99年入部のたどおかなおきです。
遅くなりましたが,GWの現役春合宿の写真を投稿します。
うまく出来なかったらごめんなさい。
行動中は真っ白であんまし撮れなかったのと,
二日目はデジカメの調子がいまいちうだったのでいまいちです。
とりあえず集合写真で雰囲気つかんでくれたらうれしいっす。

林道から尾根に入るところで休憩。
初めての経験に一年目はやられ気味。

三日目のアタック。結局引き返してスキー練でした。
ぼくのザックに寝ゲロったげろっぱ君は一日中死にそうな顔してました。

がすがすです。

3日目終了後に集合写真とりました。

今年の一年目。粒ぞろいで期待です。
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巻機山(1967m)
●2005年5月8日(日) (1ー0)
【ルート】
米子橋→(井戸尾根)→巻機山→ヌクビ沢スキー大滑降(標高差1100m)→米子橋
【メンバ】
L:山森聡(86入部)、M:清野啓介(76入部)、石橋岳志(82入部)、石川守(87入部)
【行程】
5月7日(土) (雨) 米子橋C0(16:00-22:00まで、テントで大宴会)
5月8日(日) (晴) C0(5:40)→ニセ巻機山の先のコル(10:00-30)→巻機山(11:00)→割引沢Co850二股(11:50-12:30)→米子橋(13:10)
【記録】
いよいよ、GWを締めくくる山行だ。当初、宝川温泉〜朝日岳の計画であったが、清野さんの5/5偵察結果や、5/7の雨(予報)の増水による、宝川渡渉のリスクを考慮し、計画を、朝日岳から巻機山に変更した。
5月7日は、清水の集落から、米子橋まで歩いてC1の予定であったが、米子橋まで除雪が入っていたので、駐車場でCOとする。雨も降っているので、早々とテントの中で大宴会。テントは石川ヤンケがモンゴルでの調査の仕事で使っているという、4〜5人用のドームテント。広くて快適だ。清野さんと石橋さんと山森/石川と、3世代に渡り、現役時代は重複して在籍したことはないのに、Roomの話で盛り上がれるのは、AACHの良き伝統だと思う。
5月8日は、4:00AM起床。天気は晴れ。5:40に出発する。井戸の壁と呼ばれる急なところでは、夏道を見つけられず、わずかに雪のつながっている雪壁をけりこんで登るが、雪が硬く緊張する。アイゼン・ピッケルがあれば何でもないのだが、結構消耗した。
その上に出ると、スキーをはいて登っていける。いつのまにか、下界は雲海で、雲上人となって、井戸尾根を登っていく。いい気持ちだ。尾根の右手の滑降予定の米子沢を見ると、大滝が口を開いている。アイゼン・ピッケルがあれば左岸を巻けそうだが、持っていないので、米子沢のスキー滑降は断念する。
ニセ巻機山と巻機山のコルで大休止。避難小屋は、完全に雪に埋まっているようだ。他の登山者も何パーティか登ってきた。
巻機山頂上は、風が強く、早々に下山することにする。米子沢がダメな場合の予備ルートとして計画していた、ヌクビ沢の源頭へ向かう。
ヌクビ沢のスキーは、楽しかった。清野さんのスキーはうまい、かっこいい。石橋兄はテレマークで優雅な滑りだ。石川ヤンケと私のスキーは、本当に上達したと思う。現役時代の2人を知る人は、信じられないと思うが、本当に上達したのだ。沢の途中は、やはり雪崩が心配なので、休まずにアッというまに高度を下げる。いよいよ、安全地帯に着いて、私が地図と周りの地形を見て、現在地の確認をしていると、石橋兄が、地図も見ないで「ここは、コンタ850mだね」とつぶやいている。どこかに看板でもあって、標高でも書いてあるのかと驚いていると、答えは、石橋兄の高度計つきの腕時計だった。高度計は清野さんも持っているという。さては、次に買うべき装備は高度計か?
ここから少し滑ると沢の口が開いていたので、シートラして左岸の台地にあがって、少し歩くと、米子橋に着いた。越後湯沢の町営温泉山の湯(300円)で、汗を流した。
また、来年もこのメンバでスキー山行をすることを誓いあった。沢登りにも行こうということになった。楽しみだ。
(文責:山森聡)

井戸尾根を登る清野さん

井戸尾根を登る石川さん

巻機山山頂にて!(左から山森、石川、石橋、清野)

石川さんもスキーは上達したね!

