行くことができないと考え出発を遅らせる。
Co700の8m滑Fはザイル出して右岸をのぼる。朝ともあって昨日に比べて水量は少ない。Co750の15mFは少し泳いでザイル出して左岸をのぼる。ALの膝痛のため、引き返し。
15mF、8mの滑Fともに、abでおりる。ピンはブッシュ。峰千走橋の下から林道へ上がり、林道を駐車場まで。
<パーティ>1年沢メイン準山1回目。滝のぼり、ab、生活技術できた。ALは要精密検査
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現役の報告・ 2010年7月2日 (金)
【年月日】2010年6月26−27日(2−0)
【メンバー】L-s 鹿島 井村(3 M井ノ上 木城(2 岩田(1 G斎藤(OB
ここではL鹿島-M井ノ上-G斎藤Pの記録のみ掲載。斎藤さんの記録は↑のマップから。
<時間とルート> グレードは登ってみての感想
北峰 6/26 快晴 旧道登山口(6:30-10:30)夫婦岩基部BC(登攀11:30-17:00)BC
この夏一番の暑さの中旧道を登る。夫婦岩基部のBCより少し下ったところで水がとれたが、確実なのは夫婦岩への踏み跡と旧道の分岐点だろう。
南西カンテ(11:30-13:30)
1p ?- 40m(井):トポを持ってMに取り付きを探してもらう。落ち着いて登っていた。
2p ? 40m(井):2p目の終了点は本当に太い灌木があり安定した場所。今回はその5m手前でピッチを切ったが、もっとザイルを伸ばす方がよい。
下降路は中央ルンゼ側にトラバースした後、踏み跡のある急斜を下る。適当なところを見つけて30mラッペル1pで中央ルンゼまで。
洞穴スラブ(14:00-17:00)
1p ? 20m(井):上部の捨て縄のあるところ(終了点直下の草付下)を左に逃げると登りやすい。
2p ? 15m(鹿):終了点直下で確認のため足を置いた岩が崩れ落ちる。岩の大きさは野球盤程度。ルート自体の崩壊はないが、2p目の終了点のある微妙なテラスも危ない。
3p ? A1 30m(斎):A0でも行けそう。斎藤さんはフィフィでA1。芦別の中では比較的硬くて快適。
南峰南壁 6/27 晴れ時々うす曇り BC(登攀6:00-14:00)BC(14:50-18:00)旧道登山口
中央ルンゼを登る。全てノーザイルで登るが、微妙なところは2-3か所。コルからは中央ルンゼとは反対側に藪を漕ぎ、略奪点に出る。ここでMがバイルを忘れたことが発覚。とりあえず進めるところまで進むことにする。γルンゼから伸びる二股沢はとても急。BSして慎重に降りる。バイルなしで下ることの判断は斎藤さんが先に降りた後、ザイルでMにバイルを渡すことで対処した。南峰リッジの取り付きを確認した後、γルンゼを詰める。これもまた急。斎藤さんは木をバイル代わりに登る。しばらく登った後、比較的登りやすそうな凹角からとりついた。
1p ? 50m(斎):凹角の右のフェースを10mほど登り、ブッシュをつかみつつ傾斜の緩くなった岩を右上し、バンドに出てピッチを切る。
2p ?- 25m(鹿):凹角下までバンドを登る。立ち木2本でビレー。
3p ?- 35m(井):凹角を15m程登り、登りやすそうな左側の壁を登る。傾斜が緩くなりブッシュが生えている場所でビレー。
4p ? 40m(斎):左側のカンテを忠実に登り、登れなくなったところで左側にルートをとる。難しい。終了点は南峰直下の踏み跡上で岩でビレー。
南壁は総じて非常にもろい。岩がガンガン落ちる。たまに顔大の落石があった。自然落石も多いので注意が必要。また、残置ピンが1本もないので高いルートファインディング能力が要求される。以上にあるようにアプローチの困難さ、プロテクションの取り方、ルートファインディングなどの全てで高いレベルの山の総合力が求められる。
<パーティ>岩メイン準山4回目。本チャンを意識し岩の総合力を十分に確認できた。
北峰 6/26 快晴 旧道登山口(6:30-10:30)夫婦岩基部BC(登攀11:30-17:00)BC
この夏一番の暑さの中旧道を登る。夫婦岩基部のBCより少し下ったところで水がとれたが、確実なのは夫婦岩への踏み跡と旧道の分岐点だろう。
南西カンテ(11:30-13:30)
