現役の報告・ 2004年4月2日 (金)
敗退 4/1(1−0)
L澤田浩子(3 AL見_宏尚(2 M斎藤基比古 柴谷章仁 村松俊輔(1
<Time & Route>
3月31日 札幌から豊浦を経て函館へ、函館からフェリーで青森へ。八甲田ロープウェイ駅駐車場にてC0。
4月1日 曇り 風強い
3月31日 札幌から豊浦を経て函館へ、函館からフェリーで青森へ。八甲田ロープウェイ駅駐車場にてC0。
4月1日 曇り 風強い
八甲田ロープウェイ終着駅(11:15)・1521引き返し(12:00)ロープウェイ終着駅(12:50) 強風でロープウェイが動かず時間待ち。動き出したのでロープウェイで終着駅へ。雪が非常に硬く、最初からシーズリストックつぼで行く。駅からたも田茂やち萢岳北の平らな部分には竹竿の道標がある。・1521への尾根は夏道がわかる。・1521で視界がなくなり、風も強く、雪が硬くEPなしでは滑落の危険があるため引き返す。帰りは田茂萢岳ピークを経由してロープウェイ駅に戻る。下りのスキー場も雪が硬く大半シーズリつぼで下りた。<Party>
下山後翌日と翌々日の雨の後再度入山するか話し合ったが、やはりEPなしでは危険だと思われたため帰札を決めた。
EPを持っていくべきであった。スキーは楽しむどころではなかった。
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現役の報告・ 2004年3月27日 (土)
3月20〜26日(7−0)
L馬詰(4 AL三木(4 M 斎藤 勝亦 中島(1
Route
19日 車で一日かけて羅臼の熊の湯にC0。熱いお湯で入るのは大変。
20日 晴れ後曇 熊の湯5:10−Co260 6:40〜9:15−Co1040 13:30
Party
19日 車で一日かけて羅臼の熊の湯にC0。熱いお湯で入るのは大変。
20日 晴れ後曇 熊の湯5:10−Co260 6:40〜9:15−Co1040 13:30
スキーをはいて出発。知床大橋から羅臼南東尾根に取りつく。するとすぐにMのスキーとビンディングが分離。仕方ないので一度Lと町に下りて直してから出直す。南東尾根はCo900くらいまではブッシュ。そこからは硬くなるのでアイゼンに変える。みな重荷に苦しんでいたので、Co1040でブロックを積んでC1。21日 曇後晴れ C1 5:40−羅臼岳8:30−羅臼平9:15
昨日の夜は少し雪が降った。朝から山の方は雲がかかっている。Co1100からは急斜面で慎重にステップを切っていく。上部に出ると風が少し出てきた。頂上付近は視界が100〜200。ドームの下に荷物をデポして空身で頂上へ。風が強い。羅臼平に下ると視界が50以下に。南側のCo1320付近でイグルーを作る。すると、12:00にガスが取れ快晴。流氷が遠くに望めた。夜、隙間からの吹き込みが激しいので中にフライを張って寝た。しっかり塞ぐべきだった・・・。22日 快晴 C2 9:20−知円別岳13:40−ルシャ山の先Co580 16:40
朝、外に出るとホワイトアウト。昨日のように晴れることを祈りつつ、イグルーの隙間を埋める。すると9:00に快晴。喜んで出発。快晴の稜線は実に気持ちが良い。オッカバケ岳付近は東側を捲いていく。ここいらはスキーで行けた。だんだん暑くなってきた。知円別を越え、東岳付近から東側をトラバースしつつルシャ山に下りていく。遭難現場で黙祷し、さらに下る。途中でM昇天するが、タンネ帯までは下ろしたいのでがんばってもらう。Co600からタンネ帯。C3とする。結局、天場までアイゼンであった。23日 快晴 C3 7:10−ルシャ川Co170二股 8:10〜30−862北コル14:00
今日も快晴だ。スキーを履いて快調にルシャ二股まで。二股ではクロテンが遊んでいた。平和だ。少し口をあけた川で水を汲みルサ山へ登っていく。今日も暑い。スキーが下駄になり不快調だ。862北コルは西側にタンネが少し生えている。しかし、荒れたらイグルーだろう。シュラフを干してのんびりする。ところがALがピッケルを落としたことに気づく。仕方ないので、ALは器用にストックをストーブで熱して曲げ、ピッケル代用品を作る。岬まではこれで、海岸でピッケルが必要なときはロープを出すことで対処することにする。24日 快晴 C4 5:10−知床岳7:45−ポロモイ台地9:45−ウィーヌプリ南ポコ南コル12:00−岬手前Co110 16:45