清野さんのスキーはうまい! かっこいい!

石橋さんはテレマーク!

ひと滑りのあとのビールはうまいぜ!
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至仏山(2228.1m)
●2005年5月4日(水・祝) (1ー0)
【ルート】
鳩待峠→小至仏山(東面をトラバース)→至仏山→ムジナ沢スキー大滑降(標高差800m)→山ノ鼻→鳩待峠
【メンバ】
山森聡(86入部):単独行
【行程】
5月4日(水・祝) (快晴) 鳩待峠(8:10)→至仏山(11:30-12:10)→山ノ鼻(13:00-13:15)→鳩待峠(15:00)
【記録】
尾瀬に来るのは、1999年のGWに、斎藤清克(87入部)と2人で、御池〜燧ケ岳へスキー山行して以来、2回目である。あのとき、燧ケ岳山頂からみた、眼下に広がる尾瀬ヶ原とその先の至仏山の絶景が想い出される。至仏山へ行くのはGWのタイミングがベストである。なぜなら、GW前だと、鳩待峠までの除雪がされておらず、戸倉から歩くはめになる。GWを過ぎると、鳩待峠はマイカー規制となる。これは戸倉から乗合バスをのれば済む話であるが、至仏山そのものが、高山植物の保護のために、入山規制(登山禁止)になってしまうらしい。
鳩待峠に自家用車を停め、スキーの裏にシールを貼り付けて歩き出す。天気は昨日に引き続き快晴。登山者も多く、単独行の不安はない。至仏山頂上まで、しっかりトレースがついている。途中からは、右手に尾瀬ヶ原とその先の燧ケ岳を見下ろしながら、緩やかな傾斜をスキーで登って行く。小至仏山は、東面をトラバースして巻く。
至仏山の山頂は、絶景である。尾瀬ヶ原〜燧ケ岳方面はもちろんだが、西側の利根川源流をとりまく白い山並みの景色は、本当に見事である。しっかりと目に焼き付ける。
ムジナ沢の滑降は、コースを良く選ばないと、途中ハイマツ漕ぎを強いられる。先行トレースを滑って行ったら、途中、ハイマツで雪が切れていることがわかったので、少しもどって、かろうじて雪がつながっているただ一箇所のところを、滑り降りる。沢の途中でトレースに従って、右岸側の尾根に上がって、山ノ鼻に滑り着いた。何件かある山小屋はいずれも営業しているようだ。テントもざっと十数張りはあるだろう。今回はムジナ沢を一本滑っただけだが、山ノ鼻をベースに、ワル沢など何本か滑りにきている人も多いようだ。私の印象では、ハイマツの出ているムジナ沢よりも、真っ白なワル沢の方が、スキーは快調そうだ。もし、また来ることがあれば、ワル沢を滑ることにしよう。但し、途中で左岸の尾根に上がって山ノ鼻を目指さないと、沢の渡渉が大変そうだ。
山ノ鼻から鳩待峠までは、前半の平地は、シールをつけずにかかとを開放してスキーで歩く。後半の登りはシールをつけて登った。この区間は、登山者だけでなく、スノーシューで尾瀬ヶ原を散策しているパーティなど、いろいろなジャンルの人に会った。
戸倉で一風呂浴びる前に、車で大清水というところに行ってみる。ちょっとした湿原があり、水芭蕉の花が咲いている。夢みて咲いている水のほとり。アイヌネギ(行者にんにく)が売っていたので、現役時代の山行を想い出し、なつかしくなったので、土産に買った。戸倉で温泉(尾瀬展望の湯ふきあげ、500円)に入り、沼田で清野さん(76入部)に挨拶して、横浜の自宅へと帰った。
シートラばかりしていた印象のある谷川岳と違い、尾瀬・至仏山は、一度もシートラすることもなく、登りに下りに平地にと、新調したばかりのスキーをフルに活用できて、景色といい、温泉といい、大満足であった。
(文責:山森聡)

至仏山をバックに!

至仏山山頂にて!

至仏山山頂の眺望、尾瀬ヶ原まで大滑降した!

ムジナ沢滑降途中の風景!

尾瀬ヶ原の風景!