1p ?- 40m(井):トポを持ってMに取り付きを探してもらう。落ち着いて登っていた。
2p ? 40m(井):2p目の終了点は本当に太い灌木があり安定した場所。今回はその5m手前でピッチを切ったが、もっとザイルを伸ばす方がよい。
下降路は中央ルンゼ側にトラバースした後、踏み跡のある急斜を下る。適当なところを見つけて30mラッペル1pで中央ルンゼまで。
洞穴スラブ(14:00-17:00)
1p ? 20m(井):上部の捨て縄のあるところ(終了点直下の草付下)を左に逃げると登りやすい。
2p ? 15m(鹿):終了点直下で確認のため足を置いた岩が崩れ落ちる。岩の大きさは野球盤程度。ルート自体の崩壊はないが、2p目の終了点のある微妙なテラスも危ない。
3p ? A1 30m(斎):A0でも行けそう。斎藤さんはフィフィでA1。芦別の中では比較的硬くて快適。
南峰南壁 6/27 晴れ時々うす曇り BC(登攀6:00-14:00)BC(14:50-18:00)旧道登山口
中央ルンゼを登る。全てノーザイルで登るが、微妙なところは2-3か所。コルからは中央ルンゼとは反対側に藪を漕ぎ、略奪点に出る。ここでMがバイルを忘れたことが発覚。とりあえず進めるところまで進むことにする。γルンゼから伸びる二股沢はとても急。BSして慎重に降りる。バイルなしで下ることの判断は斎藤さんが先に降りた後、ザイルでMにバイルを渡すことで対処した。南峰リッジの取り付きを確認した後、γルンゼを詰める。これもまた急。斎藤さんは木をバイル代わりに登る。しばらく登った後、比較的登りやすそうな凹角からとりついた。
1p ? 50m(斎):凹角の右のフェースを10mほど登り、ブッシュをつかみつつ傾斜の緩くなった岩を右上し、バンドに出てピッチを切る。
2p ?- 25m(鹿):凹角下までバンドを登る。立ち木2本でビレー。
3p ?- 35m(井):凹角を15m程登り、登りやすそうな左側の壁を登る。傾斜が緩くなりブッシュが生えている場所でビレー。
4p ? 40m(斎):左側のカンテを忠実に登り、登れなくなったところで左側にルートをとる。難しい。終了点は南峰直下の踏み跡上で岩でビレー。
南壁は総じて非常にもろい。岩がガンガン落ちる。たまに顔大の落石があった。自然落石も多いので注意が必要。また、残置ピンが1本もないので高いルートファインディング能力が要求される。以上にあるようにアプローチの困難さ、プロテクションの取り方、ルートファインディングなどの全てで高いレベルの山の総合力が求められる。
<パーティ>岩メイン準山4回目。本チャンを意識し岩の総合力を十分に確認できた。
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現役の報告・ 2010年7月2日 (金)
剣山は芽室岳の東に位置する山。北海道の山には珍しい、花崗岩質の岩場を持ち、帯広の山岳会の方などがよく登られているようだ。写真は↑のマップから斎藤さんの記録を参照してください。
【年月日】2010年6月12日(1−0)
【メンバー】L-s 鹿島 井村(3 M井ノ上 木城(2 岩田(1 G斎藤(OB
【年月日】2010年6月12日(1−0)
【メンバー】L-s 鹿島 井村(3 M井ノ上 木城(2 岩田(1 G斎藤(OB
以下記録はL鹿島(3 M岩田(1 G斎藤 パーティのもの。
<アプローチ>
登山口(7:00-8:30)2の森岩場取り付き(登攀9:00-14:00)2の森岩場(14:00-15:15)頂上岩壁取り付き(登攀15:15-18:15)頂上(18:15-19:30)登山口
<登ったルート>(グレードは登ってみての感想)
2の森岩場
どのルートもきれいに整備されており、快適なクライミングを楽しむことができる。今回取り付いたルート以外にも登れそうなルートが多く開かれているようで、ボルトなどがしっかり打ってある。
?デコボコ→3本指(鹿島リード)
1p 25m ?+:赤いポストから下へ藪を進み、20m程下った藪の中の岩の基部が取り付き。記録では懸垂で取り付くと書いてあるが、藪を漕いで取り付くこともできた。ルート上は掃除がされており、快調なクライミングを楽しめる。残置プロテクションがほとんどないクラックを15m程直上すると、スプーンカット凹角に出る。ボルトに導かれて一番登りやすそうな箇所を登り立木でビレー。岩は硬く、総じて登りやすい。岩田テンション数回。