今日も快晴。アイゼンで登っていく。1182とのコルに荷物をデポし知床岳をアタック。頂上直下に天場の跡があった。こんなところにテントで泊まる人もいるのかと驚く。ピークからは連山と岬の方へ細くなる半島が望めた。ここは携帯電話が使用可能なのでメールを送る。ポロモイ台地に下りたところでスキーに変え順調に進む。ポロモイの先は、捲けるポコは捲いていく。ウィーヌプリ南コルの手前でどんどん細くなる半島を見て今日中に岬に行きたくなって行くことにする。ウィーヌプリ南ポコからはアイゼンに変えたりもしながら捲けるポコは捲き時間短縮する。ウィーヌプリからは尾根が細くなり所々岩も出てくるが特に問題はない。尾根を下りきったところではキツツキが木を打っていた。日暮れが迫り体力切れでもあるので気持ちの良いタンネ帯でテントを張り焚き火をする。スキーは勢い良く燃えた。疲れてはいたが充実感の一夜であった。25日 曇 C5 7:15−岬7:45〜8:30−ペキンの鼻北14:20〜16:20
出発するとすぐに岬の草原に下る。喜ぶ。海岸には流氷の残りがあり、はじめて見る氷に乗って遊ぶ。ALがウニを取ったが身は入っていなかった。海岸は風が強く寒い。カブト岩付近には鹿の死体がたくさんあった。今から登る崖から落ちたかと思うと気が引き締まる。カブト岩は100m程雪のルンゼを登る。上部は急で条件悪ければロープがいるだろう。下りは適当に下れるが所々急。念仏岩はルンゼを50mほど登り最後にfixロープ掴んで上がる。下りはfixロープを掴んで。その後はひたすら海岸歩き。ペキンの鼻手前で、L-sとMの間が余りにも開くので泊まることにする。26日 雨のち雪 番屋7:10−相泊16:15〜16:45
予報では雨だが起きると降っていないので出発する。するとすぐに降ってきた。ペキンの鼻は番屋のすぐ先から台地に上がり大播きする。下りは捲き道がある。その南、剣岩までも正午が干潮のためか特に問題となるようなところはない。アイゼンの前爪を使うというところ(船泊)もプラ靴で通過できる。剣岩は海の方から捲けた。このときアウターとインナーの間に漬物袋をはくが実に良いアイディアだと思い感心した。タケノコ岩は南にfixロープ。その後の巨岩帯が面倒。化石浜の南のへつりが不可というところは干潮に上手くあたり場所すらよく分からなかった。最後の観音岩で下りがいやらしく懸垂することに。アンカーは木を切って雪に埋めた。最後の海岸をひたすら歩き吹雪になりつつある中、相泊に。久しぶりの舗装路に喜んだ。時間は16:15。最終のバスが12キロ先のバス停から二時間後に出発するのでLが車の回収に一人ランニング。吹雪が強くなり暗くなった頃に今日はバスが運休との連絡が。がっかりしてタクシーを呼ぶ。しかしタクシーのライトがあるところから近づいてこない。急いでいってみるとゲートが閉まっていた。仕方ないのでLのみ車で一夜を明かし他の4人はまたテント。今日はびしょ濡れだっただけに不憫に思う。夜から猛吹雪で大荒れ。27日 猛吹雪
朝4時間かけて皆ゲートまで歩いて無事合流。ALが転ぶほどの風だったようだ。お疲れ様。 帰りは吹雪のため釧路方面通行止めになり根室の方を経由してハゲ天へ。御影駅で1泊して、28日に帰札した。
Party
L-s 気が良く特に問題なかった。悪天につかまらなくて良かった。
M 大変良く頑張った
感想
中島:色々と迷惑を掛けてしまったが素晴らしい経験でした。
勝亦:色々と大変だったけれど素晴らしいメインだった。
斎藤:行けてよかった。満足でした。
三木:みんなありがとう。
馬詰:実に楽しかった。
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現役の報告・ 2004年3月14日 (日)
16年3月7日〜13日 (5−2)
L馬詰(4 AL澤田(3 見瀬(2 M金子 柴谷 村松 吉田(1
Route
3月7日 晴れのち曇り 登山口10:00−半面山14:35
3月7日 晴れのち曇り 登山口10:00−半面山14:35
芦別山塊が見事に望める朝でした。夕張下山口の金山の林道へ車を回して冬尾根を登る。小春日和のよい天気。明日から移動高で平穏な春メインを予感する。登りは快調に登り半面山で風の防げそうなところに夏天。雪も降らない予報だったので少し掘り下げる。Mはパー食の重みに耐えかね初日から豪華な夕食でした。3月8日 曇りのち雪 半面山6:10−芦別岳9:15−芦別南東尾根1630南10:00