大清水では、水芭蕉が夢みて咲いていた!
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谷川岳(1963.2m)、一ノ倉岳(1974.2m)
●2005年5月3日(火・祝) (1ー0)
【ルート】
天神平→谷川岳→一ノ倉岳→芝倉沢スキー大滑降(標高差1200m)→虹芝寮→湯檜曽川右岸(新道)→土合橋
【メンバ】
山森聡(86入部):単独行
【行程】
5月3日(火・祝) (快晴) 天神平(9:30)→熊穴沢ノ頭(10:15)→Co1640m天狗ノ溜り場(11:00)→谷川岳トマの耳(12:00-15)→一ノ倉岳(14:00-10)→虹芝寮(14:50)→土合橋(16:20)
【記録】
山スキー用具一式を新調し、安達太良山スキー山行で火がついた私は、谷川岳に初の山スキー単独行に出かけることにした。会社のスキー部の合宿のため滞在していた野沢温泉の民宿を早朝出発し、ロープウェイとリフトを乗り継いで入山。
シールをつけて30分程スキーで歩くが、夏道上の身長位の岩の段差を降りる箇所があり、そこでシートラ。以後、夏道と雪の上を半々の感じでシートラのまま進む。Co1640mの天狗ノ溜り場から先は、雪の斜面となるが、ツボのトレースを登った方が楽そうなので、シートラのまま、谷川岳(トマの耳)山頂へ。快晴で景色がすばらしい。ここまでは、登山者も大勢いる。
一ノ倉岳までの稜線は、完全に夏道歩きだ。ちょっとした岩の段差が沢山あり、シートラして兼用靴では、歩きにくい。この稜線では、誰にも会わない。
いよいよ、一ノ倉岳山頂から芝倉沢の大滑降だ! 周りには、誰も人がいない。スキーの先行シュプールも2本しかない。Co1100mの屈曲点までの標高差800mを、気持ちよくターンを刻んでいく。景色もすばらしい。
Co1100mの屈曲点は泥まみれのデブリで埋まっており、スキーを脱いで、手で持って通過。以後、湯檜曽川の出合(虹芝寮)までは、ところどころデブリがあり、その度にスキーを脱いで通過する。芝倉沢滑降中にアイゼン・ピッケルで登高中の2パーティとすれ違う。
虹芝寮から湯檜曽川右岸の新道は、雪はついているが、流木や石ころがごろごろしている。傾斜も
ないので、スキーは滑らない。最初はスキーをはいて頑張ったが、不快調なので、途中でシートラ。
土合橋で荷物をデポし、空身でロープウエイ駅の駐車場まで自動車を取りに行く。
妻に下山連絡をして、谷川温泉の湯テルメ(水上町営、500円)で入浴!
快晴のもと、すばらしい眺望とスキーと温泉に大満足の1日であった。
(文責:山森聡)

天神平から谷川岳を望む!

谷川岳をバックに!

谷川岳山頂にて!

一ノ倉岳から見ると、谷川岳が双耳峰なことが良くわかる。奥からトマの耳とオキの耳!

一ノ倉岳山頂=芝倉沢源頭部の眺望! ここから谷底まで大滑降した!