2p 25m ?:2m程登り、ハング下を左にトラバースする。ブッシュの左側を登り、大きなカバが連続するハングを越える。ボルトは新しく、衝撃荷重に耐えれそうであった。ザイルの流れが悪くなりやすい。終了点はしっかりしたボルト1つある。岩田テンション数回。
?白い蝶(斎藤さんリード)
1p 10m ?+:ポストのあるコルに対面しているフェースの、右下5mにあるクラックを登る。とても短く、一瞬で終わる。バンドに出て、白樺の木もしくはボルトでビレー。岩田テンション数回。
2p 20m ?:正面の外開チムニーを登る。木を使うと登りやすい。チムニーの中ほどから右に出てフェースを登り、さらにクラック沿いに登ると頭に出る。終了点は3本指の終了点のすぐ隣。
?ジュンジ(鹿島リード)
1p 25m ?- A1(すべてフリーで登ると?-):ポストのあるコルから10mほど下り、左側の広いバンドに出ると「白い蝶」の一段下に出る。3本指または白い蝶の終了点から懸垂して取り付いても良い。ルートはバンド中間の左上するクラック沿をフリーで登る(通常はA1)と「白い蝶」2p目のバンドに出た。ハングしたクラックをワンポイントA1で越えるとトポに記載してあるが、これも見た感じフリーで登れそうなのでとりあえずしっかりしたボルトのあるところまで登ってみることにする。クリップした後、次のムーブに移ろうとした時右足を滑らせ1mフォール。けがはなく、そのあとすぐにA1で抜ける。フェースを「白い蝶」の終了点に向かって左上気味に登るとトポに書いてあるが、これはイワタケに覆われておりぼろぼろ。3本指につなげる方がよい。岩田テンション数回。
頂上岩塔東壁
計画にある2の森のルートを全て登り、Mが消耗していたのでLとGが登りに頂上に向かうことにする。取り付きは頂上から2つはしごを降り、向かって左側に伸びる踏み跡をたどる。どのピッチもアブミルートであり。リングボルト間の距離は遠く、アブミの最上段に乗り込まないと次のボルトまで届かないことが多い。アブミのいい練習にはなる。全く整備されておらず、苔がびっしり張り付いたぼろぼろの岩との戦いになる。あと5年ほどすれば完全にルートしての機能を失うだろう。
?直上ルート(斎藤→鹿島敗退→斎藤)
1p 20m ?+ A1:右上するクラックを人工を交えて登り、立ち木でビレー。岩はもろく、慎重なクライミングが求められる。
2p 20m ?+ A2:ボルト連打のフェースを登るとトポに記載されているが、初めの4本くらいまでのボルトは明らかに衝撃荷重には耐えられなさそうなもの。1.5mのハング下までアブミで登りA2で越えるが、アブミからフリーへ切り替わるところから終了点まではピンがなく、ホールドはガバがあるもののぼろぼろでありLは敗退を決断2m程下の2つの比較的新しいリングボルトでビレイ点を作成することにする。リードを斎藤さんに代わってもらい終了点まで。
3p 25m ? A1:ボルトをA1で直上(フリーでは5.10cらしいが、苔が張り付き全く登れなさそう)すると、傾斜が緩くなって頂上へ抜ける。傾斜が緩くなった後、残置プロテクションはない。
<パーティ>芦別夫婦岩南峰南壁の調整。下山遅れ。
<アプローチ>
登山口(7:00-8:30)2の森岩場取り付き(登攀9:00-14:00)2の森岩場(14:00-15:15)頂上岩壁取り付き(登攀15:15-18:15)頂上(18:15-19:30)登山口
<登ったルート>(グレードは登ってみての感想)
2の森岩場
どのルートもきれいに整備されており、快適なクライミングを楽しむことができる。今回取り付いたルート以外にも登れそうなルートが多く開かれているようで、ボルトなどがしっかり打ってある。
?デコボコ→3本指(鹿島リード)
1p 25m ?+:赤いポストから下へ藪を進み、20m程下った藪の中の岩の基部が取り付き。記録では懸垂で取り付くと書いてあるが、藪を漕いで取り付くこともできた。ルート上は掃除がされており、快調なクライミングを楽しめる。残置プロテクションがほとんどないクラックを15m程直上すると、スプーンカット凹角に出る。ボルトに導かれて一番登りやすそうな箇所を登り立木でビレー。岩は硬く、総じて登りやすい。岩田テンション数回。