朝は視界が200〜300。移動高の読みで天気は上り坂と見て出発。雲峰山からシートラ。確かに雪崩に注意が必要。ピーク直下のトラバースは雪も少なく問題ない。ピークにつくころには視界が50mほどで風も出てきた。ピーク付近の岩塔をルートファインディングする視界が無いので、ピークから南東尾根を下りポントナへの斜面で雪洞かイグルーを作ることにして斜面に入る。ポントナへトラバースを開始してすぐに完全なホワイトアウトになったので南東尾根直下まで戻り雪洞を掘る。3月9日 雪 停滞
昼から移動高で全道的に晴れる予報だったので昼から全装で待つが一日中ホワイトアウト。午後吹き溜まり方が激しくなってきたので入り口に通路として小さな、かまぼこ型イグルーを作り出口を確保する。3月10日 晴れのち雪 Co1630付近5:00−鉢盛山8:35−1415の下12:20−1415ピーク13:20−1262の下14:30
今日は移動高で午前中持つ予報なのでラテルネ行動で出発。ポントナまでの台地はやはり晴れていないと厳しい。ポントナは風が強いのでシーずりで通過。下りには視界が必要。1436は岩峰なので西側を捲いていく。夕張マッターホルン(1415)がかっこいい。1415の下につくころには天気が悪くなり始める。風が強く一度1415のアタックを取りやめようとしたが気を取り直して再度出発。登りは太ももから腰のラッセルだがカンバもありそれほど雪崩も怖くない。ピークはまたもや何も見えないが喜んだ。下りは一年生もいるのですべてバックステップ。1262の下のタンネ帯に夏天。夜から大きな低気圧が通過するので防風ブロックを積み雨に備えて寝る。3月11日 雪 停滞
朝は湿雪で雨は免れた。準備山行の南日高で雨で手痛い目にあっているだけにホッとした。今日は強風で黄砂が飛んだようだ。3月12日 雪 C5 6:00−1290南コル付近10:00
今日は冬型。黄砂のせいで雪が汚い。視界は100〜200。風は強いが問題ない。1262から1303まではブッシュが少し出ているので視界が無くてもなんとかなる。1290付近は風を避けて東を捲いて行く。1290南のコルのタンネ帯で夏天。3月13日 雪 C6 6:50−夕張東尾根1420付近9:15−夕張岳10:40−東尾根1270付近12:00−林道16:55−トナシベツ川の「川」の字(車)18:00
今日は冬型で午後から南岸低気圧。朝出てみるととても夕張のっこしできる天気ではないので方針を変え、南富良野町の「富」の字から夕張東尾根にトラバースをし、こからアタック。1500でデポ旗を打ち北側へトラバースし再びデポ旗を打ちアタックすることにする。で、デポ旗をつくり出発。「富」の字からの東尾根のCo1420を目指してトラバース。ブッシュは少し出ているが視界がない。途中先頭を行っていたLが小さな沢型を見出せず少し落ちる。問題ないが、ブッシュが見えたので雪面を凝視することを油断してしまった。東尾根1420にドンピシャで出て、シーデポしてアタック。1500にデポ旗を打ち北面へトラバース。再びデポ旗を打ち北面を登る。このころから時々視界が出てさらに西に尾根を見つけたが風が強そうなので少し急だが北面を登る。頂上直下で尾根に出るとかなりの風。引き返しも考えたがこのパーティーはかなり風に吹かれているし、少しなので行くことにする。一瞬で頂上を後にし下山にかかる。北面の下りは上部バックステップ。1415でのバックステップの経験が役に立った。その後はシーデポまで磁石で戻る。スキーに履き替え東尾根を降りる。小夕張岳(1234)は急で細くセッピも出ているのでアイゼン。このころから南岸低気圧の影響で天気が悪くなってきたがもう樹林帯内なので安心。881からは急でブッシュも出ているので大体つぼで降りる。
林道に出てからは無心で一時間歩き、暗い中車についた。実に天気の悪いメインであった。
参考:携帯電話は稜線上では電波が入る。
Paty
悪天行動ばかりであったが良い経験になった。
L-s 芦別ピーク直下のC2は微妙な判断であった。南東尾根へのトラバースが問題なく比較的退路が確保されていること、翌日が晴れの予報などを考慮して泊まることにした。小山行では泊まってはいけない場所であると思う。
L 馬詰:少々突込み気味であった。
AL 澤田:悪天行動で前を行ったりと良く頑張った。
見瀬:大変良く頑張ってくれた。
M 金子:良く頑張った。