芝倉沢源頭から見た茂倉岳!
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●2005年4月
【ルート】
利別目名川林道→カスベ沢左岸尾根→吊り尾根→メップ岳北西尾根より遭難現場往復
【メンバ】
米山悟(84年入部)、卜部浩一(水産WVOB)、北川徹(山スキー部OB)
【行程】
4月23日
利別目名川林道ゲート車デポ(6:30)発→除雪終点(7:00)→カスベ沢左岸尾根末端(7:55)→吊り尾根稜線(9:45)→遭難現場メップ岳北西尾根標高900m(11:00-12:20)→尾根末端(14:50)→林道ゲート車デポ(16:00)
【天候】
小雨のち吹雪、視界有り
4月10日、函館に来て以来つきあいのあったマツダ君とその仲間のカワツ君がメップ岳で遭難して、カワツ君が死んだ。春にしては硬く凍った尾根上でアイゼン無しのまま20m滑り落ち、ダケカンバにぶつかってそのまま息を戻さなかった。その日ヘリは二人を見つけられず、救助は翌朝になった。マツダ君はヒザが凍傷になるまで甦生に努めた。冷たいミゾレの夜をイグルーで過ごした。現場に残った装備一式を取りに、八雲の北川君、熊石の卜部君と僕との三人で登った。二人と僕は初対面だが、共通の友人が多く、山センスもすぐに理解した。
仕事の後、特急で八雲へ行き、そのまま薪ストーブのある北川宅に前夜泊。翌朝は北檜山で熊石の卜部君と合流して林道ゲートまで。途中まで除雪が入っていて、そこからスキーで尾根末端目指す。少し小雨。尾根はスキーで登るに適した傾斜で、濡れた新雪にシールがよく利く。小雪に変わるが視界は利いている。メップ山頂の少し手前、遭難現場辺りまでが、かすんでいるがぎりぎり見える視界だ。尾根上はブナの疎林で良い感じだ。
吊り尾根に出るところはトラバースが少し怖い。白い斜面で、凍った層に新雪が乗っている。傾斜が緩まる高さまで横着せず登ってから、小さくトラバースする。吊り尾根に出ると厳しい風。日本海側からの風雪がかなり強い。尾根上は雪庇が真上に伸びているようなところがいくつかある。最低コルあたりでアイゼンに替える。雪は締まっていて吹きだまり以外はほとんど潜らない。雪つぶてが目に痛く目出帽を下ろす。
遭難現場にはスキーがまだ立ててあり、イグルーの天井は落ちていたがビバーク跡もすぐに分かった。南側斜面20mほど下のカンバの脇にカワツ君のザックを発見。その場所に花と線香など立てて黙祷する。現場の斜面は急ではあるが、ここが硬く凍っていたとは特別な気象条件だったと思われる。ザックには食料に生のイカ開きがあった。船乗りの彼は、最初に会った函館山西岸の海岸歩きではイカ飯を作ってきてくれたし、家で飲んだときは一夜干し、船で飲んだときは沖漬けを出してくれた。話さずとも気持ちの伝わる良い雰囲気の持ち主だった。
二人分のザックとスキーなどを三人で背負って下る。山頂はガスの中で、行く気がおきなかった。結構な重さになったが、下りの尾根のスキーはそれなりに快適に滑り降りた。ブナの尾根というのは悪かった試しが無い。尾根末端に着くと、除雪がそこまで進んで来ていた。スキーに乗ったり引っ張ったりして林道を歩き終える。
北檜山の町民食堂でカレーやラーメンをがつがつ食べ、臼別温泉という秘湯に浸かり、そのまま熊石、見市川畔の卜部宅にやっかいになる。季節もののサクラマスのルイベをごちそうになって、飲んでいるうちいつしか記憶を無くす。翌日の好天は昼過ぎまで登りやすいタンネのある庭で焚き火して過ごし、カワツ君のイカも焼いて食べた。卜部、北川両氏とは、今後の道南山行を約束した。カワツ君の取り持った仲だ。お別れと出会いあり。
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【日程】 4月9〜10日
【メンバー 】 神谷(東京YCC, 千葉大WV OB) 清野(76年入部)
【ルート】 五龍岳 G5(V)陵
4月9〜10日 五龍岳 東面 G5(V)に行って来ましたので報告します。
当初、木下、神谷、清野の三人で行く予定でしたが、長門君(秀峰)が加わり、2Pに分け、各々G5 G7を登る事に急遽変更。
若い二人に先導され、楽々の登攀と思っていたのですが、グズグズ、ビチャビチャの雪に悩まされ続け、気合いの入った山行になりました。
条件さえ良ければ、ヒマヤラ襞に囲まれた五龍岳東面のど真中を登れる好ルートです。
4月9日
4時に沼田を出発、8時に五龍遠見スキー場で合流。
天気は良くて暑いくらい、若い三人はドンドン行ってしまうので追いつくのが大変。
ノンストップて大遠見迄。積雪は多く、気温が高いため雪が締まっていない。
ワカンをつけて白岳沢を横断、ワカンをつけても膝迄のラッセル。
C沢をつめ、ブッシュの尾根に取り付き、G5にのびるルンゼに入る。
中間部に一部氷化した草付きが出て来てダブルアックスで越える。
尾根に上がった所に絶好のビバークサイトを見つけ泊。
G7を登攀している木下Pが良く見える、18:00過ぎ迄頑張ったようだ。
8:45 地蔵ノ頭〜 10:45 大遠見山〜 12:05 G5稜末端
〜 14:10 登攀開始〜16:45 BP
4月10日
6寺に登攀開始、気温も高く快適に登れたのは、最初の1ピッチのみ、昨日に続きグズグズの登攀。第一の核心部ジャンクションの岩峰は急傾斜の雪壁。トップの神谷君は、不安定な雪を力尽くでねじ伏せ登りきる。
コンテを交え、頂上直下のキノコ雪。小さい雪庇を切り崩し、古いシュリンゲを補強してC沢側に懸垂。ロープを引きずりルンゼからコルへ。上部雪壁から小規模な雪崩が頻発、コル直下で一発くらい、上部雪壁が突破できるのか心配になる。
上部雪壁は、コル正面のルンゼを登り、途中から左の緩いルンゼにトラバース、G5の頭の左の肩に飛び出し終了。
登攀時間9時間、最後迄、グズグズ、ビチャビチャの雪の苦労させられた。
もっと雪がしまっていて条件が良ければ、これ程時間はかからないと思うが、リッジ上は支点になるブッシュは少ない為スノーバー、デッドマンは必携。
5:50 テントサイト発 〜 7:50 ジャンクションピーク -8:15
~9:15 巨大キノコ雪 〜 9:40 上部雪壁下コル 〜 -11:50 G5頭
~ 13:00 五竜岳頂上 〜17:15 地蔵ノ頭 〜 18:00 駐車場
詳しくは神谷君のHPを
http://climbing.x0.com/