2p 25m ?:2m程登り、ハング下を左にトラバースする。ブッシュの左側を登り、大きなカバが連続するハングを越える。ボルトは新しく、衝撃荷重に耐えれそうであった。ザイルの流れが悪くなりやすい。終了点はしっかりしたボルト1つある。岩田テンション数回。
?白い蝶(斎藤さんリード)
1p 10m ?+:ポストのあるコルに対面しているフェースの、右下5mにあるクラックを登る。とても短く、一瞬で終わる。バンドに出て、白樺の木もしくはボルトでビレー。岩田テンション数回。
2p 20m ?:正面の外開チムニーを登る。木を使うと登りやすい。チムニーの中ほどから右に出てフェースを登り、さらにクラック沿いに登ると頭に出る。終了点は3本指の終了点のすぐ隣。
?ジュンジ(鹿島リード)
1p 25m ?- A1(すべてフリーで登ると?-):ポストのあるコルから10mほど下り、左側の広いバンドに出ると「白い蝶」の一段下に出る。3本指または白い蝶の終了点から懸垂して取り付いても良い。ルートはバンド中間の左上するクラック沿をフリーで登る(通常はA1)と「白い蝶」2p目のバンドに出た。ハングしたクラックをワンポイントA1で越えるとトポに記載してあるが、これも見た感じフリーで登れそうなのでとりあえずしっかりしたボルトのあるところまで登ってみることにする。クリップした後、次のムーブに移ろうとした時右足を滑らせ1mフォール。けがはなく、そのあとすぐにA1で抜ける。フェースを「白い蝶」の終了点に向かって左上気味に登るとトポに書いてあるが、これはイワタケに覆われておりぼろぼろ。3本指につなげる方がよい。岩田テンション数回。
頂上岩塔東壁
計画にある2の森のルートを全て登り、Mが消耗していたのでLとGが登りに頂上に向かうことにする。取り付きは頂上から2つはしごを降り、向かって左側に伸びる踏み跡をたどる。どのピッチもアブミルートであり。リングボルト間の距離は遠く、アブミの最上段に乗り込まないと次のボルトまで届かないことが多い。アブミのいい練習にはなる。全く整備されておらず、苔がびっしり張り付いたぼろぼろの岩との戦いになる。あと5年ほどすれば完全にルートしての機能を失うだろう。
?直上ルート(斎藤→鹿島敗退→斎藤)
1p 20m ?+ A1:右上するクラックを人工を交えて登り、立ち木でビレー。岩はもろく、慎重なクライミングが求められる。
2p 20m ?+ A2:ボルト連打のフェースを登るとトポに記載されているが、初めの4本くらいまでのボルトは明らかに衝撃荷重には耐えられなさそうなもの。1.5mのハング下までアブミで登りA2で越えるが、アブミからフリーへ切り替わるところから終了点まではピンがなく、ホールドはガバがあるもののぼろぼろでありLは敗退を決断2m程下の2つの比較的新しいリングボルトでビレイ点を作成することにする。リードを斎藤さんに代わってもらい終了点まで。
3p 25m ? A1:ボルトをA1で直上(フリーでは5.10cらしいが、苔が張り付き全く登れなさそう)すると、傾斜が緩くなって頂上へ抜ける。傾斜が緩くなった後、残置プロテクションはない。
<パーティ>芦別夫婦岩南峰南壁の調整。下山遅れ。
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現役の報告・ 2010年7月2日 (金)
【年月日】2010年6月3−6日(4−0)
【メンバー】L田中省(4 AL井ノ上 木城(2 M岩田 田中翔(1
【ルート】ペテカリ西尾根〜ペテカリ〜ルベツネ〜ヤオロ〜コイカク〜札内ヒュッテ
←ルベツネより1599へ
【メンバー】L田中省(4 AL井ノ上 木城(2 M岩田 田中翔(1
【ルート】ペテカリ西尾根〜ペテカリ〜ルベツネ〜ヤオロ〜コイカク〜札内ヒュッテ
←ルベツネより1599へ
<時間とルート>
3日 曇 ペテカリ山荘(9:00)−・1031北東コル(13:30)=C1
ペテカリ山荘から西尾根の登山道を行く。途中雪堤が数箇所、特に・1293付近は雪べったり。たまに細尾根になりM注意。アップダウン激しく、なぜこうも忠実に尾根上をたどっているのか皆首をかしげる。道が崩壊しにくいのかな。