柴谷:パー食ごちそう様でした。
村松:良く頑張った。もう少し諸動作を早く。
吉田:良く頑張った。
感想 馬詰:予想外にボリュームのあるメインになって充実して楽しかった。
澤田:良い経験になりました。
見瀬:良い経験になりました。
金子:とべそうだった。
柴谷:軽量化が重要だと思った。
村松:予想以上のボリュームだった。
吉田:晴れて欲しかった。
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記事・消息・ 2004年2月25日 (水)
松村 雄 会員提供
博物館ホール一角に造られたラマ教経堂
中庭に造られた石積みのミニヒマール
首相到着を待つ各部族代表の子供達 (背景は博物館ホール建物)
オープニング会場へ入場するグルン族代表
国際山岳博物館のホームページ
International Mountain Museum, Pokhara
Nepal Mountaineering Association
中庭に造られた石積みのミニヒマール
首相到着を待つ各部族代表の子供達 (背景は博物館ホール建物)
オープニング会場へ入場するグルン族代表
国際山岳博物館のホームページ
International Mountain Museum, Pokhara
Nepal Mountaineering Association
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現役の計画・ 2004年2月20日 (金)
(5−5)
L:馬詰(4 AL:澤田(3 見_(2 M:金子 柴谷 村松 吉田(1
<時間とルート>
1日目 登山口(6h)半面山=C1
<天気・停滞・進め方>
<パーティー>
1日目 登山口(6h)半面山=C1
冬尾根を行く。半面山でイグルー作ってC1。2日目 C1(2.5h)芦別岳(3.5h)鉢盛山(1.5h)Co1100付近=C2
雲峰山付近でシートラ。芦別岳ピーク直下で南東尾根に50mほどトラバース。雪崩に注意する。ピークアタック後、鉢盛山の南Co1100付近まで。ポントナ(1683)の下りは視界いる。1436付近は細いので西側をまく。3日目 C2(6h)「南」の字付近
1262〜1304は広いので地図読みに注意して行く。タンネ限界はCo1200。4日目 C3(2h)夕張岳(6h)林道終点
C3から夕張岳の肩にシーデポして夕張岳をアタック。その後、夏道の金山コースを下る。小夕張岳〜1108付近の稜線は細い。この時期、Roomで行っている記録はない。5日目 C4(5h)金山
林道を金山まで。
<天気・停滞・進め方>
停滞は5日。芦別乗越しに2日、夕張乗越しに2日。天気は2日待てば回復する。夕張の東尾根は停滞1日以上持って入る。天場着15:00、最終下山時刻16:00。芦別の乗越しは風が弱い時は視界2〜300、風が強い時は500で乗越す。雪崩気を付けるところは芦別ピーク直下とポントナの下り。 エスケープ:C3(4h)夕張ヒュッテ(5h)白金
夕張岳からほぼ夏道通しに下る。滝ノ沢岳側の夏道を使う。夕張ヒュッテ付近の林道では雪崩に注意。
<パーティー>
L-s:Mを見る。地図読み。<装備>
M:口出し
夏天、スノーソー×3、のこ×2、鍋、茶食器、ローソク、ストーブ、灯油110ml/人・日、無線、スキー修理具、薬品、アイゼン修理具、他、スキー、ストック、EP含む冬山個装。<準山>
1回目:上ホロ、三峰
2回目:三段山
3回目:南日高十勝岳
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現役の計画・ 2004年2月20日 (金)
3月下旬〜4月上旬(3−3)
L澤田浩子(3 AL見_宏尚(2 M斎藤基比古 柴谷章仁 村松俊輔(1
Time & Route
1日目 八甲田ロープウェイ終着駅(2.5h)仙人岱ヒュッテ=C1
Escape
Weather, Stay & Tactics
1日目 八甲田ロープウェイ終着駅(2.5h)仙人岱ヒュッテ=C1
井戸岳は東側を捲く。ヒュッテ横でC1。樹林限界はCo1200。2日目 C1(2h)高田大岳(2.5h)猿倉温泉(2h)・1353=C2
仙人岱ヒュッテから高田大岳へ。高田大岳ピーク直下はツボになるかも。くだりは夏道上を行き、・974から磁石切って猿倉温泉へ。温泉から・1353までコンタ尾根をあがる。・1353付近でイグルーか雪洞でC2。3日目 C2(1h)駒ヶ峯(1h)櫛ヶ峯(1h)駒ヶ峯(1h)乗鞍岳(3.5h)蔦温泉