大遠見から見る五龍岳東面。

白岳沢を横断、C沢をつめてGVに取り付く

G7稜とそれを登る木下P

ヒマヤラ襞と飛行機雲

絶好のビバークサイト

鹿島槍北壁と北尾根、G7稜

GV稜を見下ろす

巨大なキノコ雪

ヒマラヤ襞の中を登る

GVの頭とキノコ雪のGV稜
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平成17年3月20〜21日
【ルート】
八海山〜オカメノゾキ〜中の岳〜駒ヶ岳〜オツルミズ沢滑降
【メンバー】
清野(76年) 山田(一橋山岳部OB)
【行 程】
3/20 八海山スキー場(8:30)〜千本桧小屋(11:00)〜八ツ峰〜入道岳(13:00)〜五龍岳(14:00)〜荒山のコル(16:30)泊
3/21 天場発(6:00)〜引返し点(7:00)〜五龍岳(10:30)〜阿寺山(11:30)~山口(14:00)
越後三山スキー縦走とオツルミズ沢スキー滑降はここ数年来の課題だったが、昨年、一昨年と、こういう”素晴らしい"計画”に耳を傾けてくれる仲間(斉藤、米山)が次々と内地を去り、寂しい思いをしていた。
日本山岳会青年部の木下君の紹介で、若くて元気の良い”鴨”、もとい”青年”が現れたため二つの課題を一挙にかたずけようと,勇んで出かけたが.....安定しない雪と体力不足で、オカメノゾキ手前から逃げ帰って来た。
来年は、精進して再挑戦します。”志を同じくする者”は連絡を!