・1031北東コルに着き、主にMが消耗しているとの理由からコルでC1とする。残雪大量で平らなテン場。写真は翌日のペテカリへの登り。夜半から雨となる。ALの脇にダニが食い込んでいるのが見つかりAL初日から萎える。
4日 ガス時々雨 C1(7:30)−ペテカリ(9:15−30)−ルベツネ(12:20)−C2(12:25)
朝起きるとMの腹にもダニが!自ら切除するM。コルからの登りは雪がべったりで下りだとアイゼンいるだろう。やはり今年は雪解けが遅い。ガスガスのペテカリピークには3人ほど泊まれそうなテン場がある。
ピークから一路ルベツネへ。カール側に泊まれそうな雪堤がたくさんある。ふみ跡は明瞭。ルベツネ南ポコまで両側が切れ気味なのでMに注意していく。日高側からガスが猛烈な勢いで上がってきており、びしょぬれになった。
ルベツネに着きテン場を探すと確かにテン場はあるのだが少し狭い。20分ほど前にいい雪堤があったがいまさら戻る気も起きず、周りを探すと北西尾根にすぐ入ったところに雪堤があり土木工事して泊まることにした。おそらく残雪の多い今年だから泊まれたテン場。
5日 快晴後ガス C2(6:00)−1599峰(9:10−30)−ヤオロマップ(14:00)=C3
今山行初の晴れとなったこの日、テントを出るとそこは雲海の上。見渡す限り山しか見えない世界にしばし浸り出発する。ヤオロが遠い・・・。写真はペテカリ。
ALはほっかむりを被り先頭で藪をこぐ。1599まではよわっちい藪。その先は少し強くなるが基本的にずっと踏み跡が見えているのでどうということはない。雪堤が断続的にあり楽チン。1599先でALが滑落する。細い雪堤を無理に攻めたためで危なっかしい。ヤオロ手前でLの右膝が壊れる。Lのみヒイヒイ言いながらヤオロマップのピークに着き、C3。
6日 快晴 C3(5:30)−コイカク(7:30)−夏尾根末端(9:45−11:20)−道々(13:50)
1839峰はLの膝痛のため泣く泣くカット。快晴なんだがなー。と、よく見ると東西稜線の場所が雪稜のようになっているのが見える。どの道行けなかったかな。
コイカクまで夏道のようなふみ跡をたどり、コイカクにつく。今までの道程を振り返りパシャリ。
日高の稜線を後にし夏尾根を下る。今年は雪が多いのでコイカクピーク直下の急なところにもあるかと思ったが、まったくない。せっかく持ってきたピッケルを担ぎ末端まで。Lの膝は下りには問題なし。沢に降り立ち大休止してダニを払う。先頭を行ったLには19匹付着していた。
コイカク沢は登山靴を履いたまま渡渉を繰り返し道々まで。各々ヒッチして帯広に集合しはげ天へ赴く。豚天丼なるものが新しく出ていて食べてみるがLの個人的な感想としてはいまいちだった。
<パーティ>6月山行日高入門編。なんとか貫徹。核心はダニ。
※5人泊まれそうなテン場は↑の他に・・・
ルベツネ南ポコ、1599峰、1599峰先ポコ、その先のコル、1569、ヤオロ先Co1600、・1560
3日 曇 ペテカリ山荘(9:00)−・1031北東コル(13:30)=C1
ペテカリ山荘から西尾根の登山道を行く。途中雪堤が数箇所、特に・1293付近は雪べったり。たまに細尾根になりM注意。アップダウン激しく、なぜこうも忠実に尾根上をたどっているのか皆首をかしげる。道が崩壊しにくいのかな。
・1031北東コルに着き、主にMが消耗しているとの理由からコルでC1とする。残雪大量で平らなテン場。写真は翌日のペテカリへの登り。夜半から雨となる。ALの脇にダニが食い込んでいるのが見つかりAL初日から萎える。
4日 ガス時々雨 C1(7:30)−ペテカリ(9:15−30)−ルベツネ(12:20)−C2(12:25)
朝起きるとMの腹にもダニが!自ら切除するM。コルからの登りは雪がべったりで下りだとアイゼンいるだろう。やはり今年は雪解けが遅い。ガスガスのペテカリピークには3人ほど泊まれそうなテン場がある。
ピークから一路ルベツネへ。カール側に泊まれそうな雪堤がたくさんある。ふみ跡は明瞭。ルベツネ南ポコまで両側が切れ気味なのでMに注意していく。日高側からガスが猛烈な勢いで上がってきており、びしょぬれになった。