駒ヶ峯ピーク直下南側、櫛ヶ峯北の尾根に小さい雪庇が出るかも。櫛ヶ峯北Co1440尾根分岐にデポ旗2本。駒ヶ峯、櫛ヶ峯At後乗鞍岳・赤倉岳を経由して赤倉岳南東尾根を下山。長沼付近から蔦温泉へ。
Escape
仙人岱ヒュッテ(2h)酸ヶ湯温泉
・1353(2h)猿倉温泉
Weather, Stay & Tactics
四月上旬は高気圧と低気圧が周期的に通過する。特に悪い山域ではない。Party
停滞3日。高田大岳のっこしはピークから斜面が見渡せる視界。
乗鞍のっこしは駒ヶ峯から櫛ヶ峯が見えるくらいの視界。
天場着15:00。最終下山16:00。最終日のっこしあり。
L-s:天気判断、雪面判断、Rf、Mを見る、地図読みEquipments
M:口出し
冬天 フライ のこ2 スノーソー2 鍋 茶食器 ストーブDf 灯油110ml/人・日 ローソク スキー修理具 無線* 薬品* デポ旗2*
他スキーストック含む冬山個装 (*:Ls装備)
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現役の計画・ 2004年2月20日 (金)
4月 (5−4)
L馬詰(4 M中島(1
Route
1日目 旭岳温泉―(ロープウェー)―姿見駅(0.5h)旭岳石室
Escape
トムラ以北は東側へ
Tactics
1日目 旭岳温泉―(ロープウェー)―姿見駅(0.5h)旭岳石室
ロープウェーで入山。石室まで夏道伝いに行く。ロープウェーが動いていない場合は天女が原コースで登る。旭岳温泉(4h)石室
2日目 石室(1.5h)旭岳(3.5h)白雲岳避難小屋(4.5h)忠別岳避難小屋
石室から夏道伝いに旭岳へ。熊ヶ岳の南東をネグり間宮岳に出る。外輪をたどって白雲岳と小泉岳のコルを経由し白雲岳避難小屋へ。白雲岳Peakはカット。外輪は固いこともある。高根ヶ原、忠別岳を通り忠別岳避難小屋へ。小屋は使える。
3日目 忠別岳避難小屋(4h、ヒサゴ沼経由)トムラウシ岳(1h)三川台(4.5h)オプタテ北東1404コル
五色岳からヒサゴ沼を目指してまっすぐ下る。ヒサゴ沼避難小屋は使える。ヒサゴから西の沢型を登り天沼経由でトムラウシへ。ドームの西側からアタック。三川台付近は少し雪庇が出る。三川台から尾根伝いにツリガネ山、コスマヌプリを経由しオプタテ北東1404コルまで行く。4日目 1404コル(2h)オプタテ(1.5h)美瑛富士避難小屋(2.5h)美瑛岳(3h)十勝岳(1.5h)H
ひたすらシートラで稜線上を行く。Hから少しD尾根に下りヤツデのコルでC4。5日目 H(2.5h)富良野岳(2.5h)前富良野岳(2.5h)秋雲橋(1h)布礼別
富良野岳、前富良野岳を経由し、前富良野南西尾根(846を通る)で下山する。
Escape
トムラ以北は東側へ
- 白雲岳避難小屋(3h)大雪高原温泉(3h)大雪湖:緑岳経由。1500からタンネ。
- 忠別岳(3.5h)沼の原橋(3h)大雪湖:ヌタプカンベツ川左岸。1740からカンバ。1600からタンネ。
- トムラウシ山(7h)トムラウシ温泉:カムイサンケナイ川に下りる。 1400からタンネ。
- 1404コル(2.5h)白金温泉:オプタテ東尾根の基部へ。1200からタンネ。
- 美瑛富士避難小屋(2.5h)白金温泉:涸沢川右岸へ。
- Yユ(・1116経由2h)白金温泉
- H(1.5h)十勝岳温泉:温泉スロープ。
Tactics
はじめの3日間の天気を読んではいる。停滞は4日。1404コルまでの行動予備として1日。十勝のノッコシに3日。視界はオプタテ以北で500以上。旭岳〜白雲、トムラウシ付近は∞を確保したい。オプタテ以南は200〜300。Hから最終日ノッコシをする場合は時間待ちをしない。天場着16:30。最終下山18:00。
-
(予定以外の天場)
- 白雲岳避難小屋
- ヒサゴ沼避難後小屋
- 美瑛富士避難小屋付近(または北側斜面Co1300付近)
- 前富良野岳と富良野岳とのコル南側
L体力、地図読み、Mを見る
M体力、地図読み、諸動作、口出し
(装備)
マジックマウンテン、フライ、スノーソー、のこ、ストーブ、灯油100ml/日・人 なべ、無線、スキー修理具、アイゼン修理具、薬品、スキー(スノーシュー)・EP含む冬山個人装備、 食料はフリーズドライを使用