八海山から望むオツルミズ沢

八ツ峰の通過

荒山のコル テントサイト

オカメノゾキから脱出

中の岳を望む

オカメノゾキと越後駒ヶ岳
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安達太良山(1699.6m)
●2005年4月16日(土)〜17日(日) (2ー0)
【ルート】
奥岳温泉→勢至平→くろがね小屋→安達太良山→矢筈森→勢至平→奥岳温泉
【メンバ】
L:田中健太郎(87入部)、M:清原実(86入部)、山森聡(86入部)
【行程】
4月16日(土) (雨→曇→雪) 奥岳温泉駐車場(11:05)→くろがね小屋(14:00)C1
4月17日(日) (晴、強風)くろがね小屋(6:20)→安達太良山(7:40-8:00)
→奥岳温泉駐車場(9:50)
【記録】
<1日目>
恒例の春山スキーの季節がやってきた。
春山スキー仲間の斎藤清克は、北海道へ転職してしまったが、1年前に札幌市役所から霞ヶ関に2年間の有期出向で東京にやってきたシェイク(田中健太郎)から、ほんとの空を見に行きませんか?との誘いがあった。そして、この秋に札幌から東京へ転勤になったババア(清原実)も一緒に行こうということになった。こうして、昔の仲間3人で、ほんとの空を見に行くことになった。早いもので、東京に出てきて、今年で17年目になる。メンバーは入れ代わり立ち代わりではあるが、Roomの仲間と、今年も、恒例の春山スキーができるのは、幸せなことだと感謝している。
シェイクは、ババアの家にC0して、早朝自家用車で東京を出発。私は横浜の自宅を早朝電車で出発して、東北本線二本松駅で9:45に、2人と合流。駅前のコンビニで買出しをする。買出しといっても、今回は2食付の山小屋泊なので、行動食少々と、酒とつまみの買出しだ。
奥岳温泉では、雨が降ってきた。雨具の上下を着込んでシートラで歩き出す。いつしか雨はやみ、どんよりした曇り空の下をシール登高で登っていく。勢至平にあがると、乳首と呼ばれる安達太良山が見えた。ここで、あらかじめ五万図の裏に書いてきた詩を、みんなで朗読する。
「あどけない話」
智恵子は東京に空がないといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ、
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が、
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
「高村光太郎、智恵子抄より」
今日の安達太良山の上の空は、白い曇り空なので、ほんとの空ではないだろう。明日に期待しよう。くろがね小屋に着く頃には雪が舞ってきた。
くろがね小屋は、20人位の宿泊客。温泉もあって旅館みたいだ。夕食はカレーライス、朝食は生卵と味噌汁の定食であった。私にとって営業小屋に泊まるのは、AACHに入部以来、初めての経験であった。(と思ったが、現役時代の十勝・白銀荘での冬合宿があったな。)
宿泊客のなかで、スキーをもってきているのは、我々だけであった。(ちなみに、シェイクはいわゆるスキーではなく、ミニスキーを持ってきた。私は、今回、兼用靴から板・ビンディング・シールまで一式を新調した。明日の滑りが楽しみだ!)
<2日目>
今日は快晴。安達太良山めがけて、元気よく歩く。ババアとシェイクはつぼ足で歩いている。私は、シール登高だ! 途中1ヶ所スキーを脱いでハイマツの中の夏道を越えた。その後もシールで登高できたが、今回、兼用靴用にワンタッチアイゼンも新調したので、ここでシートラし、アイゼンも試してみる。先に山頂に着いた2人は、「こんなところでアイゼンを履いている奴がいる」と笑っている。3人で登頂を祝って握手。私は、山頂での握手が大好きだ。山頂から、なんども青い空を眺める。これが、ほんとの空か!山頂から、スキー滑降点の矢筈森まで、稜線を歩くが、風が強い。稜線上は、風で飛ばされてか、雪は全くない。何度も耐風姿勢をとらなければ、本当に飛ばされてしまいそうだ。
矢筈森からは、沢の源頭を快調に滑る。さすがに兼用靴にカービングスキーを新調した甲斐あって、気持ちがいい。あとから振り返ってみると、沢の源頭に、かっこよく、スキーのシュプールが刻まれている。本当に気持ちがいい。ハイマツの夏道をシートラで少し歩いて、勢至平の疎林の緩斜面をスキー滑降だ。途中、つぼ足で登ってくる登山者とすれちがいながら、スキーの寵児を歌いながら、快調に滑っていく。勢至平からみる山容は、十勝みたいだ。というより、Roomの仲間と春山スキーに行くと、「十勝みたいだ!」という感想になることが多い。どうやら、十勝が、心のふるさととして、原風景として、しみついているようだ。
晴れ渡りたる青空 輝き満てる雪原
遠き山連なり ぶどう色に浮かぶ
丘を滑りて谷間へ 木立潜りて出湯へ
雪煙上げつつ いつか裾野に着きぬ
風を(風を)切りて(切りて) 滑る嬉しさ
我を(我を)包む(包む) 雪の柔らか
今は(今は)在らず(在らず)
山は(山は)遥か(遥か)
雪山の楽しければ かくも切なく目に浮かぶ
さて、歌の通り、スキーを脱ぐなり、奥岳温泉に飛び込もうとするが、何と、お湯が満杯になるのが正午になるというではないか。早く下山しすぎた。仕方がないので、車でちょっと下って、岳温泉の光雲閣で入浴。高級ホテルの立派な大浴場なのに、日帰り入浴料¥525はとってもリーズナブル!その後、ふもとの安達町で、「智恵子の生家」を観光して、文学と温泉三昧の春山スキー第一弾は、楽しく終了した。
GW後半には、石川ヤンケ(87入部)や石橋兄(82入部)とともに、第二弾、第三弾を計画中。(谷川岳芝倉沢や守門岳が今のところ候補。)折角、山スキー用具一式を新調したので、もとをとらねば!
ちなみに、学生時代から約20年使用した冬用シュラフ(タフバック1)にも別れを告げ、ダウンシュラフを新調した。早くテントで試さねば!
(文責:山森聡)

谷間のくろがね小屋!