ルベツネに着きテン場を探すと確かにテン場はあるのだが少し狭い。20分ほど前にいい雪堤があったがいまさら戻る気も起きず、周りを探すと北西尾根にすぐ入ったところに雪堤があり土木工事して泊まることにした。おそらく残雪の多い今年だから泊まれたテン場。
5日 快晴後ガス C2(6:00)−1599峰(9:10−30)−ヤオロマップ(14:00)=C3
今山行初の晴れとなったこの日、テントを出るとそこは雲海の上。見渡す限り山しか見えない世界にしばし浸り出発する。ヤオロが遠い・・・。写真はペテカリ。
ALはほっかむりを被り先頭で藪をこぐ。1599まではよわっちい藪。その先は少し強くなるが基本的にずっと踏み跡が見えているのでどうということはない。雪堤が断続的にあり楽チン。1599先でALが滑落する。細い雪堤を無理に攻めたためで危なっかしい。ヤオロ手前でLの右膝が壊れる。Lのみヒイヒイ言いながらヤオロマップのピークに着き、C3。
6日 快晴 C3(5:30)−コイカク(7:30)−夏尾根末端(9:45−11:20)−道々(13:50)
1839峰はLの膝痛のため泣く泣くカット。快晴なんだがなー。と、よく見ると東西稜線の場所が雪稜のようになっているのが見える。どの道行けなかったかな。
コイカクまで夏道のようなふみ跡をたどり、コイカクにつく。今までの道程を振り返りパシャリ。
日高の稜線を後にし夏尾根を下る。今年は雪が多いのでコイカクピーク直下の急なところにもあるかと思ったが、まったくない。せっかく持ってきたピッケルを担ぎ末端まで。Lの膝は下りには問題なし。沢に降り立ち大休止してダニを払う。先頭を行ったLには19匹付着していた。
コイカク沢は登山靴を履いたまま渡渉を繰り返し道々まで。各々ヒッチして帯広に集合しはげ天へ赴く。豚天丼なるものが新しく出ていて食べてみるがLの個人的な感想としてはいまいちだった。
<パーティ>6月山行日高入門編。なんとか貫徹。核心はダニ。
※5人泊まれそうなテン場は↑の他に・・・
ルベツネ南ポコ、1599峰、1599峰先ポコ、その先のコル、1569、ヤオロ先Co1600、・1560
- コメント (1)
現役の報告・ 2010年6月18日 (金)
【年月日】2010年6月3−6日(3−1)
【メンバー】L井村(3 AL鹿島(3 M高橋 村田(1
【ルート】層雲峡〜黒岳〜凌雲岳〜比布平〜比布・北鎮・間宮・旭・北海・白雲・小泉〜白雲避難小屋〜緑岳〜高原温泉〜大雪湖
←白雲避難小屋への下りと裏大雪
【メンバー】L井村(3 AL鹿島(3 M高橋 村田(1
【ルート】層雲峡〜黒岳〜凌雲岳〜比布平〜比布・北鎮・間宮・旭・北海・白雲・小泉〜白雲避難小屋〜緑岳〜高原温泉〜大雪湖
←白雲避難小屋への下りと裏大雪
<時間とルート>
6/3 曇り→雨 層雲峡(ロープウェイ:8:10-8:45)黒岳7合目(9:00-10:45)黒岳(11:00-12:00)凌雲岳西コル(12:00-12:30)凌雲岳(12:45-13:00)凌雲西コル(14:50)比布平=C1
7合目から雪べったりの急斜面を登る。すぐにEPをつける。視界は100程度。尾根を詰めて黒岳へ。ピーク直下で2人組外国人パーティに出会う。黒岳から降りてきて、北海岳に行きたいらしいので道が正反対であることを教える。
ピークからは石室までは雪はなく、時折視界500。凌雲岳のピークが時折顔を出していた。凌雲の西コルで視界2-300程度。ご覧の通り凌雲の山を取り囲むように雪が付いているので、雪の境界線で荷物デポ。凌雲は全て雪が解けており、快調なアタック。西コルからは磁石を西に切り主稜上に当てた。時折視界が100を切るが風はない。地形が顕著で、視界が50くらいでも進めることができるだろう。主稜上は雪がなく、夏道が明瞭であった。そのまま比布平でC1。比布平は風も弱く、平らで景色も良く超快適天場。天場には雪がなく、すぐ近くの斜面で雪がとれる。
6/4 雪のち雨 stay C1=C2
朝起きるとうっすら雪が積もっていた。視界はほぼ1日中50-100。寒く、視界もないのでstay。暇な1日を過ごす。Mは天気図練習。
6/5 快晴→晴れC2(5:00-5:15)比布岳(5:30-6:10)愛別アタック引き返し(6:10-6:30)C2(7:00-7:40)北鎮岳(7:50-8:40)間宮岳(8:50-9:50)旭岳(10:05-10:45)間宮分岐(10:50-11:30)北海岳(11:40-13:10)白雲岳(13:15-14:00)小泉岳(14:10-14:40)白雲岳避難小屋=C3