(備考)
今回リーダー一人に一年目が一人というパーティー構成だが、小山行では十分考えられるパーティー構成である点。この時期春メインを終えて二年生になっており、このような構成で例年高いレベルの山行を組み始める時期である点。携帯電話が旭岳、白雲岳避難小屋、忠別岳、五色岳、トムラウシ山、オプタテ以南の稜線上で使用できること(天気に左右されることがある。メールのみ。)停滞4日と少なめに取ってある点。これらを十分に考慮してほしい。尚、例会で指摘があったようにMに主体性をもたせた準備山行(白井岳・余市岳)を行う。
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現役の計画・ 2004年2月20日 (金)
3月中旬〜下旬(9-7)
L馬詰(4 AL三木(4 M斎藤 勝亦 中島(1
Route
1日目 知床大橋(4h)Co950C1
Escape
Tactics
1日目 知床大橋(4h)Co950C1
知床大橋付近から羅臼南東尾根に取り付く。下部は近郊みたい。Co950付近でC1。2日目 Co950(1h)Co1100(3.5h)羅臼岳(0.5h)羅臼平(5h)知円別岳
Co1100からシートラ。ピーク経由で羅臼平に入る。オッカバケ山は東側をネグる。知円別岳付近でC2。3日目 知円別岳(5h)ルシャ川Co170二股
東岳北のポコからルシャ山に下る。ルシャ山までシートラ。ルシャ山からルシャ川Co170二股に降りてC3。4日目 ルシャ川Co170二股 (5.0)862北コル
773.9(ルサ山)へ続く尾根をのぼり862北コルでC4。5日目 862北コル(3h)知床岳(2h)ポロモイ台地(3.5h)ウィーヌプリ南コル
1182.1西コルでデポし、知床岳をアタック。ポロモイ台地手前は注意。その後、ウィーヌプリ南ポコ南コルまで。タンネがある。6日目 ウィーヌプリ南コル(5h)知床岬
ウィーヌプリから北の尾根はCo500付近は細かったりしてブッシュの濃い。尾根を岬まで行きC6。7日目 岬(1日)ペキン川河口
カブト岩は捲き道を行き下りはザイル。念仏岩はルンゼの登りでロープ出す。ペキンの鼻は大きく捲く。8日目 ペキン川河口(1日)ウナキベツ河口
「泊」の字のところは前爪を使うへつり。メガネ岩はへつったあと岩をくぐる。剣岩はルンゼを登り下り。ロープ出す。タケノコ岩の北は下りでfixロープがある。タケノコ岩付近は巨岩帯。化石浜の南は水の中も行くこともある。9日目 ウナキベツ河口(3h)相泊
観音岩は問題ない。あとは歩く。
Escape
- 羅臼平(3.5h)岩尾別温泉
- 知円別岳(5h)岬町
- 862北コル(3.5h)カモイウンベ川経由で海岸
- ポロモイ台地東端(4h)ウナキベツ経由で海岸
Tactics
停滞は7日。知円別のっこしに3日、知床岳のっこしに3日、海岸に1日。オッカバケ岳付近、東岳付近、知床岳〜ポロモイ岳は十分な視界が欲しい。羅臼岳は天気が悪ければCo1500ふきんでトラバースし羅臼平に入り、後でアタックする。Party
L-s 天気判断、海岸の対処装備
M 体力、口出し
エスパース、フライ、ストーブ、灯油100mL/日、鍋、茶食器、ろうそく、無線、薬品、のこ×2、スノーソー×2、ロープ8mm・50m、アイゼン修理具、スキー修理具、スキー、EP含む冬山個人装備準備山行
1回目 1月31~2月1日(2-0) ODZ〜上ホロ〜三峰
2回目 2月7日または8日(1-0) 三段山〜NP
3回目 2月28日〜3月3日(3-2) 南日高 十勝アタック
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現役の報告・ 2004年1月4日 (日)
03 12/26~04 01/03 (7-2)
L 瀧花5)AL 三木4) 澤田3) M 勝亦 斉藤 柴谷 中島 村松 吉田1)
(Time and Route)
12/26 雪 曙橋(9:25)~オプタテシケ沢左岸Co760C1(14:30)
(Party)
(Impressions)
12/26 雪 曙橋(9:25)~オプタテシケ沢左岸Co760C1(14:30)
前日の夜中、ようやくの大雪の中出発。朝方、デポを置くためにトムラウシ温泉に向かうも除雪がされておらず、いろいろ手間取り曙橋を出たのは朝もだいぶたったころであった。しばらくラッセルしていると後ろから除雪が来た。結局、殿狩橋まで除雪が入る。そこから全員で仲良くラッセルを交代で進め、オプタテシケ沢左岸Co760でC1とした。12/27 晴れのち雪 C1(7:10)~Co1030C2(9:30)