くろがね小屋の温泉!

安達太良山山頂にて!

スキー滑降点(矢筈森)から安達太良山(乳首)を望む!

矢筈森からのスキー滑降!

勢至平の疎林の緩斜面を滑るババア!

勢至平から安達太良山を望みながら詩の朗読!

ミニスキーのシェイク!
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幾春別岳(1063m)
●2005年4月
【ルート】
左股川林道→東尾根の標高点575の南西尾根から往復
【メンバ】
米山悟(84入部)斉藤清克(87入部)、銭谷竜一(90入部)
【行程】
4月16日(晴れ)丘珠空港(10:00)→幾春別川左股林道入り口(11:35)発→575南西尾根末端(13:30)→標高点575(16:00)イグルー完成(16:40)
4月17日(雪風時々晴れ)イグルー発(5:00)→幾春別岳山頂(8:05-15)→イグルー着(10:40-11:00)→尾根末端(11:45)→林道入り口 (13:15)
夕張山地の西の広い無人地帯の最高峰。都合のつく時間内で行けて、まだ未踏で、誇り高そうな山ということで、今週は幾春別。20年前の五万図の束に幾春別を見つけ、やはり前にもチェックしていたことを思い出した。しかし今回、最新の地図を見てその林道の増えっぷりに驚いた。
丘珠空港で斎藤の車に拾ってもらい、三笠まではすぐだ。札幌近郊より近いかも知れない。林道はひたすらシール歩き。まだまだ雪がべったりある。林道が左岸に渡る手前の尾根(標高点575の南西尾根)に取り付きたいが、末端が急だ。その西側の支沢の中も行ってみるが渡渉に不自由。更に西隣の尾根に上がっていくブル道に誘われ、稜線を目指す。結果的には末端が急な最初の尾根を少し無理して登るのが一番だった。ブル道で遠回りして標高点575についたのは午後四時。
三人それぞれ個人装備のノコとスコップを振り回して、あっという間に快適なイグルーが積み上がった。この季節の雪はくっつきやすいので、積み上げ時間は30分弱。近くの立ち枯れを倒して焚き火。寒くも暑くもない良い季節になった。ダケカンバの木立の向こうに夕張岳のガマ岩らしきものが見えた。ここは山深いところだ、見渡す限り明かりを認めず。月は半月。

朝は早起きした。イグルーの厚い壁の隙間から強い風の音が夜半ほのかに続いていた。東尾根は全体に、緩い上り下りで距離が長いが、カンバやタンネ、ニレなどの木の間隔がちょうど良く、印象の良い尾根だ。雪は良く締まっている。ツボ足でも5センチほどしか潜らない。小雪が降り、南風だ。延々歩いて無我の境地に達したころ標高850ほどでスキーをデポ。その後アイゼンに替える。四月も後半なのに気温が上がらないせいか雪は多く硬く、標高が低い割に楽しめる。

天気は相変わらず悪い。頂上は双耳峰だ。視界100mちょっと、気温マイナス3度。芦別や夕張なども見えない。カンバはまばらで晴れれば展望良さそう。帰りは尻セードも交えて楽しく下る。長い稜線はシール外して意外や快走。時々の登りはスキー引っ張りで十分。天気は時々日が射しもするが、綿のような雪が降ったり、粒状の雪が降ったりと変化がめまぐるしい。

イグルーからの尾根下りは557南西尾根をそのまま下る。途中ブル道に何度か出くわし、時折利用する。尾根末端の崖は右の雪斜面を無理矢理降りて沢の中へ。ブル道の多い山だ。夏だったらなおさら見苦しかろう。でもそのせいで、良く管理された樹林でもある。林道は帰りも登り返しが有るが、シールを外しっぱなしでもなんとかなる傾斜だ。入山の時も外していても良かった。今回の雪の状態ならもっと手前から尾根に取り付いても良いし、3日あれば芦別への縦走も出来そうだ。
帰りはドミニカ料理店の看板に導かれ、ドミニカ人の作った豆や魚や豚炙り焼きのご飯を食べた。三笠で最もイカした店と思われる。用事があるので、温泉は行けずに札幌へ。
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