昨日とは打って変わっての快晴。3時にテントをあけると雲海に陽がさしておりとても美しい。まさに快適天場。
アタック装備で愛別アタックを目指すことにする。比布までは何もない。比布−愛別間は細いが雪はなかった。稜上まで雪が付いていたのでEPで下ることにしたが、比布からの下りの雪は状態が悪く、亀裂も走っておりさらに急傾斜であったので引き返すことにする。写真は愛別岳。ちなみに永山からのっこすルートは雪がべったりで全天では下れそうになかった。
C2から間宮までの稜上は何もないただの夏道歩き。北鎮から黒岳までの夏道は雪が解けており、全天でも下れそう。間宮分岐で荷物デポして、EPだけもって旭岳にアタック。雪は柔らかく安定していたのでピークまでツボで登る。北海道最高峰に立つ。ピークで山スキーのパーティに出会った。蜜やサイダーをいただいた。ありがたい。北海−白雲間ははじめ雪がなく夏道明瞭。白雲への登りにのみ雪が付いていた。天気が悪いと時間がかかりそう。
白雲までの稜上の崖マークの部分は恐竜の背骨のような岩稜。見た目はとても易しそうで、万が一難しい箇所が出てきてもすぐに捲けることから岩稜を行くことにした。予想通り簡単で、とても楽しかった。だいたい?級くらい。帰りは夏道を使った。
小泉岳は本当に平らで何もないピークであり、看板すら立っていなかった。夏道分岐から雪渓を降り、避難小屋へ。おじいさん2人パーティがいた。中はとても広く、すべてのものを乾かすことができた。
6/6 快晴 C3(5:35-5:55)緑岳(6:05-9:00)大雪高原温泉手前林道上(9:15-11:15)大雪湖
避難小屋から雪渓を横断し、緑岳に続く稜上へ向かう。稜上への登り口は夏道が付いていた。緑岳からは石狩、トムラ、十勝連峰などが一望できた。実に満足。快調な夏道を下り、Co1600から夏道が消え、雪上を行く。温泉への降り口を誤り、高原温泉から1つ東の沢型を下る。Co1400付近から急傾斜のためピッケルを出す。その後すぐにアイゼンを付ける。下った斜面は高度感がなくブッシュも所どころ生えているが、急で時折Mが2~3m滑った。平らになったところでツボにして林道まで。ALが大雪高原温泉まで走り、温泉の人に大雪湖のバス停の場所を聞くと、高原温泉からバス停まで約16kmだという。夏の様なかんかん照りの中大雪湖まで目指す。途中、クマらしき影を見た。一同ビビりまくる。その後シカなどに過剰にビビりながら大雪湖まで。林道のゲートが開いており、車は何台も横を掠めていった。大雪湖の国道までたどり着くがケータイが通じず、ここから2人パーティに分かれて、ヒッチで層雲峡にて落ち合うことにする。ALとM村田のパーティは2秒でヒッチを捕まえ、一瞬で層雲峡まで。LとM高橋もすぐにヒッチを捕まえ層雲峡まで。ALらを乗せてくれた方はとても親切な方で層雲峡のユースホステルまで送ってくれ、層雲峡のいい温泉まで教えていただいた。極めつけにユースホステルでは管理人の方に無料で昼食のうどんをいただいた。本当においしいうどんだった。今度層雲峡に行く時は、ぜひ利用したいユースホステルである。人々の心の温かさを感じながら、さらにヒッチで旭川に向かってこの山行は幕を閉じた。
<パーティ>大雪を満喫できた。長時間行動できた。
6/3 曇り→雨 層雲峡(ロープウェイ:8:10-8:45)黒岳7合目(9:00-10:45)黒岳(11:00-12:00)凌雲岳西コル(12:00-12:30)凌雲岳(12:45-13:00)凌雲西コル(14:50)比布平=C1
7合目から雪べったりの急斜面を登る。すぐにEPをつける。視界は100程度。尾根を詰めて黒岳へ。ピーク直下で2人組外国人パーティに出会う。黒岳から降りてきて、北海岳に行きたいらしいので道が正反対であることを教える。
ピークからは石室までは雪はなく、時折視界500。凌雲岳のピークが時折顔を出していた。凌雲の西コルで視界2-300程度。ご覧の通り凌雲の山を取り囲むように雪が付いているので、雪の境界線で荷物デポ。凌雲は全て雪が解けており、快調なアタック。西コルからは磁石を西に切り主稜上に当てた。時折視界が100を切るが風はない。地形が顕著で、視界が50くらいでも進めることができるだろう。主稜上は雪がなく、夏道が明瞭であった。そのまま比布平でC1。比布平は風も弱く、平らで景色も良く超快適天場。天場には雪がなく、すぐ近くの斜面で雪がとれる。