オプタテに向けて斜面を登る。途中・997を経由していく。アタックは天気的、時間的に厳しいと判断しCo1030でC2とする。C2設営後、・997から北西に伸びる尾根をCo1300付近までトレースをつけに行った。帰りは軽い新雪を快調に楽しめた。12/28 雪 C2(6:45)~Co1200時間待ち(7:30~8:30)~C2=C3(9:10)
前日のトレースをCo1200のタンネ限界付近で視界ないのでツェルトをかぶり時間待ちするも回復しないので、天場にもどる。12/29 湿雪 C3(7:30)~緑雲橋C4(14:40)
予想通り、低気圧が通過する。明日は冬型が強まるとの見込みなのでオプタテを諦め先に進めることにする。林道に乗り、トノカリのカの字の橋を渡る。林道を行き三股山の斜面を温泉に向けて行く。ブル道や林道が錯綜している。緑雲橋へおりる斜面は急である。この日は折りからの湿雪で全員びしょ濡れとなる。トムラへ向けて士気を保つにも、消耗したMをみるのも忍びなく、下山までとっておくはずの温泉に入るのも止むを得ない処置であった。デポを回収。12/30 風雪 C4(7:30)〜カムイサンケナイ川二股C5(14:40)
強い冬型で樹林帯でも視界は100mを切ることもあった。社会人の先行Pがいたのでそのトレースを使用させていただく。夏道の一つ西の尾根から取り付き、あとは大体夏道上をいく。短縮登山道との合流点から北にカムイサンケナイ川に向けて下りる。渡渉はCo970付近の屈曲部で、最初Lがスノーブリッジを使い渡渉するも破壊してしまったので、後続のために橋架けをする。沢沿いは急なところもあるので左岸の尾根に乗り、二股まで。二股にはそれと分かる過去のRoomの痕跡があり、見つけたときにはなんだかホッとさせられた。12/31 雪のち曇り Stay C5=C6
日中に谷が通過するということなのでStay。午後LとALでトレースをつけに行く。二股の渡渉はスノーブリッジ。尾根は取り付き急なので状態によっては雪崩の警戒が必要である。取り付き以外は快調な尾根。1/1 雪 C4(7:30)~前トムラウシ平Co1720引き返し(9:35)~C6=C7(11:50)
前日のトレースを辿る。尾根を登っている最中、風は少しあるが青空も時折見える。Co1660でシーデポ。樹林限界ともなると風が強くなる。行けるとこまで行ってみることにするも、Co1720の前トムラウシ平付近で視界、風ともに厳しく引き返す。帰幕後焚き火をする。また一つ痕跡を増やした。1/2 雪 Stay C7=C8
カードをしたり、焚き火をしたり、寝たりして過ごす。1/3 雪 C8(7:15)~トムラウシ温泉(13:05)
この日も朝から雪。次の日も悪くしばらく冬型が続くとの予想なので下りることにする。来た道を戻る。途中、渡渉点を通り過ぎ、一時間ほどロス。夏道上に出るトレースがあったのでそれを辿り温泉まで。結局、ピークを踏むことなく新しい年になっていた。
(Party)
L-s:天気判断少し甘かった。 AL ルートファインディングまだまだ
Mの一人が指に一度の凍傷を負う。アタックの最中にできたものと思われるが、注意が十分ではなかった。
M:ラテルネ、ストーブ修理具忘れる。諸動作はまだまだ遅い者もいる。体力、行動技術はできている。
(Impressions)
勝亦:冬山体験できてよかった。R.Fがんばりたい。
斉藤:寒かった。最後までいけなかったのは無念。柴谷:物足りなかった。
中島:天気判断の重要性がわかった。
村松:寒さの厳しさを身をもって実感した。
吉田:日に日に動きが鈍っていった。これ以上いたら大変だった。
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現役の報告・ 2004年1月1日 (木)
12月25〜31日(6−1)
L馬詰(4 M市川 見瀬(2
24日
(ルートについて)
澤田の新しい車で送ってもらう。林道は雪はないがツルツルで、怖がる澤田を不憫に思いソエマツ川出合でC0。25日 ソエマツ川出合6:20−カムイ山荘C1 8:55 晴れ