6/4 雪のち雨 stay C1=C2
朝起きるとうっすら雪が積もっていた。視界はほぼ1日中50-100。寒く、視界もないのでstay。暇な1日を過ごす。Mは天気図練習。
6/5 快晴→晴れC2(5:00-5:15)比布岳(5:30-6:10)愛別アタック引き返し(6:10-6:30)C2(7:00-7:40)北鎮岳(7:50-8:40)間宮岳(8:50-9:50)旭岳(10:05-10:45)間宮分岐(10:50-11:30)北海岳(11:40-13:10)白雲岳(13:15-14:00)小泉岳(14:10-14:40)白雲岳避難小屋=C3
昨日とは打って変わっての快晴。3時にテントをあけると雲海に陽がさしておりとても美しい。まさに快適天場。
アタック装備で愛別アタックを目指すことにする。比布までは何もない。比布−愛別間は細いが雪はなかった。稜上まで雪が付いていたのでEPで下ることにしたが、比布からの下りの雪は状態が悪く、亀裂も走っておりさらに急傾斜であったので引き返すことにする。写真は愛別岳。ちなみに永山からのっこすルートは雪がべったりで全天では下れそうになかった。
C2から間宮までの稜上は何もないただの夏道歩き。北鎮から黒岳までの夏道は雪が解けており、全天でも下れそう。間宮分岐で荷物デポして、EPだけもって旭岳にアタック。雪は柔らかく安定していたのでピークまでツボで登る。北海道最高峰に立つ。ピークで山スキーのパーティに出会った。蜜やサイダーをいただいた。ありがたい。北海−白雲間ははじめ雪がなく夏道明瞭。白雲への登りにのみ雪が付いていた。天気が悪いと時間がかかりそう。
白雲までの稜上の崖マークの部分は恐竜の背骨のような岩稜。見た目はとても易しそうで、万が一難しい箇所が出てきてもすぐに捲けることから岩稜を行くことにした。予想通り簡単で、とても楽しかった。だいたい?級くらい。帰りは夏道を使った。
小泉岳は本当に平らで何もないピークであり、看板すら立っていなかった。夏道分岐から雪渓を降り、避難小屋へ。おじいさん2人パーティがいた。中はとても広く、すべてのものを乾かすことができた。
6/6 快晴 C3(5:35-5:55)緑岳(6:05-9:00)大雪高原温泉手前林道上(9:15-11:15)大雪湖
避難小屋から雪渓を横断し、緑岳に続く稜上へ向かう。稜上への登り口は夏道が付いていた。緑岳からは石狩、トムラ、十勝連峰などが一望できた。実に満足。快調な夏道を下り、Co1600から夏道が消え、雪上を行く。温泉への降り口を誤り、高原温泉から1つ東の沢型を下る。Co1400付近から急傾斜のためピッケルを出す。その後すぐにアイゼンを付ける。下った斜面は高度感がなくブッシュも所どころ生えているが、急で時折Mが2~3m滑った。平らになったところでツボにして林道まで。ALが大雪高原温泉まで走り、温泉の人に大雪湖のバス停の場所を聞くと、高原温泉からバス停まで約16kmだという。夏の様なかんかん照りの中大雪湖まで目指す。途中、クマらしき影を見た。一同ビビりまくる。その後シカなどに過剰にビビりながら大雪湖まで。林道のゲートが開いており、車は何台も横を掠めていった。大雪湖の国道までたどり着くがケータイが通じず、ここから2人パーティに分かれて、ヒッチで層雲峡にて落ち合うことにする。ALとM村田のパーティは2秒でヒッチを捕まえ、一瞬で層雲峡まで。LとM高橋もすぐにヒッチを捕まえ層雲峡まで。ALらを乗せてくれた方はとても親切な方で層雲峡のユースホステルまで送ってくれ、層雲峡のいい温泉まで教えていただいた。極めつけにユースホステルでは管理人の方に無料で昼食のうどんをいただいた。本当においしいうどんだった。今度層雲峡に行く時は、ぜひ利用したいユースホステルである。人々の心の温かさを感じながら、さらにヒッチで旭川に向かってこの山行は幕を閉じた。
<パーティ>大雪を満喫できた。長時間行動できた。
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