ツルツルの林道を歩いてカムイ山荘へ。雪が少なく先行き不安。Lが、翌日の渡渉点へ偵察に行き氷で滑って川に落ち、プラ靴を濡らしてしまう。煙の漏れる煙いストーブで必死に乾かす。夜、強力な低気圧の通過で雪、雷となる。26日 カムイ山荘−中間尾根末端7:00−Co1100(C2)12:00 雪後晴れ
朝方は雪が残る。前日に作った渡渉点で渡渉する。中間尾根は下部にうっすら踏み後があり雪は少ないが楽に上がれる。途中からラッセルとなる。雪もあがり冬型が決まったのか快晴になる。風も弱くなり強烈な冬型なのにとても穏やかなC1。27日 Co1100 6:20−中間尾根頭7:50−カムイ岳11:00−1468西JP(C3)13:10 晴れ
頭までは所々スノーシューを脱いでアイゼンで上がる。頭からも藪、ラッセルに加え岩が出ている所もありこまめに変えていく。今日は冬型なのだが風も弱くとても穏やかだ。カムイピーク付近には雪も少なく記録にあるような穴の掘れそうな吹き溜まりは無かった。カムイの東尾根に入るとさらに藪が濃くなる。靴幅リッジの手前1468西のJPブロックを積んでC3。テントでは低気圧をやり過ごせるような所ではないが、もう少し雪があればイグルーが作れる。28日 C3 6:20−ソエマツ岳(C4)11:00 晴れ後雪
今日は冬型がくずれ等圧線が横に入るが天気は良い。靴幅リッジはブッシュも出ていてそれと言われなければ分からないほど。ノーザイルで行く。むしろその先の1468の上り、ソエマツの上りの方が岩が出ていていやらしい。ソエマツピーク直下の東尾根上に吹き溜まりを見つけイグルーを作る。やわらかい雪とブッシュに苦戦し3時間で完成。29日 停滞
午後に寒冷前線の通過。昼には地震が起きてビビる。雷もなっている。一日のんびり。イグルー内の気温が上がり過ぎ、夜少し壁が落ちてきてあせる。札幌でも雨が降ったようだ。30日 ソエマツ岳6:30−ピリカヌプリ10:30−1512の北二つ目のコル(C6) 12:15
31日 C6 6:40−トヨニ岳9:10−南東尾根末端11:05−国道のトンネル12:25今日は冬型。朝の糞はかなりシビアだった。Mのジャケトのチャックが壊れたので雨具にする。冬型が緩み天気は回復傾向にあると読んで出発。視界は500以上だが、風が強く時々振られる。ソエマツ南2個目のコルにGAP。東側をトラバース。問題ない。そのすぐ後の上りの方がいやらしい。1529手前で風が強くなり少し様子を見て出発。1529南コルに吹き溜まりがありイグルーも作れる。ピリカピークでは風も収まってくる。ピリカのくだりは視界がないと西の沢型に迷い込む恐れがある。1512の北二つ目のコルにイグルーの出来そうな場所があり、天気も再び悪くなりそうだったのでブロックを二重に積んで作る。二時間。二年生は始めての風の中の行動であった。
今日も冬型。視界は100〜300。風は強いが行動の支障にはならない程度。昨日よりも暖かく 風も一定なので歩きやすい。トヨニ北峰の前で単独登山者を追い越す。トヨニの南東尾根はまだまだブッシュが濃いが途中に誰かのイグルーがあった。博清橋に上がる林道は発見できず結局トンネルの所に上がる。今日はすべてスノーシューで行動出来た。
帰りのヒッチでやくざの人に乗せてもらった。冬の海に潜って密漁しているそうで意外に地味な仕事なのだなと思った。
(ルートについて)
今年は雪が異常に少なかった。大雪でも12月中旬からまともに積もるという感じであった。Party
予想通り雪は少なくその分ラッセルは少ないのだろうがやぶが多く、それ以上に岩が出ていて意外に緊張した。準山に登攀を入れておいてよかったと思う。例年どおりもう少し雪があれば随所でイグルーが作れるだろう。スノーシューはタブスのアセントとMSRのデナリを使ったが今回はやぶが多く履き替えも頻繁でタブスの方が良かったと思う。冬はタブス、春はMSRという感じである。
タブス:上りに強い。ブッシュが出ているときなど小回りがきく。クランポンが小さくクラスとに弱い。下りに弱い。
MSR:クランポンが大きくクラストに強い。下りに強い。安い。着脱が面倒。上りに弱い。
足も揃い3人だったのでスピーディーに行動できた。久しぶりの冬メイン貫徹でき良かった。
L 天気周期もよく楽しめた。
M 諸動作が遅いのと、ピッケルのつき方がいい加減になってしまうのを除けば、ラッセルもよくして悪天行動も経験しとてもよく頑張った。優秀なMであった。
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